現在地:リュート編+ヒューズ編(某重大事件編)
リュート編をクリア。そして、ヒューズ編も一気にクリアしました。
ラスボスは、モンドが乗り込んだ巨大搭乗メカ・グレートモンドとの戦い。
モンドのネーミングセンス皆無で笑えますが、実際は名前なんて重視していないという考えが現れているのでしょうね。
驚天、動地、威力、超神、魂と、次第に装甲パーツが減って芯だけになっても戦うところに、モンドの執念を感じました。
それにしても、リュート自身は「いい人」と思っていたのに、割とあっさり乗り込んでいってモンドを殺すのだなぁと、こちらが複雑な気持ちになりました。サガだからそんなものとはいえ、もう少し葛藤があっても良かったのでは。
艦長から話を聞いた時点では、父親の仇と恨む雰囲気ではなかったし、悪を倒す使命感に目覚めたわけもないだろうし、周りに流されただけなのでしょうか。リュートという人物は判断が難しいと思いました。
むしろ、息子のしたことを「お前も少しは人様の役に立ったってことさ」と評する母親の姿に、「スカーレットピンパーネル」のマルグリットが子供を産んだらこうなるのかも、としみじみ思いました。
恐らく母親も革命の仲間だったのでしょうが、息子が父親とは逆に、かつての革命の同志を殺し、トリニティが支配する平和を守ったことに対して批判せず受け入れてくれているのです。きっと家庭を持ったことで、革命を善とする旧来の価値観と、保守を善とする価値観の両方を持つようになり、柔軟な思考を持つようになったんだろうなぁと思います。でも、息子に特別顧問なんて務まらないとも思っているところが、現実的で好きです。
続けて、ヒューズ編。
リュート編の亜種という感じでした。マンハッタンでリュートを詰問する下りは本編通りですが、モンド基地の存在を突き止めるのはIRPOの捜査の結果で、これはIRPOの面目躍如。リュートとゲンさん回収後、レオナルド博士(メカ)の助言を得て、オウミ突入の助けをネルソンに求めるーーという形でモンドとの戦いに進みます。
そして、モンドがトリニティに寝返ったくだりに関する驚きの真相が判明してひっくり返りました。
河津プロデューサーが承認しているのだから、オリジナル版当初から設定されていたことなのでしょうけれど、もし自分が発売当時にサガフロを遊んで、反トリニティ活動世代で二次創作していた上で24年後にこの事実を開示されたら、たぶん3日くらい寝込みますね(笑)。
ーー現実に、テイルズオブシンフォニアの古代勇者組に、ファンダムvol.2で後付け公式情報が出て寝込んだ実績がありますので。ラタトスクの騎士で明かされた未来も結構痛手だったな……。
グレートモンド戦は、今回は敵ランクを引き継いだのに一軍を入れ替えた上、うっかりヒューズにDSCをセットし忘れたこともあって、かなり梃子摺りました。
それから、今回はゲンさん編と言えるような内容でもあったのが特徴的だと思いました。
スクラップの酒場前にて、「ケンカに銃を持ち出した奴」を叱るために出てきて、強制パーティイン。この時点で、やっぱりゲンさんは好きだなと思いました。
そして、ワカツが滅ぼされた理由を知って怒るところも、グッときました。リュート編でもこの下りには専用台詞があったけれど、今回はグレートモンド戦後もモンドが生きていたので、直接対峙までしてくれました。
トリニティに特攻して死ぬつもりかと思ってましたが、特攻した後に生き延びても自死するつもりだったんですね。だから、T260Gと再会の約束をしてくれなかったのか、と分かってしまいました。リュートが止めてくれて良かったです。
T260G編、リュート編と続けてプレイしたのはたまたまですが、思い掛けないところで繋がりがあり、ちょうどいい順序で進んだと思います。