現在地:クリア(総合探索度143)
ストーリー終了。
常夜の怨燎洞を攻略したら、一気に話が進みました。
星魂剣の刀身が見つかり、これでタマ爺が消えないで済むことになりました。
「よかったよう」と泣くサクナに、こちらもホロリとさせられました。失うことを覚悟していたからこそ、ホッとして気持ちが軽くなったのですね。大龍を討つための犠牲として二重に苦しい決断だったから、そのひとつが解消されて本当に良かったです。
そして、折れていてもさすが星魂剣というべきか、名刀の存在を察知した妖刀が戻ってきて、妖刀問題も解決。
これでキンタの気持ちも整理されたので、遂にタマ爺が農具に鍛え直され、星魂の鎌と鍬が手に入りました。これは最大強化して悔いなし!と思って、真価を解放したり枝魂を付けたりしました。最も、真価解放にまだ見たこともないアイテムが要求されたので、中途半端な強化で終わりました。
決戦に持ち込む武器は決まったから、防具も新調するものがないか確認しようと思って、ゆいの機織り小屋へ行ったところ、ちょっとしたイベントが始まって、鶴が飛び立ってしまいました。
見当たらず困ったと思って田右衛門に話しかけたら、こちらでは祭の開催を提案されました。
要セーブ分割推奨メッセージが表示されたということは、おそらく引き返せない戦いに進むはず。
ゆいがいない状態でストーリーを進めてしまうのは如何なものか、と思ったので、先にゆいを連れ戻すため鶴を追うことにしました。
そして訪れた日恵千水峡で、鶴とUFOに遭遇。
ーーUFO!?
滅びに瀕した故郷を救うため創世樹によって繋げられた世界を渡る者なる「双星の女神」だそうですが、随分唐突だったので驚きました。えーでるわいす制作の他のゲームの関係者とかでしょうか。
羽衣を作った、という話もさらりと告げられました。このイベントはやや脇道という印象でしたが、実は思いがけない情報が提示されていて、ED展開の伏線だったのか、とあとで気付きました。
きんたを連れてきて、ゆいと人の繋がりを示すことで、もう一度ゆいを人の姿に変化させてもらえたのですが、まさか、きんたが鶴(ゆい)を助けたエピソードが、食べるつもりが誤って逃しただけというオチだったとはトホホでした。
また、ゆいが払った2回目の代償がなんだったのか明かされなかったけれど、EDから考えて、きんたに付いて行かないことが代償だったのでしょうか。「きんたに告白しない」とかも考えられますね。
ゆいが戻ったあと、ミルテが麓の世に帰るか否かを皆に問うイベントがあって、ハッとさせられました。
皆が神になりつつあるという話があったから、このままヒノエ島で暮らしていくものと思っていたけれど、布教というミルテの目的を考えると留まる理由がないのですね。しかし問題は、ミルテが帰ったあと誰が料理をするんだということです。田右衛門かな? サクナが「なぜわしがおさんどんしとるんじゃ」などと、文句言いながら米を炊くのも可愛いと思いますが、ココロワに炊飯ジャーでも発明してもらった方がいいでしょうね。
そんなこんなで全員揃ったので、祭を開催してもらいました。
峠がココロワ製の提灯で綺麗に飾られ、都の神々も来訪して、峠が賑やかになったのがとても新鮮でした。
私は、ココロワが都の神々をヒノエ島に呼ぶことを提案したときに、黒幕を炙り出す作戦があるんだろうと予想していたのですが、そういう裏はなく、ただ大龍復活を前にサクナの力を最大限引き上げようというものだったようですね。
タイミングよくと言うべきか、祭が火種になったかのように、火山が噴火して慌てましたが、サクナが大龍を討つことを宣言して、人々と私を鎮めてくれました。
サクナヒメの成長した様は、何度見ても嬉しくなりますね。
龍の抜け穴の下層からさらに落下して、深淵の大樹骸に到達。
さすがにラストダンジョンだけあって、敵の数が多く、且ついきなり敵集団にタコ殴りされる位置に落ちることもありました。とはいえ、こちらも戦闘準備は万端だし、敵集団全滅時にHP回復する「集気」をセットしていたお陰で強引に攻めていくこともできて、いつもの探索よりいっそ気楽な攻略でした。
時間経過がないから、夜や空腹を心配しなくて良い点もありがたかったです。
そして遂に辿り着いた最深部で、大龍に挑みました。
ここにきて羽衣の力が解放されて、羽衣結界で敵の攻撃を完全防御して溜めた後、放つという特殊技が使えるようになりました。と言うことで、ギミックは活用したい派なので羽衣結界を使って戦っていたのですがーー正直、この羽衣結界、使うのが難しかったです。技ゲージがないと使えないし、展開中に技ゲージが切れても被弾するし、結果、技を封じて戦うことになってしまうので、なんだか非常に地味な絵面になるんですね。しかも溜めた力を解放できるタイミングも見落としがちで、変なタイミングで解放しちゃったりしました。
四苦八苦した挙句、無視して普通に攻撃を避けたり、通常技を当てる方が、ダメージ効率は悪くても性に合っていると思って、普通に戦ったら楽に倒せました(苦笑)。
おい、弱いぞ大龍!
まだこんな奥底で待機していた辺り、実は復活したと言いながら力が回復していなかったのでは?と言う気もします。
羽衣の力を解放した「代償」を支払う最中、父母との短い再会を果たせました。子供返りして両親への思慕を訴える姿に、やはりサクナヒメは幼い「子供」のままの神だったんだろうなと感じました。
それと私はこのシーンでようやく、本当にタケリビたちは死んでいたんだ、と理解しました。
トヨハナは行方不明という扱いだったので、トヨハナが拐われて、タケリビが無策で助けに行った状況だったんだと思うのですが、タマ爺にすら話がちゃんと伝わっていなかったのは謎です。大龍自身が都に戻ったタケリビたちに手出しできたはずもなく、この辺は黒幕の神が関わっているのでしょうか。
ストーリー自体は大円団でまとまっているので、作中で黒幕がいる示唆などしなければ、気にせず流したのに、あえて触れておいて放置したのは謎です。
EDは、各キャラクターに関する軽い後日談が語られる形式でした。
結局、ヒノエ島で暮らした6人のうち半数は麓の世に戻って離れ離れになってしまったのは寂しい気もしましたが、それぞれが自分のしたいことを貫いた結果なので、良かったなと思います。
そして来月発売されるココロワヒメの小説は、EDの「別のお話」に相当するのでしょうか。例の解消しなかった伏線と絡みそうな話なので、少し気になりました。
天返宮の攻略など、もう少し進めるつもりですが、ひとまずストーリークリアで〆です。
グラフィックも稲作のシステムも、非常に良かったです。期待通りの内容でした。
UIは多少不満もありましたが、そもそもインディーゲームであることを考えると許容範囲です。
アクションは中盤までの難易度が高く、サクナのステータスや武技レベルが上がる後半はかなり楽という印象でしたが、これもアクションRPGでは正常な難易度曲線でしょう。以前苦労したステージボスに、夜間に挑んであっという間に倒せるようになったり、最初は頼りなかった武技が、使い込んで高威力を発揮するようになったり、成長を感じる要素が多くて楽しかったです。