Switch版探検ゲーム「Curious Expedition」をプレイしました。

Curious Expedition

公式のゲームジャンルは「ローグライク旅シミュレーション」。

Curious Expedition

世界各地を6回探検し、その探索の中で宝を発見し、最終的に他の3人の冒険家(NPC)よりも高い名声を得ることがゲームの目標になります。
プレイヤーキャラクターにできる冒険者は歴史上の偉人がモチーフですが、中には怪僧ラスプーチンがいたりして、この辺はインディーゲームならではの自由さだと思いました。

Curious Expedition

探索の仲間にできるキャラクターも、聖職者だけど盗癖があるとか、かなり尖ったメンツが多いです。

全く攻略情報を持たない状態から手探りで始めたのですが、無茶苦茶難しかったです。
なんと、一番簡単な難易度「観光旅行」でプレイしたにも関わらず、3回はゲームオーバー。1回は正気を失い、残り2回は獣に襲われて戦闘になった末に死亡です。

Curious Expedition

今にして思えば、チュートリアルを雑に流して、理解できない部分があるまま本編を始めたのが失敗だったと分かりますが、最初は「最低難易度でこれ?」と驚きました。
4回目にして、ようやく全6回の探検を完了できました。

Curious Expedition

最終結果は2位でしたけれど、エンディングを見られただけでも嬉しかったです。

各探索は、黄金のピラミッドを発見するとクリア。
ジャングルだろうと、北極だろうと、ピラミッドです。

Curious Expedition

Curious Expedition

或いは、ピラミッドに至らず船で帰還する方法もあります。
さらに言えば、気球に乗って帰るという選択肢もあるのですが、これは最悪の事態(ゲームオーバー)が目前になった時、ひとまず生還して次のステージに望みをつなぐという方法のようです。一度、神殿の呪いで溢れた水と高山の間に阻まれて移動不能になったので気球を使ってみたのですが、積載量が少ないため、仲間か宝を置いていく選択を迫られました。

Curious Expedition

気球は2人以上いないと使えないから、本当に手遅れのときはそもそも使えないし、引くか進むかの見極めはなかなか難しいところですね。
一回の遠征は10分程度(最終ステージはやや長め)でサクッと終わるのですが、濃密な時間なので、リザルトを見てそんな短かった?と驚きます。

探索には水や食料、ロープなどの移動装備、獣に襲われたときの備えなど管理すべきリソースが多数ありますが、一番重要なのは正気(SAN値)です。
タイトルに「Curious」とあるだけあって、未開の地を旅する中では、正気が失われるようなことばかり起きます。

Curious Expedition

そして正気を保っていないと、幻覚に悩まされたり、仲間内で殺し合いが起きたり、家畜が人を襲うようになったり、碌でもないことばかり発生します。人を喰うようになった犬を殺すか、仲間を見捨てるかの二択を迫られたときは、ここでゲームを止めようかと思い悩むくらい心が痛みました。

Curious Expedition

それから、荷物を運べる「重量」も常に気を配るべきポイント。重量を超えてもアイテムは持てるけれど、超過分だけ移動コストが跳ね上がり、そのせいであっという間に正気も失われます。だから探索中に不慮の出来事で仲間が減ると最悪で、ここからいかに被害を最小に止めるかを考えさせられます。
探索を無事進めるには探索装備を持ちたいし、その一方で宝を全然持ち帰れなかったら名声は伸びないし、次の冒険資金も不足するので、あらゆるアイテムを持って運びたい!というのが本音でした。

色々と書き連ねましたが、理不尽な難易度ではありません。
一つ一つの要素がうまく噛み合っているゲームなので、死んだときも「あの時の行動がミスだった」と明確に反省できます。

Curious Expedition

一度したミスは次から避ければ良いし、リスクのある行為に手を出すときは、リカバリー可能なようにしておくとか、色々と手段はあります。ランダム要素があるから攻略方法をパターン化することはできないけれど、決してランダム要素に左右されるだけのゲームではなく、最終的にはプレイヤーの勘と経験則が物をいうので、それが本作の面白さの秘訣かなと思います。
そんな感じで、手応えがあって面白いから辛い探索の日々も遊び続けられました。

なお、4回目の探索の終盤で初めて「昇格」の機能に気付いて、仲間を強化できることが判明しました。戦闘になると仲間がしょっちゅう死んでいたのは、昇格させていなかったからか⁉︎
最初からこの機能をキチンと使っていければ、最低難易度はたしかにだいぶ楽になりそうです。
あとは、遠征から帰った時にもらえる特性ですね。

Curious Expedition

ここで「強い精神力」(SAN値+20)を引いた後の遠征はかなり楽に感じました。

Switchに最適化できていないのか、時々挙動が凄く重くなったり、虫眼鏡(ヘルプ)の機能が使えなくなったりもしたけれど、そういう不具合は慣れました。
最初のハードルを乗り越えれば、長く遊んでいける1本だと思います。

Curious Expedition

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