現在地:Chapter4「真夜中の疾走」中(スラム帰還まで)
オリジナル版の展開と照らし合わせると、全然ストーリーが進んでいません。
メインストーリーが大幅に増量されていることもありますが(Chapter4は完全オリジナル展開だし)、すべての原因は、クラウドが営む「なんでも屋」のクエストのせいです。受注可能なクエストは全部やってしまい、全然進めませんでした。いやはや、自警団のカギが見つからなくてねぇ……。
クラウドの意識的には恐らく「なんでも(倒す)屋」だったんだと思いますが、しれっと猫探しも引き受けさせられているところが笑えます。しかも、1匹も捕まえられないという体たらく。
ウェッジの家の猫にも及び腰だったし、クラウドって猫が苦手なんでしょうか。
とても動物の扱いが得意には見えないので、納得です。
スラムでの日常や、アバランチメンバーが掘り下げられたことで、物語への共感度が強まった、と思います。次の作戦から外されて、疎外感を覚えたところにジェシーたちとの冒険が挟まったのは、個人的に癒されました。
アバランチの分派問題や、ウータイとの戦争など、設定だけあった要素を盛り込んで構成し直されています。こうなると、リメイクというより最早リブートといった方が正しいのでないかな。私個人は、新作を遊んでいる気持ちで触れられるので、このアプローチは楽しいですが、オリジナルのFF7通りでないことで、違和感を感じるプレイヤーもいるかもしれませんね。
あと、クラウドが下宿するアパートが登場したのは、最初笑いました。
1日で終わる話でない以上、どこかで寝泊まりする必要があることも、スラムに宿屋があったらリアリティに欠けるから用意しないことも理に適っているんですけれど、「クラウドとティファの下宿先の大家さん」という存在自体が面白い。
しかも隣部屋に、セフィロス・コピー(黒マントの男)の1人がいるとか、このアパートやばいぞ!
全体的に、日常でのクラウドは「普通の男の子」として描かれている感じですね。
リメイクでクラウドがクールキャラに変貌しないか心配していたのですが、要らぬ心配でした。むしろ、前より好きになりました。
ティファについても、表向きは酒場の看板娘として明るく振る舞いつつも、煮え切らない優柔不断な性格が描かれていて、こんな子だったなと思いました。
育ちが田舎娘のティファと、都会っ子のジェシーの差という感じがあって、ソリが合わないのも分かりますよね。
ただ、今のところ、クラウドは女性との接触に慣れてないから、ジェシーのアプローチに逐一ウブな反応をするものの、気にしているのはあくまでティファである、という印象があります。今後エアリスが仲間になったら、どうなるのかな。
マリンが無茶苦茶可愛くて、こりゃ親馬鹿にもなるし、過保護になると思いました。
名前付きのスラムの人々も、クエスト関連で多数登場。ジョニー以外は、全員FF7Rでの新キャラですね。
新キャラクターとして、早い段階から公式告知されていたソルジャー・ローチェが、Chapter4から登場しました。
Chapterタイトルと、バイクレースが始まった時点で、ここでローチェと遭遇することは容易に予想できたけれど、「次」の勝負が、まさか同一Chapter中にあるとは思わなかったので、六七分室の戦いにローチェが乱入してきた時は驚きました。さすがスピードジャンキーだけあって、気も早い!(笑)
満を持してのローチェ戦は、最初は魔法を撃ってくるタイミングが読めなくて苦労したけれど、後半は接近中心になるので反撃狙いで安定した戦いができました。
凄まじいウザキャラながら、戦う前に全快してくれるところとか、憎めない奴です。絶対同僚になりたくないから、警備兵の皆さんには同情するけれど、ソルジャーなんて奇人変人しかなれないしな……。
バトル関連では、マテリアの成長だけでなく武器の強化という要素が追加されて、カスタマイズ性が高まり楽しくなってきました。
弱点属性を突くため、基本はマテリア穴の多い装備を選ぶ方針ですが、固有スキルを覚えるために持ち替えも必要なので、その時はその武器に応じて戦いかたを調整する感じですね。
なお、CLASSICでサクサク遊ぶとか言っておきながら、歯応えがなさすぎたのでChapter3の途中でNORMALに戻しています。メニューが開ける状況ならいつでも切り替えられるので、今後も随時調整します。
ただ、相変わらず回避は上手くいかず失敗しまくってます。攻撃アクションのモーションが長すぎて、回避押しても間に合わないんですよね。カウンターが強いこともあって、防御一択な気がしてきました。
ミニゲームや収集要素も始まりました。
その中では、セブンスヘブンで遊べる「ダーツ」が面白かったです。ティファが作戦会議から戻ってくるのを待つ間にちょうど手頃だったこともあり、1回目で肩慣らしした後、2回目は本気投げで1位を取りました。というわけで、このドヤ顔です。
まあ、本当は最小の6本でクリアしたかったのですが、一発暴発して、リカバリーで7本になってしまいました。Triple20を知らなくてもウェッジのスコアは上回れるし、最後の一投で狙うべき箇所は教えてくれるので、易しい設定です。
Chapter4で強制発生するバイクゲームは、同乗のジェシーがよく生きていたなと思うくらいギリギリで切り抜けました……。当然、評価は最悪でした。
しかし、この段階でバイクゲームが発生したということは、ミッドガル脱出時にはバイクゲームさせないんですかね?
なお、2日目でふと気付いたのですが、これだけの大作なのに、ゲーム起動時に権利関係のロゴや警告の表示がなく、直接タイトル画面から始まる点が格好いいと思います。スクウェアエニックスの自社ロゴすら表示しないのは凄い偉いですね。