クリアしました。

FF7R

以下、結末までのネタバレありです。

クリアタイムは40時間、最高レベル39。かなりのんびり進行だったので、開発者想定通りのプレイ時間となりました。

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なるほど、これは「FF7リメイク」であるーーとわかるChapter18の大ドンデン返しでした。
社運を賭けたプロジェクトで、FF7原理主義者が怒り狂いそうな展開に踏み込んだ意欲を私は買います。かくいう私もPS2版「テイルズオブデスティニー」に怒り狂った前科がありますが、あれは題名に「リメイク」とか付いてないのに物語を改変したからなので……。

Chapter17は、前半の宝条研究所からの脱出に時間が掛かって悶々としました。

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JENOVAを持ち出した跡は、相変わらず血の表現が規制されているせいで、オリジナル版ほどの怖さはなかったけれど、どこかホラーテイストのBGMで不気味な印象でした。
クラウドたちが社長室にたどり着いた時点では、まだプレジデントが殺されていなかった辺りから、かなり大幅な変更でしたね。これまで見ていたセフィロスが本人ではないことをこの段階で気付いてしまってよかったのか疑問でしたが、エンディングまで行き着くと、それで良いんだとわかりました。

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ただ、エンディングで行き着いた「世界の先端」でのセフィロスだけは、コピーでなく本物なんじゃないかと感じました。あれはオリジナル版最終戦のオマージュだと思うので、本物であるべき、と思います。

レッドXIIIは、前回の登場からラストまで、格好よさと可愛さが同居していてとても素敵でした。

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クラウドたちが通れない壁沿いを1人で走って行って、レバーを引き下げてくれるのが良いですね。全身を乗せてエイっと下ろす動きを見る度にニコニコしてしまいました。骨が浮き出て見えるくらいだから、体重は軽いんだろうなぁ。
それだけに、単独行中のレッドXIIIが下層に落とされたときは、「うちのレッドになにをするんだ!」と怒りに震え、脇目も振らずに最速で助けに行きました。

台詞もたくさんあって、バレットとは特にいい掛け合いを見せてもらいました。「おまえ笑ったりすんのか?」と聞かれてニィッと笑顔を見せた瞬間なんて、録画禁止でなければスクリーンショット連打したんですが……。
察したり動揺した時に、こっそり耳がピクピク動くのも可愛いです。

戦闘においては前情報通りゲストキャラクター扱いですが、ちゃんと攻撃技(スピンファング等)も使うから、AI任せの時の仲間よりは与ダメージにも貢献しています。もちろん、自分で切り替えてコマンド操作した時の仲間の強さには及びませんが、それはそうでないとおかしいですしね。

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今回は仲間になってから育成する期間がないからこの仕様ということでしたが、パーティ切り替えのタイミングに応じて、常に戦いが厳しいチームに居てくれたので、これはこれでアリかな、と思って居ます。
まあ、今回は4人+1匹を全員活躍させるためのチーム分けが多く、その意図は良くわかるんですが、マテリアの付け替えが面倒だったので、システムと少し噛み合っていないように思いました。

それから、Chapter17の最後にようやく登場したルーファウス副社長。オリジナルも異様な厚着だったけれど、今作はベルトが増えて、ファッションが迷走してるーーと思いました。パッと見、スカートとか袴に見えませんか?

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この人は、オリジナル版の発言は全く擁護できないけれど、妙に好きです。「犬が好き」という時点で、嫌いになれない(笑)。まぁ、ダークネイションは愛玩するには凶悪な面構えで、さすがの私も可愛いとは思わないですが。リメイクだと「倒した」というシステムメッセージはあれど、ルーファウスの指示で下がった感じだったので、もしかしたらダークネイションも生き残っていたりするんでしょうか。

そのヘリポートでの発言は、全面的に改訂されていました。
恐怖政治宣言も、友達発言もなし。悪どさが薄まって物足りなく感じる反面、エアリスが「神羅は敵ではない」と言っているので、もしかしたら共闘ルートもあるのかなと期待しちゃいます。

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もともと、ウェポン出現以降は神羅の作戦にクラウドたちが乗っかって上手くいった面もあると思うので、最初から足並みを揃えられれば、かなり対抗できると思うんですけどね。ハイデッカーとかがいる間は無理かな。

クラウドしか対峙しないから、メンバーの組み合わせの珍妙さに関するやりとりはカットと思いきや、ハイデッカーとのやりとりに置き換えて、後でプチ再現されたのは嬉しかったです。

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副社長はフィーラーが見えるようになり、ツォンには見えなかったのは、考察の余地があって、いい謎を提示されたなと思います。
エアリスとの接触連鎖だとすると、幼少期から接点があるツォンに見えないのは疑問ですよね。フィーラーが見える能力を得るにはクラウドを介す必要があるんだとすると、ジェノバ細胞が作用している可能性が出てきます。全然関係なくて、未来を変えうる者が見えるという考えもありますね。それだと最初は見えなくて後から見えた説明がし難いけれど、クラウドと接触したレノたちに見えていないらしい理由は付くし、両方なのかな……。

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そして、ツォンにフィーラーが見えていないことを察して口を噤んだあたり、ルーファウスがちゃんと怜悧で有能に見えて良かったです。あの超合理主義者が、エアリスやレッドXIIIの解説なしで、あのファンタジー全開な連中をどう脳内で片付けたのかも知りたくなります。

ルーファウス&ダークネイション戦は、驚くほど苦労しました。

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ガン=カタ使いか?と思うような変なギミック銃と超回避で攻撃タイミングを掴むのに苦労したし、レノやローチェを凌ぐ素早さに、本当にこの人魔晄を浴びてないの?と思いました。

ローチェといえば、再戦がなくて驚きましたね。Chapter18でバイクゲームが始まったとき、再登場すると思ったのに……。オリジナル通りとは言え、あんな面倒なボス(モーターボール)と戦うくらいなら、憎めない敵キャラなローチェに出てきて欲しかったです。そもそも、バイクゲーム中にボス戦をさせるなという話ですが。

バレットチームでのハンドレッドガンナー戦は、波動砲を瓦礫で躱したりするギミック要素が多くて、これはこれで楽しかったです。

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その行動をしないと進まない類のギミックではなく、プレイヤーが攻撃を避けられるかも?と気付いて試せる形だったのが良かったと思います。

さて、Chapter18の展開ですが……。
エアリスはループしているのかな?と私もプレイ中に思っていたのですが、単にChapter2の段階でフィーラーが見えるようになって、みんなと同じように未来の光景を見ただけ?という気もしてきました。ループしているなら、最初のクラウドとの出逢いや、六番街公園でのやりとりが変わってくると思うんですよね。

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また、ザックスの生存を示唆するような演出は、私は「フィーラー消滅で発生した別の世界線の出来事」だと受け取りました。
すでにネットで「スタンプの犬種が違う」という根拠が上がっていますが、私がそう思った理由はもっと単純で、「スタッフロールの思い出映像の中に、ザックスやビッグスの生存を示すシーンが入ってなかった」からです。私、割と直感で生きてる人間なので、あの映像に含まれなかった光景はこの世界線でない出来事だと判断しました。
まあビッグスはともかく、ザックスが生きていたら現在の擬態クラウドが存在できないので、これは間違いないだろうなと思ってます。

不満は色々あったけれど、次作を楽しみに待てる一作目でした。

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