現在地：エミリア編クリア
メインクエストは、トリニティ基地への再潜入から。
エミリアが怒るかと思いきや、自分が潜入させられる理由を聞くと「納得できる説明でしたから」と大人しく引き受けた辺り、この後に着る衣装「リーサルコマンドー」の女にこの時点でなりきっていたような気がします。最早、モデルというより大女優ですね。
なりきってるエミリアらしく、華麗に敵を退けて執政の部屋にたどり着きたいところでしたが、最短ルートだと固定位置から動かない敵が強過ぎて全滅したので、そっと回避ルートを取りました。
そんなわけで少し遠回りになりましたが、新執政モンドと対面。
「裏解体新書」のせいなのか、もっとマッドなタイプだと思っていたのですが、自分の目的のためならば、取り締まる対象である犯罪組織も利用する強かさ、銃を突きつけられても動じず自分に有利に交渉する腹の座った感じなど、風格のある男でした。ルーファスが「執政になって（＝現場から外れて）ホッとした」と評するのも納得の、強敵感です。
それでいて、憧れの女性への品をずっと持っていたり、エミリアの境遇を憐んだのか心配したのか、それを人に託すような面もあって、その複雑さがなかなか魅力的でした。
そんないい男だからこそ、部屋のあの額は外して欲しかったです（笑）。ヤルート時代から内装を変えないこと自体は、野望成就につながらないことに興味がない表現として、良いとは思いますけれど……。
最後の自由行動は、シンロウで、遺跡と古代のシップを探索しました。
ラスボス戦に向けた術技閃きと、次周に向けた二軍育成が目的です。
主力はいつの間にかHP600前後になっていたので、パーティ戦なら余裕。道中にタンザーでのトラウマを呼び起こすスライム軍団がいましたが、全体攻撃三発で殲滅できたので、強くなったなと満足しました。
しかし、そんな主力パーティでも、うっかり遭遇してしまった隠しボス・イクストルには、全く歯が立ちませんでした。
耐性を含めて装備を見直すなど、数回挑戦したのですが、一番粘れた回でも、エミリアのLP切れでゲームオーバーとなりました。
これを倒せずにラスボスを倒せるかな？と少し不安になりましたが、ラスボスは対策さえできれば、サガのボスとしては弱い方でした。
閃きの目的は、一人連携「DSC」用の体術技を揃えることでしたが、実はイクストルに負けて引き揚げた後、苦笑するしかない事実が判明しました。
ライザが「スライディング」を閃かないと思っていたら、疾うに閃き済みで封印していました。
フェイオンは「ジャイアントスイング」が閃けなかったので、今回は諦めました。二周、三周する内に覚えるでしょう。
「DSC」は、WP消費が他の三倍近いのと、他の術技と連携できないというデメリットはあるけれど、五桁ダメージが出ることもあって、実用するかはともかく、気持ち良いロマン技でした。
より実用度の高い「跳弾」はエミリア、ルーファス、メイレンの３人が習得。でも、剣も使わせているエミリアとルーファスは、「神速三段突き」を混ぜた方が威力としては高かったです。「跳弾」の良さは、連携のしやすさにある感じですね。
十分準備が整ったところで、最後の敵が待つヨークランドの忘られし聖堂へ向かいました。
前述した通り、ラスボス・ディーヴァはそこそこ強かったのですが、凝視対策していたこともあり、一発で攻略できました。一番初心者向けのエミリア編とは言え、サガのラスボスを初見で倒せたことにビックリです。
ジョーカーの正体がレンのパターンだったので、ほろ苦い結末でした。実際はここに「キューブ」はないと分かっているので、エミリアを誘うジョーカーは凄く滑稽でしたが……。
グラディウスの仲間とも別れて一人去る際、立ち止まって振り返らない演出が、エミリアが強くなったことを示していて、その格好良さに痺れました。振り返ってみると、エミリア編は予想外に大人向けのシナリオでしたね。正にエミリアの年齢くらいの、成人した働く女性に向けた内容だったように思います。
そんなわけで、エミリア編はクリア。
一度クリアしたことで、タイトル画面に１人、遅れてきた主役が追加されました。
というわけで、次回はヒューズ視点のエミリア編に行きたいと思います。