MICHALAK(ミシャラク・パリ)のケーキ等をいただきました。

チーズケーキオランジュ

チーズケーキオランジュ

冒頭の写真が、チーズケーキオランジュ。
スポンジにチーズムース、オレンジのコンフィ、クランブル、シャンティ、オレンジピールが乗った、爽やかで美しいチーズケーキです。

尖った要素はなく、素直に見た目から想像した通りの味がしました。チーズの味は濃厚だけど、すべての要素をまとめて食べた時の全体的な食感は軽やかな仕上がりです。このマリアージュを楽しむタイプのケーキだと思いました。
クランブルはもちろんサクサクした食感がするのですが、意外とムースに溶け込んでいるなど、すべての要素が他の要素より前に出てくるということがなく、この調和の取られ具合は面白く感じました。
ムース部分は非常に滑らかで、ムースが得意でない私も納得の美味しいムースでした。

モンブラン

モンブラン

こちらは、写真だとわかりにくいのですが、なんと土台部分がチョコレートでできた器になっています。その見た目のインパクトに圧倒されました。

上段でトグロを巻くマロンクリームは、栗の割合が非常に高いことが分かる硬さと濃厚さです。
上段のマロンクリーム、下段のチョコレートという壁を突破した内側には、シャンティと巨大な卵型のメレンゲが入っていました。

正直言って、無茶苦茶食べにくいケーキでした。
マロンクリームは硬いので、フォークの刺しかたによってはシャンティやメレンゲから剥がれてマロンクリーム部だけぼろっと取れてしまうし、上から下まで要素をすべて掬おうとチョコレートの土台を割ると、中のシャンティとメレンゲがはみ出てケーキ皿の上が美しくない状況になってしまうし、どう食べたらいいのか最後までわかりませんでした。
いっそ、チョコレートは単なる土台と割り切って、スプーンで掬った方が食べやすかったのでは、と思います。実際、チョコレートなしでマロンクリーム、シャンティ、メレンゲを合わせた時点の味がとても美味でした。
チョコレートが入ると、ミルクチョコの味が加算されて、少しくどい甘さを感じました。

クーニー

クーニー

この店のスペシャリテで、「クッキー」と「ブラウニー」を融合させたお菓子。
味はキャラメルピスターシュ、ヴィニーユ、フリュイルージュをいただきました。

クッキー要素としてサクサクした食感を予想していたので、一口食べたところで「あれ?」と思いました。
歯応えがあるのは、外側のチョココーティング部分で、中身はクッキーともブラウニーとも異なる、なにに似ているとも言い難い不思議な食べ物です。しっとりと湿度が高く、どちらかといえばブラウニーに近いかと思います。

味は濃厚で、チョコレートのプラリネなどに通じるものを感じました。
全体的にビターで、大人向けの複雑な味です。

実は、この菓子はアレルギー性物質を使っていないので、クッキーとブラウニーの融合とうたいながら、小麦粉が使われていないのですね。そうと分かると、予想外の食感だったことも納得です。
私は小麦粉菓子が大好きなので、好みとはズレていましたが、たしかに他にはない独自の菓子でした。

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