新宿三丁目のイタリアン「リストランテ ベニーレベニーレ」でランチ

ベニーレベニーレ

10年前に訪問したクルーズ・クルーズ(2010年5月8日記事)の後に入った系列店。
ベニーレベニーレ自体は以前原宿にあったレストランで、クルーズ・クルーズを閉めて、こちらに移転したようです。引き続き、大人女子会向けという感じにお洒落感を出した店になっています。

コロナが取り沙汰されるようになって以来、初めて外食したのですが、店側がかなり気を遣っているなと感心しました。
従業員のマスク着用、入店時の検温・消毒、客席は半分に減少して席間隔を確保、テーブルにアクリルパーテーション、というところまでは想定通りでしたが、食後の珈琲/紅茶のミルクピッチャーまで個別だったのは驚きました。
サーブ時の料理説明はありますが、卓上メニューの食事内容記載が詳細なので、説明時間は短め。また、その卓上メニューと一緒にマスクケースとして使えるパンフレットも用意されていました。マスクケースを持参していない場合でも、食事中に外すマスクの置き場に困らないし、卓上が見苦しくならない点もいいなと思いました。

イタリアンやフレンチでは、前菜を色々楽しみたいと思うのですが、この店はちゃんとその期待に応えてくれました。

ベニーレベニーレ

紫芋と薩摩芋、クリームチーズをまとめて焼き芋に見立てた薩摩芋のコンポジションや、シュー生地でポルチーニ茸を再現したポルチーニ香る生ハムとマスカルポーネのビニエなど、見た目でも楽しめるところが良かったです。

他のメニューも、女子会向けに配慮した結果かも?と思われる気遣いがあって、なかなか感じ入りました。
例えばパスタがラザニエッテだったのは、ソース跳ねに気を遣う必要がないからかなとか、デザートがカッサータなのは、普通のアイスクリームと違って溶け難いためかな、と。会話が盛り上がってアイスを溶かしちゃう人、偶に見掛けますからね。

味も、価格帯で考えれば十分な美味しさ。個人的な好みを言えば、もう少しパキッとした味付けの方が好きですが、昨今の健康志向もありますし、中庸な路線の方が長続きできると思うので、文句はありません。

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