現在地:堕落の心臓に勝利
感想を書いていない間も、サイレントでひたすら試行錯誤を続けていました。
寝る前に少しーーと思いながら、うっかり2周して夜更かしすることもしばしば。
一度、心臓のHPを残り二桁まで削り、且つ毒が三桁溜まっているので確実に勝てるーーという状況で手札の順番をミスして「死の鼓動」のダメージを喰らい、死んでしまった回がありました。この時はさすがに即再プレイできず、2日ほど間が空いたくらい立ち直るのに時間がかかりました。
同じ状況を再現したくて、これ以降「シード値」にも手を出してみたのですが、辿ったルートを間違えているのか、今一つ完全に同じ状況にはならなかったように思います。どのルートを選んだか、全部記録しながら遊ぶべきだったんでしょうか。
サイレントは、やはり毒中心の戦術を組み立てることにしました。
私が心臓を倒す「毒デッキ」として考えたのは、「触媒」カードを複数持ち、与えた毒を3倍×3倍×3倍と重ねる方法です。手持ちカードを複製する「悪夢」カードを使うと特に効果的。
あとは何もせずとも1ターンに200ダメージ与えるので、章ボスはあっという間に倒せますし、心臓にも有効ーーなはずでしたが、必要なカードが揃うことが稀で、結局中途半端なデッキになりがちでした。
そして、実際に勝てたのは、その中途半端なデッキだったのでした。
正直、デッキよりレリックが強かったかな、と思います。
クリア時カードは25枚。店に寄るたびに不要カードを削除したものの、圧縮できたとは言えません。初期カードも6枚残っていました。
毒の付与方法は「致死毒」「毒の一刺し」「死体爆発」「跳ねるフラスコ」で、肝心の「触媒」がなく、地道に蓄積させるしかないので、かなり毒性弱めです。
正直、このデッキで心臓に勝てるとはあまり考えていませんでした。
それなのに心臓戦を勝ち抜けた要因は、3章ボスの直前に店売りしていた「幽体化」カードの効果です。
ダメージを1に抑える「無形」を3ターンの間得ることができるレアカードです。これを組み込んで心臓の攻撃をいなす戦術も試しておきたいと考えていたので、初めて入れました。
実際の心臓戦中に「幽霊化」のカードを引いた時、まだ心臓はHP297(毒48)だったので、ここで無形を得て攻撃を凌いでも、ダメージが足りないか、と思っていました。
そして実際、無形が解除された時点で心臓はHP72(毒37)。
しかし、このターンの心臓の行動がバフだったお陰で、致死ダメージを喰らうターンがズレて、撃破ダメージに到達できました。
前述通り、有用レリックを多数拾えた点は、純粋に運が良かったです。
「漂う凧」「ハッピーフラワー」でマナを増やすことができたのは、かなり有力でした。
「青銅のウロコ」に「まきびし」カードも付けておいたので、心臓が多段攻撃すると8ダメージ×12回与えていたのも、地味ですがダメージ蓄積に役立ちました。
なお、一度だけHP50%で復活できる「トカゲのシッポ」も強いと思ったけれど、入手したのが最後のエリート戦「矛と盾」の報酬で、発動する機会はないまま終わりました。
また、終章の店にポーション「エントロピー調合」が売っていたことも、大変幸運でした。ポーションを使い切った後、ランダムとは言え3つ補充できるのはすごい効果だと思います。
心臓を破ったことで塔は眠りにつき、ネオーもまた眠ったようです。
ネオーって結局どう言う存在だったのでしょうね。塔と共にネオーもまた死ぬのだとしたら、なんらかの理由で塔に縛られていて、解き放たれるためにプレイヤーを送り込んでるとかだったんでしょうか。その割に、オープニングで「また君か」とか言うことがあるのが謎です。
勝利した回には組み込めなったけれど、色々なカードがあって、入手できたカードに合わせて戦術を練っていくのは面白かったです。
強いと思ったのは、1戦闘中1回ポーションを生成できる「錬金術」カード。基本1コスト(アップグレード0コスト)で良いのか?と思う破格の性能でした。
また「バレットタイム」はコストが高過ぎると思っていたけれど、手札が溢れた状態で使えると、とんでもなく高性能で、カード使い放題タイムになるのが面白かったです。