Switch版ローグライクカードゲーム「Slay the Spire(スレイ ザ スパイア)」を開始。

Slay the Spire

本作は、インディーゲームの傑作と名高いゲーム。同時に「社会人は遊んではいけない」的な警告も複数見掛けたので、購入後、だいぶ長い期間寝かせていました。
結論から書くと、これは噂に違わぬ傑作でした。
恐らく、開発者が作ろうと意図したものと、実際に出来上がっているものの間に差がないのだろうな、と感じます。ゲームデザインが完成されていて、無駄がなく、難易度調整が絶妙です。

ゲーム内容は、公称ゲームジャンルの通り、デッキ構築型ゲームローグライクを掛け合わせたものになっています。

Slay the Spire

迷宮探索で入手できるアイテムがそのまま「カード」になっていて、入手すると自動的に「デッキ」に組まれていきます。要らないカードを外しておくなどの調整は基本できず(不要カードを削除できる機会はあるが、自由にできない)、デッキ構築が、ローグライクの「出たとこ勝負」要素になっている印象です。

戦闘は、ターン開始時にデッキから規定数のカードを引き、コストの範囲で繰り出すことができるというカードゲームそのもの。

Slay the Spire

敵がどんな行動をするかは宣言されているので、例えばバフをかけるターンなら防御を捨てて攻撃し、強攻撃が来るなら防御を固める、と適宜動けば良いのですが、カードゲームなので、出したい行動が取れないことももちろんあります。その悔しさを味わったり、思う通りカードが引けない時でも致命傷にならないよう最善の手を考える頭脳戦が最高に面白いです。

Slay the Spire

私としては、敵の与ダメージを、ぴったりの防御力で受け止めてブロックするのが特に気持ち良いです。

ゲームブック風のイベントテキストも、謎だらけでワクワクします。

Slay the Spire

プレイヤーキャラクターはとりあえず、アイアンクラッドからディフェクトまでの3人を、アンロックされた順に1回ずつプレイしました。

Slay the Spire

それぞれスタートデッキの違いや能力の特性で、異なる立ち回りが求められるので、毎回新鮮でした。
特に、自分が単純に攻撃するより、補助オプションである「オーブ」をいかに活用するかを考えるディフェクトが、テクニカルで面白かったです。

Slay the Spire

ディフェクトの回は運も良く、レリック集めは順調だし、デッキも上手く成長できました。
エリア3「彼方」のクリア直前に「?」イベントで1章のボスと再戦してみたのですが、ほぼ完封できて、成長を実感できました。

最後にぶつかったボス敵「目覚めしもの」は、まさかの第二形態ありという超強敵でした。

Slay the Spire

第二形態突入時点で自身のHPが32しかなかったので、また敵HP300からのやり直しは辛かったです。防御重視でチマチマと戦い続けて、敵HP7まで減らし、勝てるかもしれないと思った時に、敵が13×3の攻撃を宣言して来て、目の前が真っ暗になりました。
その時点で自身のHP16。そのターンはカードの引きが悪く、防御力+12を積むのが精一杯。フロストオーブの力で防御力+8が加算されるものの、(敵攻撃13×6)ー(HP16+防御12+8)で綺麗にHP0にされる計算です。アタックを受けた時に反撃ダメージ3を与える「トゲ」状態に一瞬期待しましたが、2回攻撃を受けた時点で与えられるダメージは6。3回目の攻撃を受けたらこちらも死ぬので、もしトゲ効果が発動しても相打ちです。
負けた……と思ったその時ーー

Slay the Spire

敵全体に10ダメージを与える「爆発のポーション」を持っていたことに気付いて、まさかのクリアとなりました!
いや、まあその後の「心臓」のイベントで力尽きてしまったので、クリアした実感は薄かったのですが、スタッフロールも流れたし、一応クリア扱いでいいのでしょう。

Slay the Spire

演出を見た感じ、「心臓」を壊すには、アイアンクラッド、サイレント、ディフェクトでのエリア3クリアが条件だろうと想像しています。
そのため、4人目のプレイヤーキャラクターがアンロックされたけれど、先にアイアンクラッド、サイレントの攻略を目指していくつもりです。

コメント

  • コメントはまだありません。

コメント登録

  • コメントを入力してください。
登録フォーム
名前
メール
URL
コメント
閲覧制限
投稿キー
(スパム対策に 投稿キー を半角で入力してください)