Switchのパーティ構築型ローグライク「ビビッドナイト」をプレイ開始。
現在地:森羅の研究所クリア
ダンジョン内で騎士たちを集めてパーティを構成して、最奥に待つボスを撃破すると一周が終わるというローグライクゲーム。
ダンジョンをクリアするとタイトル画面に戻って、毎回「新しくはじめる」から次の冒険に進むと言う構造には少し驚きました。
周回が基本のローグライクゲームとしては別におかしくないのですが、本作ではゲーム開始時に、セリフもなく短い内容とはいえプロローグがあったし、輝石姫アメリが宝石にされてしまった王国の人々を元に戻す、という冒険の目的もあります。
そのため、ストーリーに沿って進むゲームだと想像していたのですが、この構造だと、最後のダンジョンをクリアした時にエピローグがある程度の、あっさりした内容かもしれませんね。
そんなわけで、ひたすらダンジョン攻略するだけのゲームですが、なかなか面白いです。
ローグライクゲームは、ランダムに登場する要素のどれを取捨選択するかに、プレイヤーのスキルが問われますが、本作ではさらにシビアなコスト管理が求められる点が独特。移動や回復に使うマナ、商店で使う金(キーン)や宝石、さらに控えに置いておける騎士数など、探索しているとあっという間に制限に達してしまいます。
特に控えの騎士は扱いが難しく、同じ騎士の宝石を重ねると騎士を強化(アップデート)できるので、「後でアップデートできるかもしれない」と思って保管しておきたくなるのですが、枠を圧迫してから捨てるくらいなら先に店で売った方が良かったり、ゲーム中で選択を迫られる局面以外でも、常にプレイヤーが二手、三手先を考えて動かす必要があります。
また、騎士たちを同一カラーやマークで揃えるとシンボルアビリティが発動するなど、システムもなかなか複雑。
当然、スキルと騎士同士の相性などもあるはずで、研究しがいがあります。
戦闘はターン制ですが、騎士たちは勝手に動くのでストラテジー風でもあります。
最初はブロンズの騎士1人ではじまったダンジョン探索が、最大強化した上位騎士のパーティになって強敵相手に一歩も引かず戦っているのを見ると、自分の采配のうまさにニヤリとします。
タイトル画面の「白の館」では、ダンジョン内から回収した輝石を使って王国の秘儀書の封印を解き、次の冒険に旅立つ前に新しい要素を解放することができます(ただしこれも、ランダムに抽選される3つの中から選択制)。
新規要素が増えることで新しいビルドを模索するのも、ローグライクの楽しみの一つなので、そこに関与できるのは良いですね。
ただ本作の場合、登場する騎士の種類が増えると、同じ騎士を揃えにくくなる=アップデートがしにくくなるのでないか、という懸念があり、ついついジェムやアクセサリーばかり選んでアンロックしています。
マナを増やすなど永続的な強化要素もあるので、それが引けると一番ラッキーと感じます。
なお、Switchの操作ボタンをフル活用するUIは、初見は戸惑いました。
チュートリアル中の「ユニットを一つ選んでください」と表示されるこの箇所で、AボタンやXボタンを押しても先に進めないし、画面タッチも反応しないしで、バグかと思ってしまいました。
普段のゲームプレイで左Joy-Conの矢印キーを使うことが少なく、存在を忘れていた私のウッカリです。ただ、ボタンの丸だけでなく三角マークもついていれば、そんなに悩まずに済んだと思います。
慣れたあとは、ワンボタン(ないし押し合わせ)で画面切り替えがサクサクできて、快適に感じています。
ローグライクのゲームは、難易度によっては全クリアを諦めてしまいがちですが、2022年からプレイ開始した新しいソフトなので、できれば2人目のプレイアブルキャラクターを解放するところまでは頑張りたいと思っています。