花とゆめCOMICS「かげきしょうじょ!!」12巻感想

かげきしょうじょ!!

最近、主人公は愛ちゃんなのではと思う本科生展開です。

帯に「さらさvs愛」とあり、そんな展開だったか?と思いましたけれど、一人で演技してしまうさらさとどう対峙するか、という意味での「vs」でした。
さらさの方も、完コピの次は役に入り込み過ぎて暴走列車と、芝居に関してはなかなか扱い難い奴です。今回の一件で一人だけの世界にヒビが入ったので、これからやっと周囲と芝居ができるようになりそうですね。問題は、もう次は文化祭準備になるんじゃないかという、時間のリミットですが……。

実際、本当に役に感情移入していると、激情するシーンで約束事が頭から抜け落ちて、自分でも思わぬ行動を取ることはあるし、それを正気に戻すのは接触だという実体験も持っているので、今回の話は過去の記憶を揺さぶられました。
そして母親の助言があったとはいえ、タイミングを見計らって、芝居を壊さずにさらさに触れた愛ちゃんは本当に勘のいい子です。奈良田先生が、愛を誉められて、文字通り天狗になっていた一コマは笑いましたが(笑)、あんな姪がいたら自慢したくなる気持ちはわかります。

母親の方は、助言を求められればキチンと答えているし、言っていることは間違いでもないのだけど、愛ちゃんの心には寄り添えなくて、すれ違ってしまうんだなと思いました。
この人も可哀想な人なのかもしれません。
いや、幼い愛ちゃんの話をよく聞きもしないで一蹴したのは擁護できないけれど、悪意はなく、娘のことも本人は大事にしているつもりで、ただ自分本位でしか物を考えられない女性なんだと分かってきました。
それに比べると、小園桃ちゃんはすごくガッツがあるけれど、ライバルのことも認めているし、人の立場や気持ちを踏まえて物を考えられる子で、さすが聖先輩が推していたアイドルだと思いました。

そして、愛ちゃんは娘役の道に進むことを決めましたね。
「笑わない娘役」よりは「笑わない男役」の方がなんとかなるので、男役で行くのかと思いましたが、さらさとペアを組みたいという夢を捨てないことにした、その決意が格好いいので、茨の道だけれど応援したいです。

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