アイドルマスター SideM GROWING STARS(サイスタ)感想
今日こそ「ファンタジア・リビルド」のWORLD05に対する熱い感想を書こうと思っていたのに、サイスタが「プロデューサーさん、新機能を実装しましたよ! 見てくださいね!」と押してくるので、負けました。
というわけで、3Dライブ機能実装です。
ファミ通インタビュー(2021年10月28日参照)で「そう遠くないうちに、アイドルたちをもっと魅力的に表現するアップデート」をすると予告はされていました。アプリ内告知でも、ライブ新演出実装のアップデートとありました。
だから3Dの可能性は予想していましたが、こんなステージからカメラワークからガッツリと仕上げた丸々一本のMVになるとは予想外でした。
また、3Dと言っても、あくまでアニメ表現に徹した点がサイスタの路線を貫いていて安心しました。一か月で実装となると、前アプリのモデルを流用するのかと思っていたのですが、杞憂でした。
それにしても、今回の3Dライブ実装においてもメンテナンスが行われなかったことに驚きます。
メンテナンスが頻繁にあるアプリとは根本的に作りが違うのでしょうけれど、アップデートとデータダウンロードだけで、ストーリー、ガシャの配信、イベント切替、機能追加までできるものなんですね。サイスタの作りには、結構感心させられています。
さて、肝心の3Dライブですが、表情変化やダンスの振りの差を見ていると、結構C.FIRSTのアイドルたちに対する印象が変わってきました。
秀は一番小柄だし、パッと見て派手なのは百々人ですけれど、秀がセンターにいるとバランスが良く見えます。やはり、真ん中でユニットを締める存在だと実感しました。
百々人は、抜群に「アイドル」としての適正が高いと思い知らされました。なるべく観客に顔が見えるように踊るところに、Vi特化キャラクターらしい細やかさを感じます。
そして鋭心は、笑わないのですね! ちびキャラは笑顔固定なので、ステージでは笑うキャラクターだと誤解していました。実は、それでちょっとした情景も書いてみていたのです。以下一部抜粋。
眉見鋭心は、アイドル活動の研究に余念がない。
さっきも百々人先輩に愛嬌のなんたるかを習おうとしていた。だが、秀としては「アンタにそれ必要あります?」と言いたい。教える約束をしていた百々人にしても、たぶんあれは困っていたと思う。
だっていつもはほとんど無表情のくせに、ライブステージの上では普通に笑っているのだ。もちろん、百々人先輩みたいな優しさと華やかさを感じる笑顔ではなくて、格好良い笑顔だけれど、そもそも鋭心先輩は百々人先輩と別のファン層に刺さるタイプなのだから、それでいい。3人でもふもふえんみたいに愛嬌を振り撒くユニットにしよう、なんて言われても秀が困る。
こんなこと書いちゃっていたのに、等身大で動く鋭心は、基本的にADVモードで見慣れた真面目な顔のままでした。
変化があったのは曲の終盤。百々人とポジションチェンジするときに視線を交わし、微かに微笑むところで、それを目撃した客席から「ぎゃー!」と凄まじい悲鳴が上がる幻聴が聞こえました。破壊力がありすぎます。
……一瞬過ぎてスクリーンショットに撮れないのですが、幻覚じゃないですよね?
客席に向いている時は、集中して100%のパフォーマンスをしているのだけれど、曲がほぼ終わったところで仲間たちの姿を見た時にその緊張がふと緩んだ、ということですよ。私はそう解釈しましたよ。いや、それとも百々人が「笑顔」って口パクでもしてあげたのか。そういう解釈もありですね。
なんにせよ、本当にビックリしました。
振り付けとしては、終盤に床を滑ってフォーメーション変更するところが好きです。
ちびキャラのステージは立ち位置固定なので、こういうダイナミックな踊りが楽しめるのは3Dライブならではですね。
ただ、綺麗な映像は数回見たら満足してしまう気もします(We’re the oneをリピートしながらだと、説得力のない発言ですが)。
ちびキャラのダンスも結構好きですし、スキル演出も素敵だと思います。SSR演出はもちろん、左右同時に関係性の深いキャラクターのスキルが入ると、嬉しくなります。
なので、3Dライブに完全移行するのでなく、基本は2Dで出すことでコンテンツの更新スピードを確保し、その上で3Dも楽しめるというバランスは安心しました。
しかしこうなってくると欲が出て、ユニット曲の3Dライブはオリジナル編成固定で構わないけれど、全体曲はぜひ3Dライブも編成通りで見られるようにして欲しいな、と思ってしまいました。
プレイヤーとは欲深いものです。