現在地:ヘビの最期
※本作はCERO Z指定ゲーム(18歳以上対象)です。記事中のスクリーンショットに、残酷な映像が含まれる場合があります。
ローディング中に、操作説明やTIPSが読めるのはこの手のゲームのお約束になっていますが、レベルアップに関するTIPSで成程と感心しました。
早くレベルを上げるには、罪のない番兵を攻撃するよりもクエストを達成したほうがいい。当然ながら彼らにも家族がいる
言い回し自体もユーモアが利いていて面白いですが、確かにこの作品、敵を倒した時に得られる経験値は僅かなんですよね。このTIPSのお陰で、そもそも真っ向勝負で敵を倒して経験値を得るゲームデザインではない、という基本がわかりました。
今回のメインクエストは、王宮に忍び込み、「ヘビ」の男が何者か暴くところから開始。
さすがに王宮だけあって、調度品などが非常に豪華です。
巡回の兵士が多く、ちょっと気を抜くと思わぬ方向から見つかってしまうので、苦手なステルス行動を頑張りました。
結果、アビリティ「動物使い」の行使に必要という理由で習得した「スリープダーツ」が、ステルス潜入時には便利な道具だということが判明しました。
主要な建物の入り口は2人の兵士が守っているので、夜陰に乗じても片方を暗殺しても、即もう一方に見つかってしまいます。そんなとき、「スリープダーツ」で一方を眠らせた後、起きている方が異変に気づく前に素早く暗殺。その後、眠ったままの兵士の息の根も止めておく、という時差攻撃で楽に安全を確保できるのです。今後も、警備兵2人までならこの方法で突破できそうです。
ヘビの正体は、王室書記官エウドーロスだとあっさり判明。
プレイヤーがエウドーロスを知らないのでなんとも言えませんが、アレクサンドリアの探索中に、とある邸宅で「エウドーロスは浴場に行っている」と会話しているのを聞いた覚えがあります。いつでも浴場に行ってる人だなと思っていたけれど、クエストの都合だったのか(笑)。
というわけで、浴場でエウドーロスを始末することになりました。
市民の憩いの場が突然血生臭い惨劇の場になってしまい、申し訳ないですね。この浴場、しばらくは営業停止になるんじゃないでしょうか。
ローマ好きとして公衆浴場に入れたことでテンションが上がったけれど、アレクサンドリアにも浴場があったんですね。いや、ローマから輸入された文化なのか。この時代、ローマ人がエジプトを実効支配し始めていたわけだから、さほど不思議ではありませんでした。
暗殺は成功し、見咎められることもなく逃げ果せたものの、エウドーロスが本当にヘビだったのか、という疑問は残りました。
私自身、エウドーロスがヘビの関係者であることは間違いないけれど、ヘビ自身ではなかった可能性が高いと睨んでいます。むしろ、ここまで別人の可能性を示唆していて、本物のヘビが登場しないまま終わったら、そのことにビックリしますね。
このゲーム、大変広大な土地が用意されていますが、メインクエストだけ追っていると、ほとんどの地域には行かないのでないか?とわかってきたので、少しずつ自主的に行動範囲を広げています。
水辺や緑豊かなエリアは素敵だけれど、やはりエジプトならではの光景として、砂漠こそ美しいと思えてきました。
まだ何処のピラミッドにも行っていないけれど、あれも探索できるのか、と思うとワクワクします。
記事の冒頭にカメラモードで撮った写真を載せたファロス駐屯地は、とてつもなく高く、且つ単純にはよじ登れない構造の建物だったので、攻略に苦労しました。しかも、一度登った後、操作ミスで落下死したので、シンクロのために二度登ったんですよ(苦笑)。
あとで気付いたんですが、これ「アレクサンドリアの大灯台」ですね!? こんな凄まじい建造物が2000年以上前に存在したという歴史的事実に圧倒されます。そして、ギザのピラビッドはこれより高いのか……!
私は降り方が雑なので、落下死することが多いのですが、久し振りに戦闘でも死にました。場所はニキオウ砦です。
難易度が高いマークが表示されているし、レベル的にもきついか?と思ったのですが、外から砦内部に潜入できるルートを発見したので、つい誘い込まれて潜入。うまいところ砦の中央まで忍び込んだのは良かったのですが、指揮官を暗殺しようと忍び寄ったら、ウッカリ見付かって殺されました。しかも2回(苦笑)。
他のメジャイに仇を取っていただければ幸いです。
それから、サプ・メエの倉庫で、初めてバグっぽい光景に遭遇しました。
藁を積んだ荷車の中に、一般市民が埋れている(笑)。
兵士を暗殺しまくって、この藁の中に死体を次々突っ込んでやったら、終始悲鳴をあげていました。兵士の皆さん、この男が一番怪しいですよ(笑)。
サイドクエストも適正レベルのものから消化しています。
色々な人物と会いますが、アレクサンドリアの郊外にあるヒッポドロームで、過去を捨てた昔の友人と出逢い、衝突するクエスト「昔のこと」が意外でした。バエクも友達と喧嘩したり皮肉を言ったりするんですね。
ある意味、バエクは「鏡」のような男なのかもしれません。ヘプツェファやメネヘトのように尊敬と友愛を向ける者には、バエクも尊敬と友愛を返し、クラリダスのように嫉妬と怒りを向けてくれば、同じものを返すーーそういうことなのでしょう。