C.FIRSTのデビューシングル「THE IDOLM@STER SideM GROWING SIGN@L 02 C.FIRST」

GROWING SIGNAL

SideM GROWING SIGN@Lは、スマートフォン向けアプリ「アイドルマスター SideM GROWING STARS」の楽曲を収録するCDシリーズ。8日に、その第二弾としてC.FIRSTのシングルが発売されました。

GROWING STARS

楽曲は先行ダウンロードされていますが、配信で買うという行為に馴染みがないので、CDまで待っていました。フル視聴は初めてです。

一曲目が「We're the one」。

GROWING STARS

麻生家の音響がBOSE(重低音寄り)だからかもしれませんが、低音が非常に効いていて、アイドルソングのポップなイメージを吹き飛ばされます。従来のセンターユニットだったJUPITERもDRAMATIC STARSも爽やかな印象だったので、平均年齢が低いC.FIRSTの方が、グッと重厚なサウンドというところも面白いです。
フルサイズでも曲の印象は変わらず、無茶苦茶格好いい曲だと思いました。特に、3DMVが暗闇の中から始まって暗闇で終わるのが、正にこの楽曲の世界観を示していると感じています。

GROWING STARS

星々の煌めく宇宙空間に放り出されるようなSF感があります。

二曲目は、アプリ初イベントで実装された「Not Alone」。
正直私には馴染みのないジャンルの楽曲でしたが、イベントで走っているうちに魅了されて、CDを買うことにした理由の曲です。

GROWING STARS

まず、ドラマパート1の「この3人ならきっと、世界を変えることができる!」という台詞から、ノンストップに「Not Alone」に続く構成で鷲掴みにされました。
ゲームに収録されている短縮版だと、イントロが完全にカットされていて、全然導入の印象が違いますね。さらに、まさかのラップありで、こちらはフルサイズだと印象が二転三転する曲で面白かったです。

C.FIRSTのユニット曲は、どちらも重低音が効いてますね。
秀の歌詞をはっきり伝えつつ伸びる歌声と、百々人の透明かつ柔らかいのに強い感情が籠った歌声、そして鋭心の力強く硬質の声という3つの味が合わさって、C.FIRSTだけの音を作り上げていると感じます。
ーーと書こうと思ったら、ほぼ全部秀がドラマパートで言ってくれたので、不甲斐ないプロデューサーは何もいうことがなくなりました(笑)。

GROWING STARS

正直、ドラマパートがあることは完全に忘れていました。ドラマCDなんて、「テイルズオブシンフォニア a long time ago」シリーズ以来かも知れません。
と言っても、楽曲の合間にあるドラマパートなんて、基本ユニットメンバーがワイワイ遊んでいるような幕間の一コマだろう、とたかを括っていたのですが、視聴したら、「現時点のゲーム中では明言されていない鋭心先輩情報を得てしまった……」と打ち震えることになりました。
と言っても、sideMはラジオやら公式放送やらコンテンツが多く、そのほとんどを拾っていない緩いファンなので、そもそも知らない情報が多いのですが。

まだ結成から間が無く、お互いに距離感を掴みかねている3人の様子が描かれていて、ゲームや公式サイト情報のおさらい的な部分が多かったけれど、バランスの良い作りだったと思います。
秀はゲームにも音楽にもオタク全開で、可愛いかったです。それに、初期のうちは鋭心先輩のセレブ言動にドン引きしていたらしい様子も垣間見えて、秀の「普通の子」っぽさにホッとしました。

少しネタバレになりますが、ドラマパート2で、歌詞の「あなた」で想定した相手がいる、と鋭心先輩が言い出した瞬間、動揺してその後の数秒何も把握できませんでした。
その後、折に触れて匂わせていた祖父母のことだとわかって安心すると共に、そこで安心する自分にも驚きました。

なにより、既に鋭心に「誰かのために生きるのでなく自分のために生きろ」と言ってくれた大切な人がいて、「二人の願いを叶えられなかった」と思っているということは、己が自分のために生きていない自覚があったのですね……。
その上で「俺が楽しむ必要はない」発言が出てくるのはなぜなのでしょう。

GROWING STARS

芸能界を楽しんだら祖父母の期待に反するから、楽しんではいけないと思っている可能性もありそうです。でもそれなら、本心では楽しんでいる希望も見えてきました。
利他行為は無自覚だと思っていたので、一度鋭心先輩の考察をやり直すべきかもしれません。

残り2曲は、SideMの全体曲から「DRIVE A LIVE」「NEXT STAGE!」をC.FIRST歌唱バージョンで収録。
ユニット曲とはカラーがまったく違う、溌剌とした曲です。「ずっとずっとその先へ」のフレーズが、凄く上品なのがC.FIRSTらしさでしょうか。
ゲームでも歌いわけ機能があるから、鋭心の「DRIVE A LIVE」は結構聞いたつもりでしたが、ゲームだと必ず5人編成だから他のキャラの声も入るので、3人歌唱は結構新鮮でした。

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