ヒューズ編(双子の術士事件Ver.)クリア
全クリアしました!
裏ボス、ブルー編のルージュ勝利パターン、エミリア編のレン生存EDなど、完全に遊び尽くしてはいないですけれど、飽きずに全主人公プレイできただけで十分なので、これでサガフロプレイは終了とします。
今回は、サイレンスを潜入中のオーンブルから連れ戻すため、ルミナスへ行くところから開始。
サイレンスは本編中永遠に放置されるのかと思ったけれど、ちゃんと無駄な捜査をさせられていることに気付いて貰えていてホッとしました。
さて、いつもならルミナスの発着場にいるのはルージュですが、さすがにブルー編に対応したヒューズ編なだけあって、ここでまずブルーと遭遇しました。
ヒューズ編はいつでもブルーを仲間にできるけれど、その場合はドヴァンなので、ルミナスにいるブルーはとても新鮮な感覚でした。
陽術か陰術の資質は必ず取るから、ここでブルーと会うのもおかしなことではないですし、いっそ普段の他の主人公でも、ブルーとルージュのどちらがルミナスにいるか、ランダムで決まっても面白そうだったな、と思いました。ブルーは暴言吐くだけで、仲間にできなくても良いので。
実際このヒューズ編でも、用無しと判断すると、即座に被った猫を下ろしてしまうブルーに少し苦笑しました。
ブルーの言動は、性格が悪いからというより、対人スキルと想像力の欠如が表れていると思います。いまは役に立たない相手でも先々どう変わるか分からないから、性格が悪い人物なら徹底して猫を被り、本心は見せないでしょう。
そして、光の迷宮側で騒ぎを起こしているブルーの方に行くか、サイレンスを探すか、いきなり究極の選択が突きつけられて、しばし悩みました。
私個人はサイレンスの方にふらふら引き寄せられますが、ヒューズの行動として考えるなら、サイレンスは放っておいてもすぐ問題が起きるわけでないから、いまトラブルが発生している場所に行くことを優先しそうです。
という判断で、ブルーを方を選択。
ブルーを追って光の迷宮に行き、陽術の資質を得てしまいました。
まあ、ヒューズは初回に覚えさせた時術くらいしか術を習得していなかったので構いませんが、もし隠術エキスパートにしていたらショックでしたね。
迷宮まで行ったのにブルーに追いつかなかったので、この後どうなるのかと思いきや、このブルーも秘術を選択したらしく、盾のカードを譲り受けにあちらから現れました。
しかし、ルミナスで会ったことを特に記憶していないと宣うのには驚きました。術以外に無関心なブルーを表現していたんでしょうけれど、実は髪を結んだルージュなのか、あるいは痴呆なのかと無駄に疑ってしまいましたよ(苦笑)。
2人だけで朱雀戦は厳しいと思ったら、探索は全カットで安心でした。
双子の事情について、ヌサカーンに話を聞きに行くというくだりでようやく自由行動になったので、改めてサイレンスを迎えに行ってきました。
一度IRPOに帰還したときに、ドールと顔を合わせないで済んで良かったですね。これで、ヒューズがサイレンスを迎えに行ったという事実だけが残ったので、ドールに怒られないで済むでしょう。
そして、ブルーたちが術の素質を手に入れる目的で人殺しをしないよう、なんと麒麟と時の君を先回りして保護することに。
笑うと共に、このヒューズ編のブルーは時術&空術が使えないのか!?と驚いて、まずそこを確認しました。結論としては、術技を前周から引き継いでるため、時術&空術自体は覚えていました。ただし資質がない状態のため、オーヴァードライブなど資質必須の術は失われていました。
決闘後にマジックキングダムが崩壊するのは変わらず、地獄へ突入。
地獄の君主へのトドメでは、セピア化の演出があったので、またここで終わりか?と思いましたけれど、その後のマジックキングダムとブルーが描写される、きちんとしたエンディングに進みました。
元のブルー編だと地獄の君主との戦いの最中で突如終わることについて、私は、生き残った術士たちが、地獄の君主の力が弱まったタイミングを見計らって、ブルーごと再封印したから説を支持しています。
地獄に向かう際、わざわざゲートの魔法発動に必要なアイテムを置いていかせたのも、ブルーが途中で諦めて逃げないようにする手段だったと思っています。「使うと混沌の間に飛ばされる」という警告自体がブラフという、悪意バリバリ説です。
だから、ブルーが戻ってきてマジックキングダムを正しく導いて行くというエンディングは、とても美しい大団円で文句ないけれど、少し現実味に欠けるというか、出来過ぎと思う面もありました。
思ったけれど、やはり前向きな結末の方が気持ちよく終われることも事実です。なので、未来への希望を抱ける終わりだったのは良かったと思います。
私は、地獄の君主と戦う段階ではブルー自身の意思はまだ弱く、ただ責務で動いていると思っていたのですが、ヒューズ編によって、地獄の君主を倒すことは間違いなくブルーのしたいことだったんだ、と思えるようになりました。きっと、ヒューズが「好き勝手にされた人生に別れを告げに」と発破をかけた時点から、自分の意思に従っていて、その結果が「赤ん坊たちを守るため地獄まで決着をつけに行く」行為だったのです。
つまり散々「性格が悪い」とか言っていたけれど、本性は凄く良い子だったんだな、と申し訳なくなりました。
ブルーとルージュは、一応ブルーが兄のような扱いをされていますが、年下の子供たちのためなら貧乏くじを引くような形を自分から選ぶところが、確かに兄なのかもしれないと思わされました。
最後の最後に、ブルーという若者の印象が変わった回でした。