現在地:1年目10月3週目(プロデューサーランク3、アイドルランクD)
真、春香の2名とも、アイドルランクDに昇格しました。
先に昇格したのは春香。
ーーだったのですが、ちょっと波乱のランクアップでした。というのも、春香がランクアップに挑めることになったタイミングでプロデューサーランクが上がりました。その報酬で貰った新曲「relations」を自動セットし、そのままランクアップライブに挑んでしまったのです。
ライブが始まった時点で、春香が「新曲です」と言うので、曲が流れる前に気付きましたが、動揺してミスを連発し、久し振りにライブ失敗しました。リトライで無事通過できたけれど、「relations」自体、私にはちょっとノーツが掴みにくい楽曲でした。
数回プレイすれば慣れると思いますけれど、今作は「ファンが楽曲に飽きる」という要素はなさそうなので、それなら無理せずほかの好きな曲を使えばいいかな、と思ってしまいます。
ランクアップで、詩花との接点も増えてきました。
同時に、今回の肝である詩花周りのストーリーで、早くも粗が見えてきました。
まず、詩花と出会った765プロの女の子たちが「あの子が詩花ちゃん?」などと、初めて顔を見たような様子なのが奇妙だと思います。
ストーリー上、詩花は既にトップアイドルになっています。トップアイドルなら、本人に興味がなくてもテレビや広告で露出していて、顔を見たことくらいあるものです。実例として、芸能関係に疎い私でも「嵐」のメンバーくらいはわかります。それを踏まえると、現役アイドルが、ライバル事務所のトップアイドルを知らないのは異常です。私のプロデューサーランクが先に上がっているせいでチグハグなのかもしれませんが、そうだとしても顔も知らないとは考え難いです。もしかしたら、765プロの女の子たちのイベントを作った時点では、詩花もデビューした直後で同ランクのアイドルという設定だったのかも、と勘繰りたくなる不思議さです。
それから、765プロの女の子が矢鱈と彼女を褒め称えるのも、少し気になる要素です。いわば「メアリー・スー」の問題に似ています。
つまり、本来メインであるべきは765プロの女の子たちなのに、逆転していないか、という不満です。
詩花も可愛いアイドルではあるけれど、プロデューサーの私としては、それ以上に自分の担当アイドルを推したいのです。だから、彼女を持ち上げても構わないけれど、最終的にはウチの子の魅力を再認識できるイベントにして欲しいと思いました。
とはいえ、真が単なる詩花ファンと化し、最後はオッサン化もしているところは笑えました。
詩花のトップ記念ライブ自体も、チグハグな印象の一因かもしれません。
その昔、無印でのライバル的存在だった「魔王エンジェル」は、実際のライブシーンはなくともその数値で圧倒的な実力を見せつけました。
2の「ジュピター」は、765プロでは絶対できないアクロバティックでダーティな「Alice or guilty」のパフォーマンスを見せ付け、良くも悪くも強烈な印象を残しました。そこからガラリと変わった二曲目の「恋を始めよう」も鮮烈でした。
彼らと比べると、詩花はまだまだトップアイドルとしての説得力が弱いです。
ライブで披露された「Blooming Star」は、綺麗で素敵な歌だったけれど、記憶に刻み込むようなインパクトはなかったし、765プロの女の子たちでもできるのでは、と思ってしまいました。
そもそも765プロの担当声優さんたちはアイマス曲に慣れているので、詩花は不利なのです。個人的には、曲の荘厳な重みのある雰囲気と、割と動き回る踊りが合っていないとも思いました。
むしろ、詩花のライブ関連の出来事では、小鳥さんから貰ったメールが一番嬉しかったですね。
「初めてのトップアイドルのライブ観戦は、765プロのみんなが見せてくれるまでとっておきます」という一文に、激励と親愛を感じました。
念のため断っておくと、詩花自身はとてもいい子だし、それでいて765プロのどの女の子とも被らないタイプなので、悪感情はないです。むしろストーリーや演出の不備を負っていて可哀想だ、と思うくらいです。
そもそも、「可愛い女の子たちを眺める癒しゲーム」くらいの位置付けで遊んでいるので、ストーリーへの不満もそれほど深刻な話ではありません。
ただ、せっかくの素材を上手く活かしていないように感じるので、もったいないなぁと言いたくなってしまうのでした。