現在地:クリア(アナザーデイ含む)

新すばらしきこのせかい

新すばらしきこのせかい生配信及び動画・画像投稿に関するガイドラインで許されている範囲のスクリーンショットとネタバレを含みます。ご注意ください。

長く熱い最終日でした。
と言っても「Last Day」で黒幕が判明しリスタートするところまでは、いつもの1日と大差なく、リスタート後の「Last Day'」からが本番だった感じです。
シイバに説明するという判断も意外だったし、そこから「シイバを説得できる人を探す」ために奔走するという、追い詰められた最終日とは思えない展開で、会話の妙にもたくさん笑いました。

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また、ヒシマが変人具合を遺憾無く発揮するので取り付く島がなく、ヒシマ攻略の糸口が見えない状態で動き回る必死さも、可笑しみがありました。
一番笑ったのは「(シイバに)インプリントが効けば面白い」発言です。
私は、二人が元は親友と教えてもらう前、シイバと話ができる人を探しはじめた時点で、ヒシマの出番だと確信して、真面目にヒシマ攻略を進めたのですが、説得の末にヒシマという男がわかったことで、逆に「こいつで大丈夫か?」と不安になりました(笑)。

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ちゃんとした説得できるのか謎だと思いながら連れて行ったら、すべての言葉が辛辣で、説得なのか煽りなのか分からない発言を連発するので、ひたすら爆笑しました。

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ビイトにまで「説得すんのはアイツで大丈夫なのか?」と心配されるのは、余程ですよ!
あまりに面白キャラなので、ヒシマのことが一気に好きになりました。
逆に、この面白説得を一応聞き入れてしまうシイバの素直さは、ちょっと驚きました。

そんな感じで「Last Day'」は笑いまくってたのですが、リスタートでできる最善を尽くしたのにノイズに勝つことができず、仲間が消滅していくことに。

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どんな時も心の支えだったビイトの消滅が衝撃すぎて、そこから一気にボロ泣きしてしまいました。
この時だけ、ネクの焦る顔が見られるのも分かります。そしてビイトに続けてネクも消えるのは、前作パートナー制を思い起こされました。
そして最後、ショウカが消える様は演出込みだったので、より絶望感がありました。

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予想通り、ショウカがスワロウさんでしたけれど、「ポケコヨをさせてあげたかった」と言う、新宿の仲間を裏切るには非常に小さな理由が心に染みました。たぶんその一つだけが理由なわけではなくて、色々な気持ちがあった上で、最後にポロっと溢れた切っ掛けくらいなんでしょうけれど、死神という非日常の世界から、日常に憧れていたのかなと感じました。

もうリスタートもできないのにどうするんだろうと思ったら、天界からの介入で決着したのは予想外でした。しかしデウス・エクス・マキナとは言えず、みんなが消滅して、一人だけRGに戻ったリンドウという辛すぎる状況で「Last Day”」が始まることに愕然としました。

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消滅だから、フレット以下の存在自体が消えていて、RGの誰とも喪失感を分かち合えないことが辛すぎると思いました。
久しぶりの晴れた渋谷なのに、気持ちは崩壊中の空の下より重く、波乗りもスキャンもできないことに絶望しました。
まだネクとビイトに繋がるキャラクターボードが解放されていないから、これで終わるわけがないとは思っても、もうリスタートできない以上、「積んだ」状態。最終日に関与しようとしていたライムがビイトを覚えていて、そこから並行世界にアプローチする程度しか思い浮かばないな……と思っていたら、上位存在がひょっこり現れて、普通にバッジを修復してくれたことにズッコケました。しかも、ヨシュアじゃない!?と言う点でも驚かされました。

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ネクから繋がるキャラクターボードで2つ連結している空きは、ヨシュアとハネコマさんだと思っていたので、「誰だ、お前」状態でした。同時に、一つ飛ばしてミカギが先に埋まったことで、この空きはヨシュアだなと確信もしました。

ちなみに、そのヨシュアは、本当の最終戦で、3年前の生き返り組が全員揃ったところでようやく登場。

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渋谷コンポーザーの癖に、渋谷存亡の危機に手も貸さないし、クボウを廃棄してくれたのもミカギだし、それでいてラスボス撃破後の重要なところは持っていくし、ヨシュアは相変わらずヨシュアだなと感じました。洋服から、プロローグでリンドウの参加者バッジを拾ったのもヨシュアだと確信も持てたし、またお前が黒幕か、と言う気分です。
同窓会」だからと、一応外見年齢を上げて登場した点は、可愛げを感じました。

そんなこんなで、二度とやり直しが効かない本当の最終日。

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ライムやシキも協力して、新旧キャラ全員で「渋谷オールリマインド作戦」を決行する流れは、非常に燃えました。
この作戦のために、フレットやナギの能力も設定されていたのですね。

