Switch版ナムコットコレクションの棚に「ギャラガ」「クインティ」を追加しました。
ギャラガ
「ギャラガ」は、インベーダー系シューティングゲーム。
シューティングが下手というプレイヤーには数タイプいると思いますが、私はとにかく敵に弾を当てられないタイプです。
避ける方も得意ではないですが、回避ミスしてゲームオーバーになる原因は、突き詰めれば、敵を倒せず弾幕が厚くなる点にあると思います。
ーーということを改めて思うくらい、敵に弾が当たらないですね!
狙い澄まして撃っても、ひょいっと避けられてしまうので、結局「数撃ちゃ当たる」戦法になっています。
そもそも、敵の動きが非常に嫌らしいと思います。自機に向かって一直線なだけでなく、決まった動きをするもの、ふらふらと揺れて軌道が読めないもの、通り過ぎたと思ったら1回転するもの、と何種類かに分かれていて、それが五月雨式に飛来するので、避けるのに必死です。
この敵機の動きを見ていると、非常に「生物」っぽさを感じます。虫、昆虫が飛んでいるイメージです。まさか、と思って確認したらギャラガの「ガ」って、蛾だったんですね! 前知識なく遊んでいてもそう感じたので、8bitゲームなのに凄い表現力だと思いました。
本作の敵機に対して、隊列を組んで襲ってくるイメージを抱いていたのですが、実際のプレイ中は画面内に出現した時点で撃ち落とすので、インベーダーゲームみたいな絵面にはなりにくいですね。
試しにしばらく撃たずに耐えて隊列を綺麗に作らせてみたら、このあと必死で避け続ける羽目になって大変でした。面白くもありました。
腕前的に尻込みしがちだけれど、ボムやら対空・対地、パワーアップなどの概念がないレトロなシューティングゲームだからこそ、シンプルに、弾を避ける、弾を当てるという形で気軽に楽しく遊べます。と言いつつ二連戦闘機システムもあるから、上級者は全然違う戦い方をしているのかもしれません。
「たまにはシューティングもいいな」と思える一本でした。
余談ですが、往年のテイルズオブシリーズのファンとしては、「トラクタービーム」の元祖に触れられたことも良かったです。
最近の作品ではトラクタービームを見掛けないけれど、「テイルズオブファンタジア」でクレイアイドルを倒すのに必須だったから、割と印象深い魔法です。これがナムコにおける最初のトラクタービームか、と感慨深く見てしまいました。
クインティ
クインティは、直接攻撃するのではなく、パネル(床)をめくって敵を倒す、独特のアクションゲーム。
のちに「ポケットモンスター」を作る開発会社ゲームフリークの処女作として、レトロゲーマーにはそこそこ知名度がある作品です。
素朴なキャラクターデザインに、どことなくポケモンに繋がる要素を感じたりします。
本作のストーリーは、この時代のゲームらしく、説明書でのみ語られています。妹のクインティにさらわれたガールフレンドを救え!という舞台設定はなかなかパンクな感じですね。
最初、ルールがいまいちよく分からなかったのですが、敵が乗っている床パネルをめくって転ばせ、最終的に壁にぶつけて倒すことがわかりました。壁にぶつかった敵は爆散するので、最初は我が目を疑い、過剰な暴力では⁉︎と慄きました。
パネルのめくりかたには、直接めくる他に、特殊パネルを踏んで自動的にめくらせるなどの方法があり、一気に敵を倒せると気持ちいいです。敵が近過ぎてパネルをめくる余裕がないときは、しばらく逃げ惑うことになりますが、このときは鬼ごっこ気分だと感じました。
進行は、一番難易度が低いレストランを攻略したところまで。思ったより1エリアのステージが多く、ボリュームがあります。
かなり疲れるけれど、パネルをめくって敵を倒すという他に見掛けないゲーム性はなかなか面白いですし、遊ぶほどにパネルの効果も記憶できて、より軽快に動けそうです。