現在地:トランティア
ケンタウロスの子供をペルシアに送った後、アテネに戻り、オリンポスを越えてロゴシスから空へ飛び、神々の住まう天界に行ったかと思えば冥界に落ち、そこから地上に戻ってトランティアーーと大移動しました。
二度も空から落下したり、大地にできた大穴から冥界まで突き落とされたり、移動方法が割と乱暴なので、不死でなければ死んでいたな(笑)。
天空に行くまでの主人公たちは、なんとなくその場のノリで「おつかい」的に動いていたのですが、神々が関与してきた辺りからぐんぐん面白くなってきました。
誰も彼も、実にギリシャ神話の神々らしく身勝手です。とはいえ人間の方も、分かりやすい欲望に塗れたペルシア王や、名君だけれどいざというとき神頼みで意外と頼りないアテネ王、自信満々で王者の風格はあるけれど足元掬われそうなアルビオンなど、なかなか個性豊かな顔ぶれで、負けていないですが。
しかしよく考えたら、実はなにも解明されないまま、新しい謎ばかり増えています。
まず、ウラノスが本当に人間の味方か?というとおそらく偽りのはず。アトラスの石化を解いて穴を塞ぐというのも、巨人の支えを失って天界が崩壊するとか副産物がありそう。要は、我々はウラノスがゼウスに復讐するのに巻き込まれているんだろうと思います。
少なくとも、ウラノスが人間を救う動機が思い当たらないし、天空で「太陽の馬」を探すという総当たりゲーム(間違えるとスタート地点に戻る)をやらされた時点で、私はウラノスを信用しません(笑)。
ちなみに、正解はこの画面で一番左の馬です。
ヘラクレスが戻ってきたことで、まくろきもの(オケアノス)が怪物でないと明らかになったように、主人公たち人間がしていることは大体失敗しているし、ゼウスが人間を滅ぼすつもりでいるので、穴を塞いですべて終了、という話になるはずがないんですよね。
そういえば、ウラノスが「人間の味方」と自己紹介した時、ヘラクレスは去った後でしたっけ。不安要素しかないな。
船大工たちのストライキの原因も知っておいた方が良さそうですけれど、そういう選択肢はないので、先に進むしかありません。
また、プロメテウスの力で不死にできた人間は3人だと明言された後に、4人目の不死身ーー夢の中に現れた謎の男というイレギュラーが現れ、一度は解き明かされた不死の理由がまた白紙に戻りました。
レイオンは謎の男を「偽者」と非難したけれど、ちょっと耳が痛いです。謎の男の名前をプレイヤーが付けることになった辺り、主人公こそプロメテウスの選定と関係なく、謎の男が本来主人公の立場になる人だった、みたいなどんでん返しはありそうだと思っているので……。
新アテネに着いた時点で、多少金稼ぎをしたので、ついでにレベルもだいぶ上がりました。
今回、試練として一人で進む箇所があったのですが、こちらが主人公一人でも相変わらず敵は複数出てくるので、もしレベルアップしていなかったら辛かったと思います。逆にボス戦は雷を防げというヒントがあり、その言葉通り「イシスの毛皮」で物理攻撃以外は無効にできました。
この手の効果を発揮する装備品が結構あるので、色々取り揃えて適宜使うと戦闘は楽そうですね。
ちなみに、稼いだ金の使い道は装備一新だったのですが、攻撃力32の「アテナの剣」を買った直後に、攻撃力は少しだけ下がるけれど、常時MP回復という特殊効果が付きで攻撃力30の「理力の剣」を拾って、ちょっと泣きました。