三本足鳥の囀＠麻生壱埜

WORLD05は、生きるのも過酷な大地に複数の強敵揃い踏みで大変な状況でしたが、非常に楽しかったです。回避すべき悲劇（ミリーナの死）を除けばギャグも多めで明るく、また敵や問題が明白なので、立ち向かう勇気が湧き上がりました。
WORLD04の閉鎖空間で逃げるだけの展開はしんどかった、と改めて思いました。あのWORLDだけ、作風がまったく違って異質だと思います。

そんなこんなで、遂に、ルーク＆ミリーナが仲間になりました！

WORLD05にてルークが登場することは、かなり早い時点でドラマガの記事から推定していました。
ただその時点では、カシムのような敵キャラクターでの登場という可能性もあったので、WORLD05は鋼殻のレギオス、フルメタル・パニック！、スレイヤーズの混成世界なのかと理解した程度でした。

そして迎えたWORLD05第一弾配信日。
初っ端からルークが登場し、仲間として使える出撃イベントもあり、諸々の情報からも仲間になることがわかってきました。

その後、ミリーナを含めた２人ともプレイアブルだと公式発表があり、豪華な配付キャラクターになるな、とワクワクしていました。

最初はルーク単体のキャラクターで登場したので、後から二人で１人扱いのユニットキャラクターと分かり、驚きました。イースタールミアやラティファという前例はあったけれど、ルークとミリーナは２人とも戦えるキャラクターなので、セットにする必要性がこの時点では疑問でした。
ただ、ルーク＆ミリーナを最終リビルドしたときに、２人セットで良かったんだなと思いました。

個別だったら、こんな幸せな情景のイラストにはならなかったでしょうから。

話を戻して、２人のプレイアブル化が確定してから続きのストーリーが追加された、２回目の配信日。
マイアス都市戦の中で、スレイヤーズ本編同様にミリーナが命を落とすという衝撃の展開が待っていたので、ひっくり返りました。プレイアブル化が公式発表されたのに、待っていたのはお通夜です。

この時は、ストーリー攻略を進めながらも「は？ ……はあっ？」と目を白黒させてしまいましたね。
さらにその後、魔王の力により世界が滅びる寸前まで見届けさせられ、これは時間逆行しかないだろうとは思いました。

予想通り、狂三の力で過去に戻れるらしい流れになり、なるほど！と膝を打ちましたが、そこから現実で１週間待たされるのはなかなかの地獄でした。

そして３回目のストーリー追加。
ルークとミリーナを救うんだ、と逸ったプレイヤーを嘲笑うかのような２周目の失敗は、かなりショックでした。

狂三が味方してくる間はやり直しが効くとはいえ、２周目はその狂三の力が使えるかも危うい状況でした。また、ジンダイ都市戦のかなめ＆ガウリイコンビが面白かっただけに、やりとりがなかったことになるのも残念でした。
そして３周目まで現実で10日も待たされたのが、これまた辛い日々でした。

二度の失敗を経て、３周目は反撃に出る４回目のストーリー追加。溜めに溜めた後の逆転劇で、鬱憤を晴らせて大満足でした。
オリキュレールからの増援としてリナが来てくれて、ルークたちと絡んだのも、遂にガウリイと再会したのも熱かったです。私のオリキュレールには、まだリナがいませんけれどね！
残る増援の２人目はマオで順当でしたが、３人目がなぜか七罪。

この時は七罪の能力を知らなかったので、一緒に「えっ」となったのが面白かったです。人間を精神体で認識してるだろう魔族に通じるの？という気もしましたが、そこを突っ込むのは野暮ですね。
あとは、２周目も３周目も、碌に説明もない状況で、主人公たちを信じて協力してくれるクルツは、本当にいい男だと思いました。

思えば、クルツとは２月からの付き合いだから、システム上の数値に限らず、お互い信頼度マックスですね。

対フィブリゾに関しては、企みを暴いてルークに殺させる方法しかないと私も思っていましたが、ルークを過去に戻すか？などと手間のかかることを考えていたので、一〇の弾（ユッド）を使って黒幕を教えるという展開に、スマートだと感心しました。

魔王化がどんどん手早く処理されたことも一応理屈がついていたり、ガウリイが第二部時間軸なのに光の剣を持っていることも触れていたり、もりもりの説明に笑いましたが、なんとかファンが納得して気持ちよく読み終えるようにしようという意図は伝わってきました。

攻略面では、理乃とエンデの一騎討ちが難関だったくらいで、過去のWORLDに比べると苦労しなかったと思います。

一騎討ちは、ギフトやエンデの必殺技を使うタイミングをミスって一度敗北。リトライは使わないで挑み直しました。二度目は敵の手の内が分かっているので、無駄行動を控えれば突破できました。ただ、クリア判定の基準が提示されないので、どこまで耐えれば良いのかなとは思いました。

それにしても、気になるのは今後の展開です。
最終WORLD配信とオフライン版の公開の間が10日しかないので、WORLD05でプリメーラとも決着をつけて、最終WORLDはエピローグ的な内容かと思っていました。
実際は、これからが最終決戦でした。
なんとなく、ここまでくるとエンデの平行世界体は一人も倒さないで終わるのかな、という気がしてきます。

根はいい子だったシストーイと、精神が幼いクヴィーナと、武人キャラで比較的話が通じそうなシェニは、まぁ誰かがちゃんと手綱を握れるなら大丈夫かもしれません。しかし権能が強すぎる上に人の気持ちを汲み取らないサーリスは、見逃すには問題がありすぎるように思いますが……その辺、どうまとめるのか、楽しみにしています。