WORLD LAST Fantasia Re:buildクリア
混成世界を巡る冒険が完結しました。良い最終章でした。
もちろんサービス終了に伴うストーリー完結ですから、駆け足だったことは否定できません。4つの封印を解いていく過程なんて、「ソードマスターヤマト完結編」かな?と思いました。
それでも、打ち切りエンドにはせず、過去に登場して生存中の全キャラ(+α)を登場させ、本編とイベントストーリーの伏線もできる限り回収して、大団円で終わったことに満足しました。
なにより、旅が進むほどにエンデが好きになったので、助けて、助けられながら、最後までパートナーとして歩めたことに感無量です。
親密度3で終わるのは驚いたけれど、でも親密度2の頃からラブラブでしたから、10まで行ったらCERO判定が変わってしまうんだなと理解しました(笑)。
最終決戦でもおっぱいに注目している通常運転のイッセーだとか、基本は和気藹々で明るかったのも良かったです。
その一方で、元の世界に戻ってから過酷な未来が待ち受けているらしい「東京レイヴンズ」と「伝説の勇者の伝説」は、その辺に触れたりもして、見所がありました。
しかしまさか、最終決戦中に身内で揉める奴らがいるとは思わなかったです。でも混成世界のままが良いと考えるキャラクターもいたのは、良い問題提起だったと思います。WORLD05でフェリもその可能性を語っていました。伝勇伝は、ゲーマーズとの合同イベント(とりあえず伝説のゲーマーズ!)のオチが意味深だったこともあわせて、もしサービス終了でなければ、シオンの葛藤は1WORLD使って描く予定だったのでは、とも思いました。そうしたら、フロワードがもっと暗躍して面白かったかもしれないですね。
エンデの並行世界体たちにトドメを刺さないのは予想通りでしたが、サーリスだけは倒しておこう、という小芝居を主人公たちがしてくれたので笑って許しました。
サーリスはやはり、他の子と同列に扱えないですよね。
ファンリビといえば、難易度の高い戦闘が特色でもあったのですが、最終WORLDは全体的に優し目でした。
プリメーラなんて、スタン技で完封できてしまいました。まさかのノーダメージ勝利です。
一番苦戦したのは、前述した伝勇伝の同士討ち、ライナ&フェリス固定出撃のシオン戦ですね。味方でもシオンはえぐい攻撃性能なので、敵で出てくるとヒヤヒヤします。しかも、ローテ不能の出撃固定だから開幕火力に頼ることもできません。戦闘開始時は絶望したけれど、終わってみれば、サポーター・ライナとアタッカー・フェリスの性能を100%引き出さないと勝てない戦いで、面白いとも思いました。ライナの必殺をシオンの必殺ターンに被せる(その前に撃てる状態になっても無駄打ちしない)ことが結構大事だったかと思います。
そんなこんなで、当初は不満たっぷりでしたが、WORLD02以降のストーリーは本当に楽しめました。
戦闘もスキル回しを覚えてからは楽しかったから、やはりゲームの形で残って欲しかったな、と思ってしまいます。倫也君に頑張ってもらうしかないか!
ご都合な部分ももちろんありましたが、当時のライトノベルのノリだと思えば気になりませんでした。
ほとんどの原作小説が未読でしたが、本作で触れて興味を持った作品も結構あります。ただ、例えばのWORLD03のフリードは非常に良いキャラクターでしたが、ファンリビのフリードは並行世界体だから、原作であるハイスクールD×Dを読んでも別人なのか……とか、結構罪深い要素もありました。
D×Dでいえば、EDの集合絵にリゼヴィム・リヴァン・ルシファー氏が隠れていたので、この一年の記憶と記録(シナリオログ)をひっくり返して登場シーンを探してしまいました。まさか最後の最後、エンディングで未実装キャラを見せてくるとは、驚きでした。