現在地:テュオハリム&キサラ加入まで
※ゲーム実況ポリシー基準のネタバレを含みます。現在プレイ中の方は、進行状況を確認の上、ご自身の判断でお読みください。
メナンシア編が終了しました。
ミキゥダとの出会い、虚水化の告発、ケルザレクの反逆と追放、テュオハリムとキサラ加入ということで、展開だけまとめると結構短いのですが、次の一区切りまでは遠そうなので一旦まとめます。
いきなり虚水の話から切り込みますが、虚水の湖はインパクトの強い絵でした。
図書室の本の通り「奴隷は生かさず殺さず」が原則なのに、こんな大量のダナ人を消滅させるなんて統治センスがないと思います。ただ、本当にもうすぐ領戦王争が終わるなら、短期間に大量の星霊力を集めるブースト目的で有効ではあるのでしょう。
虚水の話は、今後も続くのかと思うと憂鬱です。
個人的には、解放後の民の台詞に、ヘルガイの果実に関する話がなかったことも気に掛かります。もう生産されないとしても、既に混ぜられた分があるだろうし、告知して取り除かないと、しばらくはメナンシア中で虚水化の危険が残るのでは。これは描写されていないだけで、フラグになるわけじゃないと理解はしていますが。
それにしても、ヘルガイの果実を食べてもレナ人に影響がないということは、ダナ人とは完全に別の生物なんですね。原子からして違うかもしれません。見た目は変わらないので不思議です。本作は今のところ民族問題で定番の「ハーフ」が登場していませんが、もしかしたらダナとレナの間では子供ができない可能性もあるでしょうか。
テュオハリムは理念もなにもなく、ただ自分が安穏と過ごしたいだけの男だとわかっていたので、他人の夢を託されることを拒絶するのは当然だろうと思いました。むしろ、あの場で言い繕えないくらい正直なことに驚きました。
ただテュオハリムが公に「レナとダナの共存」を自分の目標と喧伝していた描写もなかったので、そこまで負わされるのは少し可哀想に思ってしまいました。
メナンシアの環境を改善したあとは、執務室をケルザレフに明け渡して統治を一任し、自分は音楽と自然と美食を愛でて、時々視察して心地よい称賛の声を聞く、という生活だったんだろうと想像はできます。支配者としての責務を放棄していたわけですから、その点は責任があるのは確かなんですけれどね。
そして茫然自失状態から立ち直り、レナ本国に立ち向かう決意をするまでが予想外の速さでした。
ミキゥダの命を賭けた訴えが結局は響いて、自問自答するうちに決心したのでしょうけれど、肝心の立ち直る経過を見せてもらえなかったし、プレイヤが知らぬ数時間のうちに「ヘルガイの果実の生産拠点を突き止め、破壊してから宮殿に戻ってくる」というのは、やや唐突に感じました。
なにより、ミキゥダに「星霊力を操る術を持たないダナ人である君」云々と言った点が引っ掛かっていました。民族の区別をつける必要がない箇所でこういう言い回しが出てくるあたり、やはり価値観はレナ人で、本心ではダナを下等民族とみなしているのだと得心していたので、突然「この国を守りたい」と熱く語り出したことに驚かされました。それなら、メナンシアに愛着があるところをもっと描写して欲しかったです。
もしや、DLC「エピソード テュオハリム」で語られるのかしら。……冗談です。
解放後も民から慕われているし、反対派を一掃できたし、なんだかんだ言って領将としてレナ社会上位の実力があるし、テュオハリムは生き残りさえすれば幸せな人生が約束されてるな、と少し羨んでしまいました。
テュオハリム戦は、何回OVLするの?とヘトヘトになりました。突進連打も、キサラのBGが溜まっていないことが多くて辛かったです。
テュオハリムに比べたら、ベノムリザードはこれと言った特徴もなく弱かったです。
ところで、シオンの「すべての領将を倒す」は、「すべての主霊石を手に入れる」くらいの意味なんでしょうか。テュオハリムが仲間になるから「殺す」と同義でない、とは分かっていたけれど、「倒す」の定義が掴めなくて実は困惑しています。
ダナの解放と領将打倒は、似て非なる目標だから、どこかで衝突するかと思っていたのですが、そう言う展開はないのかしら。
キサラは、裏切られた時の反応が劇的でびっくりしましたが、その後、他人に夢を預けて依存していた愚かさを自覚していたので、今後は大丈夫そうだと安心しました。キャラクターの精神的な弱さと、そこからの成長を描く物語になっているなと感じます。
なお私は耳が弱いため、キサラの甲高い嘆き声を聞くのが身体的にキツく、あのシーンはテュオハリムの気持ちに少しだけ同調しました(苦笑)。普段のキサラの話し声はそんなに高くないのですが、彼女、時々凄く可愛い声音になりますよね。
そのキサラの加入で、遂に釣りが解禁されました。
FF15でアビスグルーパーを釣り上げた腕前を見せてやるぜ!と大見得を切ったんですが、竿が弱すぎて、結構時間がかかりました。まあ、一度コツを思い出せばあとは連勝でしたけれどね。ワハハ。
詳細はヘルプ参照と言うなら、釣り中でも直接ヘルプが見られるようにして欲しかったです。
ミキゥダに関しては、最後までテュオハリムを純粋に信じていて可哀想な気がした反面、最終的にテュオハリムはミキゥダの遺言に従ったのだから、効率的に他人を動かした怖い男だとも思いました。
ジルファが言葉を遺さなかったことの対比なのか、ミキゥダは大量の言葉を遺し、テュオハリムとキサラを縛ったような気がします。
実はテュオの本心を見抜いていて、後戻りできないよう追い込んだとか、そんなことないですよね? 有能すぎて疑えばいくらでも疑えてしまうので悩みます。アジトに大量の猫ちゃんを飼ってるところなんかは、微笑ましいと思って見ていたのですが……。
メナンシア編の黒幕は特に捻りもなく側近ケルザレクでしたが、あれだけの虐殺の首謀者を、追放処分で終わらせてよかったのか疑問です。不満を持つレナ兵を穏便に追い出せたので、テュオハリム的には良い結果なのですが、レナ兵が装甲兵装備を持って出て行ったなら、余所でダナ人が被害に遭うだけでは?と心配になります。
なお、ケルザレク叛乱中も、修練場は通常営業だったので笑いました。確かに、試練の扉はいつでも開かれてますね!
折角なので、アルフェン初級をクリアしてきました。
最後に余談。メナンシアから、本やメモといったアイテムが登場するようになったので、気になってきたことがあります。
私は、カラグリア地方とシスロディア地方のダナ人は文盲だと思っていました。メナンシア(解放前)に「テュオハリムのお陰でダナ人が文字を取り戻した」ということを語るモブがいたので、やはりそうだったか、と一人頷いていたのです。
ところが今回、金色の猫からの密書をロウが読むシーンがあったので、躓いてしまいました。蛇の目にいる間に仕込まれたのでしょうか。二次創作する人間としては、そう言うところがハッキリしていないと、妄想を広げ難いです。
まぁ、これまでもアルフェンたちカラグリア組が「雪」を知っていたりしましたから、細かいことは気にしない方がいいのかなぁ。実際は設定が無茶苦茶でも、面白ければ別段構わないですし。と言いつつ、全部伏線だったら感嘆しようと思います。