アセルス編開始・水の従騎士戦まで
ジーナの語りで進行するということは知っていて、アセルスの旅に同行しないサブキャラクターに語り部が務まるのか不思議だったのですが、自分の心情、アセルスから後に聞いた話、アセルスが知らないその時のファシナトゥールの状況など、色々な角度から話を見せる要素になっているのだなと理解しました。
そしてストーリー展開の主導権をジーナが握っていることにより、いわゆる「一方その頃…」的なシーンを挿入しやすいんですね。
サガシリーズの物語は通常、主人公の目線でしか描かれない(主人公が知り得ない情報は与えられない)のが常なので、サガらしくないとも言えます。でも7人の主人公がいる中での差別化、ヒトと異質な妖魔の世界を描くといった意味で、上手く機能していると思います。
語りが入るので、朗読劇や舞台劇っぽい雰囲気も感じます。
オルロワージュの名を告げるシーンは、演出も含めて正にその印象でした。
台本以外のことはしないということなのか、針の城の住人は、白薔薇以外は一方的に言いたいことをいうだけで、会話が成立しないので、こんなところにいたら頭がおかしくなりそうだな、と心底から思いました。
そんなわけでファシナトゥールを脱出するのですが、実は、脱出方法がわからなくてしばらく困っていました。
最初は、針の城の中で唯一敵が出現する道が、イルドゥン抜きなら進めることに気付いて、ここから外のリージョンに繋がっているのかと思ったのですが、どう考えても倒せる強さでない中ボスがいて全滅しました。
火山も何度か訪れましたが、最初の訪問時に声が聞けただけで、なにごとも起きません。リマスターで脱出方法が増えているはずなのに、結局、セアトから教わったシップに乗せてもらう手段での脱出となりました。
最初に着いたのがオウミで、メサルティムのイベントがあるわけですが、街の人が、領主の館が無人だと言っていないので、あれ?と引っかかりました。クーン編での偽領主(妖魔)も、町にいます。
となると、館で出迎えてくれたこの詩人風の男が、本当の領主だったんですね。
色々と勝手が違うなと思いながらイベントを進めていたら、湖につながる地下室でメサルティムが仲間から離脱したので、「ええっ!? 装備持ち逃げされた!」とショックを受けました。あまりにショックだったので、デビルテンタクラーと戦う前のセーブに戻って装備を変えたくらいです。
それにしても、オウミの領主が生きていることから考えると、もしかしたら、アセルスの話は他の主人公より少し早い時期に始まっているのでしょうか。
メサルティムに振られて、白薔薇と二人旅に戻ってしまったので、仲間を増やさねばなりません。
次の行き先はシュライクだったので、取り急ぎ、確実に仲間になるコットンを回収しました。
シュライクのイベント後は自由行動になったので、仲間になるキャラクターが多いスクラップに行きました。ところが、アセルス編だと仲間になろうとしてくれるのは、リュートだけでした。
妖魔同士なら会話が成立するかと期待し、クーロンのヌサカーンの診療所も寄ったのですが、中に入ることすらできませんでした。
仕方ないので、ルミナスに寄ってルージュを回収。ルージュも育成はしていないのですが、無条件で仲間になるから、なんだかんだ加入する頻度は高いですね。
早急に仲間を増やしたかったのは、アセルス編だと自由行動といっても、追手が来ると分かっていたからです。
最初にシュライクで現れる追手は、元々白薔薇と2人で対応できるように調整されているのか、コットンを入れていて申し訳ないと思うくらい弱かったですが、2番目の追手(水の従騎士)にはそこそこ手間取りました。
アセルスも白薔薇も、装備は一流でもステータスが低い状態ですし、技が揃っていないのでできることが少ないです。白薔薇は育成しても先がないですが、アセルスはきちんと育てていかねばなぁと思います。