ナムコットコレクション「マッピー」をプレイ。
※ほぼ書き上げていた記事を誤って全消ししてしまい、ひどくショックを受けながら書き直しました……。
本作は、ポップでノリのいいBGMが特徴のアクションゲーム。
そのBGM「Mappy medley」は「テイルズオブデスティニー2」のかけっこミニゲームで使われていたので私にとっても馴染みがあり、懐かしい気持ちになりながら遊びました。
レトロゲームの中では比較的有名なタイトルなので、ゲーム画面や動画を見たことはあったのですが、その時点ではまったくゲームルールがわからずにいました。
プレイヤーキャラクターは警察官、敵キャラクターは泥棒猫(ニャームコとミューキーズ)という設定は知っていたのですが、ゲーム画面だと両者が仲良くトランポリンで遊んでいるように見えて、不思議なゲームだと思っていたのです。
今回説明書を読んではじめて、「盗品を回収する」というゲームの目的と、通路の合間にあるトランポリンにいる間は、当たり判定がないという仕様を知り、なるほどと思いました。
仕様がわかっても、警察官が泥棒と接触すると負けというのは理屈に合わない気がしますが、捕まえることでなく盗品を取り戻すことが目的だから、致し方ないのでしょう。
実際に取れるアクションは、移動と扉の開閉だけというシンプルなゲーム。
最初は、あっという間にミューキーズに群がられてゲームオーバーになるので、難しいと思いました。
扉の開く向きも、私の感覚と合わなくて最初は苦労しました。
慣れてきたいまでも、常に素早い決断を求められるので、簡単なゲームではないと思っています。ステージを進めていくと「HURRY」の警告に常に追われている気がします。
しかし負けても「もう少し頑張ろう」と粘るくらい、楽しさがあります。
最初はステージクリアするのが精一杯でしたが、腕が上がると、品物を回収するのは自然とできるようになります。そうすると、次第にハイスコアを狙うプレイを目指すようになります。テクニックが決まれば気持ちがよいし、自分のスキルに応じて程良く難易度を上げることにもなっていきます。
同じ品物を連続で回収するコンボを基本としつつ、落とし穴やベルを使って撃退したり、ニャームコが隠れた瞬間に品物を回収したりと、色々技が用意されているので、それを我が物にしていくのが楽しいです。
扉を開けたときの僅かな反動(ドアダッシュ)でミューキーズを気絶させる、というテクニックを初めて成功させたときは、非常に盛り上がりました。
唯一、ボーナスラウンドは、面白さが掴めていません。
ルート次第でわざとトランポリンを破って時短するとか、最後のバルーンは直接獲得せず大風船を割って取るとか、なんとなく掴めてきたものはあります。ただ、ボーナスラウンドはプレイタイムが決められているために、決まった解法でないとコンプリートできない、自由度の低いステージと感じています。
もしかしたら、それは勘違いかもしれませんが、私としてはボーナスラウンドのルールがあまりピンと来ませんでした。本気のハイスコア狙いなら、ボーナスラウンドへの熱情も違いそうです。
前回「ゼビウス」では、ファミコンのスペックに落とし込んだ結果が気に入らなくてあれこれ書いてしまいましたが、本作は恐らくアーケード版と遜色ないと感じています。画面を見比べると屋敷の高さが減っていますが、その分左右を広く見渡すことができて、遊びやすくみえます。
屋敷のサイズ以外でも、アーケード版と比較すると、難易度の低下になっている変更があるようですが、だからといってやたら簡単になっているわけでもないし、遊びやすい改変とみて良いのではないでしょうか。
少なくとも私は大満足でした。