「ロマンシングサガ リ・ユニバース」で気付かされた「おじさん」萌えと、その原点についての雑談。
……タイトルで伏せておきながら、画像でネタバレしていくスタイルです（笑）。
「ロマンシングサガ リ・ユニバース」（以降「ロマサガRS」と記載）のユーザーアンケートでは、定番質問として、「好きなキャラクター」の項目があります。
100人を超えるキャラクターの中から５人しか選べないため、固定にはせず、いつもアンケート実施時に自分の中で旬のキャラクターを選んでいるのですが、前回のアンケートで遂に、ロマサガRSの主人公ポルカを選んでしまいました。
選んでしまったーーというのも、１章の頃のポルカは率直に言って「嫌いなキャラクター」でした。
仕事より自分の個人的な目的を優先し続ける言動が私の「地雷」でしたし、極端なシスコン具合もどうかと思っていました。更にSSスタイルが全て限定ガチャなせいで、当初は戦闘でも全く役に立ちませんでした。同時進行の「ザレイズ」が主人公が非常に頼りになるゲームだけに、「お祭りゲームにおける主人公の役割」を考えてしまったくらいです。
それが２章で子供世代が登場してから、印象が変わりました。
と言っても、相変わらず、ポルカの言動の酷さは変わっていません。特にリズの死亡詐欺を演出した時なんかは、ギャグだと思って笑った後に、それともサイコパスか？と思って真顔になったくらいです。
しかし、姪っ子のジョーに良いところを見せたくてジタバタする姿が、可愛く見えるようになったのです。30代後半（推定）にもなって、家族の輪に入れてほしくてお揃い衣装を自作しちゃう伯父さん、どうかしてます。
しかも面白いことに、ポルカには「ジョーのおじさん」として強力なライバルがいます。
それが、ジョーの育ての親の１人であるボルカノ。
ボルカノも、ロマサガ3プレイ時は好きでなかったです。しかしロマサガRS２章で、ウンディーネとの擬似夫婦関係やら、娘（ジョー）を甘やかす「ポンコツ小父さん」っぷりやらを披露してくれたのが可愛過ぎて、これまたアンケートの「好きなキャラクター」に入れてしまったくらいです。
ウンディーネの「私があれだけ言っても変えなかったのに、娘ができたらコロっと主義を変えて…」などと不満を言いたそうな雰囲気も溜まりません。水着姿なんて、門下生が見たら泣くぞ！
そんなわけで、姪っ子にメロメロなおじさん二人が可愛く見えて困ります。私には「おじさん」が好きな傾向があったのかーーと首を傾げていたのですが、先日、気付きました。
自分でも驚いたこの性癖、確実にジューダス（テイルズオブデスティニー2）のせいですよ！
※スクリーンショットは「テイルズオブザレイズ」のもの。
カイルはジューダスを実の叔父だと知らないし、見た目が同世代だから実感が薄いのですが、ジューダスは明らかに親世代の目線でカイルを見て、導こうとします。
でもエンディングで「僕が助けるつもりだったが、実際は逆だったかもしれないな」と語っているように、時々びっくりするくらい不器用で、カイルやリアラと言った子供達に手を引かれていそうな面があるのが、リオンとは違う、ジューダスの魅力でした。
オリジナル版のリオンからすると、こんな素直に相手を心配する台詞が言えるだけでも、凄まじい変わりようだと思います。
親子ものが好きな私ですが、実際に当人が親になったパターンでなくとも、子供を導こうとして自分自身が変わる人が好きなのかもしれません。また、実の親だったら無責任に見える甘さがあっても、おじさんなら許容できるという理由もありそうです。
しかしポルカやボルカノなど、好きじゃなかったキャラクターを好きになってしまう「おじさん」属性はヤバイな、と思っていたのですが、ジューダスのせいだと思えば、これは何の不思議もなくなりました。