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フレットが主人公のような活躍をするのも、ここまで一緒に成長してきた彼だから、嬉しいと感じます。

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そして成長したネクの「集中しろ」のボイスから作戦が始まったことで、興奮は最高潮に達しました。

ボス戦は、最初のシイバが、ひたすら写身するのでダメージを与え難くて疲れました。

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二回目はシンクロしやすく、正直設定上の強さより楽な敵でした。
三回目は、演出多めのイベント戦闘っぽいボスでしたね。途中に近付かないと攻撃できないターンがあったのですが、ぱっと見、ボスと自分たちがそんなに離れているように見えなかったので、「攻撃不能バグか?」と疑ってしまいました。

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エンディングは、意外とあっさりした内容でしたが、前作もそう言う面はありましたし、シークレットレポートを集めて考察するのがこのシリーズのエンディングの始まりなんでしょうね。

クボウが殴れないまま終わったことは、正体がわかった今は、この作品の世界設定的に致し方ないと納得はしました。渋谷シンドロームを蔓延させたこともクボウの「保険」だった辺り、本当に有能で付け入る隙がなかったですからね。

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この世界の「天使」はおっさんしかいないのか……とは思いました(笑)。

しかし、最終的にシイバが許されたのは少々納得できませんでした。心神喪失状態は無罪とはいえ、渋谷でやってきた悪質な行為や発言を考えると、消えて、ヒシマに後を託す方が話が綺麗に収まったように思います。
せめて、ドローとか言わず、もう一度戦って白黒着けた方がスッキリしました。

また、動きのあるスタッフロールがとてもお洒落で、格好いいなと思って見ていたのですが、その結果、この規模の作品とは思えないくらい少人数の開発であることに気付いて、色々感心しました。実はシナリオイラスト音楽に全振りした、尖った作りのゲームだったんですね。総評でUIが悪いことに触れようと思っていたのですが、見逃すことにしました。

アナザーデイもプレイしたのですが、ちょっと簡素な内容で拍子抜け。ギャグとしても前作ほどの切れ味がなかったと思います。
今回はミニゲームがなかったのでボス戦闘しかすることがなくて、ちょっと残念でした。いっそ、クリア後に「レガスト」か「ポケこよ」のミニゲームでも解禁されたら、100点満点でしたね。と言っても、レガストはミナミモト顔のキャラが優しく微笑むというだけで、爆笑してしまって遊べなそうです。
一周した後に再挑戦して、隠しボス(ミナミモト)はなんとか倒しました。リザルトは過去最低のボロボロです。

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しかしライムのダイブ戦闘は推奨レベルがとんでもなく高く、社会人プレイヤーには諸々面倒なので、これで本作のプレイは終了にしたいと思います。

ゲーム本編自体は、大変面白かったです。
多少謎は残ったけれど1作できちんと話が完結していたし、なにより清々しいEDでした。
ただ「リスタート能力」が強力すぎて、ストーリー中の緊張感はなかったかもしれません。

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幽川舎と戦う5日目のリスタートは、自分でどの時間に行けば対処できるか考えないといけなかったので謎解きとして面白かったですが、その後は完全に誘導に従った一本道だったので、もう少し自由度があったら楽しめたかなと思います。

キャラクターは、今作キャラも前作キャラも全員活躍していたし、全員記憶に残る個性的なキャラでした。

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私は、前作で一番好きなパートナーだったビイトが、無茶苦茶頼れるお兄ちゃんでツイスターズを支えたり、ネクにとって3年の空白がある渋谷やライムたちとの隔絶を埋める最高のハブになっていたことに大満足でした。

ただミナミモトに関しては、復活に関するシークレットレポートで、少し解釈違いを起こして寝込んでしまいました。いや、解釈違いもなにも、公式なのですが。

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私は前作のミナミモトを「数学者」より「芸術家」の面が大きいと思っていたので、今作でオブジェを作らないことに寂しさを感じていたのですが、そもそも芸術家部分が消失したミナミモトという可能性が生じたことがショックでした。
前作のミナミモトは、ハネコマさんが一縷の望みをかけるくらい光る存在だったけれど、我々下位存在でも、行動や言葉がある程度理解できる人レベルになったいま、コンポーザーに勝つ未来も見えないです。アナザーデイの裏ボスを見ると、並行世界に移動する能力までは到達してるので、能力だけなら前作より強い筈なのですが。

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結局、最後までミナミモトを警戒していたのはビイトだけで、渋谷死神たちも普通に受け入れてましたね。そのこと自体は微笑ましかったけれど、それはあくまで「3年前のミナミモト」との違いを成長と捉えたからであって、変質だということになると、印象が変わってしまいました。

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