ナムコットコレクション「貝獣物語」の続き(クリア)

貝獣物語

まだ足を伸ばしていなかった内陸を探索して妖精のいる洞窟を発見し、そこから人魚の居場所がわかって先に進めました。

貝獣物語

この辺の展開は、人魚の力を取り戻すアイテムが「みみずのなみだ」なんていう珍奇なアイテムだったり、その人魚の手助けが「サザエの戦車」の提供という形だったり、突っ込みどころが多くて仕方なかったです。

その後、ゲーム中でも予告された通り一段階敵が強くなり、先に進むことが困難になったので、しばらくレベルアップに専念しました。
オート戦闘機能はありますが、エンカウントは自分でしないといけないので、機械的にマップを移動し、エンカウントしたらAボタンを押す、の繰り返しです。

貝獣物語

他の作業と並行しましたが、1レベル上げるのに戦闘100回以上の塩梅なので、本当に辛かったです。

で、そろそろ人魚の祠に戻って、その先の敵と互角に戦えるか確認しようと思った、そのときでした。
ランダムワープで飛んだ町から出ようとしたところ、町中マップが表示されたまま、なぜかエンカウント演出が発生したのです。この状態でエンカウントすることがあるのか?と驚いた次の瞬間、我が勇者たちはあの悪魔の罠のマップにいたのでした。

貝獣物語

「えええ⁉︎」と大混乱しましたが、ほぼ同時に「これは悪名高い悪魔の罠バグだ!」とも気付いて、ひどくテンションが上がりました。
本来ならばファットバジャーの居城前で待ち受けている悪魔の罠が、特定の条件下で一部の町から出ようとした段階で強制発生し、罠を破ると、そのままファットバジャーの城前に移動したことになるというバグです。
要するに、ファットバジャーの城前に来た」と誤認したバグです。
出現する敵がラストダンジョン仕様で非常に強いため、バグ発生タイミングによっては一撃で惨殺されますし、仮に罠を破れても、攻略に必要なアイテムを持っていなかったら、ファットバジャー城内で詰みます。
貝獣物語について調べると、このバグで死んだ体験談に遭遇できるので、存在は知っていましたが、まさか自分がそれにハマるとは予想外でした。

さて、当時のプレイヤーだったら謎の現象に慌てるだけでしたが、現在はバグの詳細がわかっています。そして、私はこれからファットバジャーの城に行こうとしていたのです。
当然、攻略必須アイテムの「キングソード」と「クインソード」を持っています。
事前準備のうち、「湖に斧を投げ込む」作業は済ませていませんが、これはファットバジャーの城への道中にある障害物を避けるために必要な作業なので、悪魔の罠以降の詰み要素にはなりません。
つまりこのまま進めば、ファットバジャーの城前までショートカットしたという結果だけが得られるーー
と算段がついたので、ロードし直さず、そのまま先に進むことにしました。

そんなわけで、長い戦い悪魔の罠を抜けるとファットバジャー城前でした。

貝獣物語

岩山に隙間がない状態で内側にいるのが、「湖に斧を投げ込む」を割愛した証明ですね。
一番強い火の貝の勇者でLv.17と、ラスダンに挑むには微妙なレベルですが、悪魔の罠は突破できたのだから、まったく歯が立たないこともないだろう、と覚悟を決めて進みます。

ファットバジャーの城に入ると、落とし穴で勇者たちは再びバラバラになりました。
位置関係は最初期と同じ、南東(火の貝の勇者)、南西(クピクピ)、北西(ポヨン)、北東(バブ)なので、一度バブに切り替えて、特技のエスケープを使って南下し、火の貝の勇者と合流。

貝獣物語

その後、戦ったりエスケープしたりしながら西へ移動して、他の2人を回収。前の経験を活かしてサクサク合流できました。

合流後は、ファットバジャーの部屋へ行くために必要なアイテム集めをはじめました。
ファットバジャー城内では、どういうわけなのか、宿屋もあるし、道具屋もあり、四六時中魔物とエンカウントはするけれど、大きな街のような構造になっています。「あいのつるぎ」を作れる唯一の存在であるため拐われた鍛冶屋のラバンが、部屋の入口自体は隠されていたけれど、普通に営業していたのは笑えました。

貝獣物語

誘拐を実行するだけの危機意識があるなら、息の根と止めておくべきですよ。それなのに「キングソード」と「クインソード」以外の材料が城内で揃うのだから、むしろ倒しに来てくれと言わんばかり。

アイテムを揃えた後は、一気にファットバジャーの座す部屋まで進みます。

貝獣物語

道中には固定の強敵が出現しますが、面倒だったので、ラスボス以外のあらゆる敵を一発で退散させる「ラッキーベル」を駆使しました。

そうして、ついにファットバジャーと対面。

貝獣物語

丸っこいフォルムで案外可愛いなと思ったのですが、戦闘に入ると真の姿を現します。
威厳があるのは姿だけでなく、その力もでした。いきなりクピクピが一撃で倒されて、目が点になりました。

貝獣物語

レベル18は無謀だったか?と反省したものの、いまさら戻れません。
ということで最後の最後に、ヤドカリ戦法を解禁しました。
ヤドカリ戦法とは、貝獣物語の敵が持つ「単体攻撃しかしない」「同じ勇者を連続でターゲットにしない」という特性と、「防御したターンの被ダメージは1以下になる」という仕様の組み合わせた裏技です。つまり最初は全員で防御し、次ターンからは前ターンで攻撃を受けた勇者だけが行動、他の勇者は再び防御とすれば、安全に攻撃できるのです。ただし、1ターンに一人しか行動しないので、大変時間がかかります。しかも、クピクピとバブはファットバジャーにほぼダメージを与えられません。火の貝の勇者を攻撃してくれ!と願いながら防御し続けました。安全とはいえ、いつ終わるのかわからない作業はかなり苦痛でした。
撃破できた瞬間は、本当に倒せたのか⁉︎とビックリして、スクリーンショットを撮り忘れたくらいです。

エンディングが始まりと勇者たちは浮遊城に引き上げられ、火の貝の勇者(プレイヤー)はあっさりと元の世界へ強制送還。同時に、再びこの世に禍が降りかかるときには召喚する、という他力本願な宣言も受けてしまい、この世界の勇者は労多く実り少ない仕事だなぁと嘆息しました。

貝獣物語

よくやったという上から目線の称賛はいただいたけれど、世界を救った御礼を言われた記憶もないですよ……。
しかもスタッフロールの後、ファットバジャーを封印したオーブが割れる演出があり、思わず椅子からズリ落ちました。
まさか、再びオープニングに戻って無限ループなのか⁉︎

貝獣物語

そもそも、浮遊城の人が前回のファットバジャーの封印当時を見たように語る時点で、前の封印も数年で解けていたのでは、と疑っていたのですが、秒で割れた辺り、真実を突いていたかもしれません。
続編で「前作での冒険は何だったんだ」みたいな気持ちを味わわされることはシリーズ物の宿命として受け入れられるけれど、まさかクリア直後にこれまでの苦労を嘲笑うようなオチが待っているとは思いませんでした。

コメント

  • コメントはまだありません。

コメント登録

  • コメントを入力してください。
登録フォーム
名前
メール
URL
コメント
閲覧制限
投稿キー
(スパム対策に 投稿キー を半角で入力してください)