Qu'il fait bon(キルフェボン)の、期間限定ピスタチオアレンジタルト
4月21日から27日まで、キルフェボンの人気タルト5種類をピスタチオアレンジにした特別タルトを提供する「ピスタチオグリーンウィーク」開催中。下記の2種類をいただきました。
ピスタチオのティラミスタルト
※クリームが柔らかいため、皿に乗せ替えるとき少し形を崩してしまいました。
非常に面白いタルトでした。ティラミスだけど正しくピスタチオであり、ピスタチオだけど正しくティラミス。この2つのケーキの融合が、驚くほど上手くされています。
下から、土台のココア風味タルト、ピスタチオが入ったホワイトチョコレート、スポンジ、マスカルポーネクリーム、スポンジ、ピスタチオクリームといった構成。表面には、ビッチリと粉状のピスタチオが塗されています。まったく食感には引っかからないですが、ピスタチオの風味が香り、こんな使いかたもあるのだなと勉強になりました。
一つ一つの要素も実に美味しいけれど、まとめて食べるとはじめて体験するマリアージュが楽しめました。
土台部分以外は、全体的にフワッと軽い作りです。
土台は、チョコレートが挟まっているので、かなり硬めでした。とはいえ、タルト自体は割とサクサクしたビスケット食感ですし、チョコレートは口に入れれば溶けていくので、調和を崩すようなことはありませんでした。
フレジエのタルト 〜ピスタチオ風味〜
フレジェをピスタチオ風味にアレンジしたタルト。
下から、土台のパイ風タルト、バタークリーム、スポンジ、イチゴのジュレ、ピスタチオクリーム、イチゴという構成です。
さすがキルフェボンという感じの、極めて完成度が高いフルーツタルトでした。
タルトはパイ生地タイプなので、フォークが通りやすく食べやすかったです。
ただ、表面の艶々した苺、甘酸っぱい苺のジュレといった苺の主張が強く、ピスタチオが添え物になってしまっていた気がします。名前も「ピスタチオ風味」だから、あくまでフレジェとして作られていた感じですね。「ピスタチオが主役」という宣伝文句を考えると、ちょっと外れていたように思います。
もちろん、前述した通り味自体は文句なかったので、ピスタチオ関係なく評価するなら、こちらの方が好みのタルトではありました。