アクションRPG「モンスターサンクチュアリ」Switch版のプレイを開始。
現在地:はじまりの山道(チャンピオン・スチムゴーレム撃破&モンク撃破)
モンスター育成+メトロイドヴァニア要素のあるドイツ製RPG。
公式が「アクションRPG」と銘打っているので勘違いしましたが、バトル自体はターン制のコマンドバトルでした。アクション要素は探索面に限定されています。
フィールドの敵に接触すると、バトルとなります。こちらは、3対3制になったポケモンという感じでしょうか。
この手のアクション探索面とバトル画面が別のゲームだと、接触されると敵先制で、自ら攻撃アクションを取るとプレイヤー先制、みたいな有利不利があるイメージでしたが、本作では探索時の行動は特にバトルに影響しません。接触時の向きによって、右配置か左配置か変わるくらいですね。
プレイヤーキャラクターの容姿は、女性的な青服の方を選択。名前は散々悩んだ末に、青いからsoraという単純ネーミングに落ち着きました。そしてPCを青にしたので、パートナーとなるスペクトル・ファミリアは赤いライオン(S・ライオン)を選択しました。
選ばなかった他の3体は、別の家のスペクトル・ファミリアになってしまうのですね。
となると、後から仲間に加えることもできないのでしょうか。黄色い鳥も良いなと悩んだので、加入チャンスがあったら嬉しいです。
あと、相棒とは会話ができるのですが、他の子もまったく同じ台詞を話すのか、それぞれ違う性格をしているのかはとても気になります。ライオン君は、ちょっと偉そうな感じが百獣の王らしく気に入りました。
会話機能自体は、次にすることの誘導であったり、ヘルプ機能の役割をしていて、パートナーのうまい使いかただと思いました。
ゲームの流れとしては、戦闘でドロップする卵(高成績を収めるとドロップ率がアップ)からモンスターを孵化して手持ちに加え、経験値を積んでスキルを取得するなどで強化し、その果てにチャンピオンと呼ばれる強敵を倒していくことになります。
この辺は、モンスター育成系RPGの定番と言っていいでしょう。
しかし本作の場合、モンスターを仲間にするメリットは戦闘面だけではありません。手持ちモンスターの固有スキルによって、壁を壊したり、火をつけたり、空を飛んだり、と探索範囲を広げていけます。
つまり、モンスターを捕まえることで、戦闘の幅も探索の幅も広がることになります。
最初は手が届かなかった宝箱を、新たに手持ちに加えたモンスターのスキルで回収できると、ただアイテムを手に入れるだけでない喜びがあります。細穴を通るには、体を小さくしてくれるモンスターでもいるのかな?とか、針地獄のエリアは、長時間飛べるモンスターが、針の上を硬いボディで通過できるモンスターでも現れるのかな?と、今は通れない場所にも楽しみが湧きました。
モンスター育成とメトロイドヴァニアという2つの要素が噛み合っているのが、本作の特徴であり、面白さだと思います。
バトルは難易度「普通」にしていますが、そこそこ歯応えがあります。
敵パーティを見てから自分のモンスターを場に出せるのと、必ずプレイヤーターンから始まるので、雑魚戦ならまず敵の一体を落とせたり、ボス戦ならバフデバフから始められたり、かなりプレイヤー有利な設定になっています。が、逆に言えばそうやってきちんと準備すること前提の難易度であるとも感じました。戦闘に出す3体を選ぶ時点から、役割分担、シナジーなど、組み合わせで悩みます。
特に属性が重要なゲームなので、どの属性に強い/弱いか、どの属性の攻撃手段を持っているかは戦闘の度に注視が必要。相棒であるライオンは特別な存在のように言われているけれど、無条件で強いわけでもなく、時にはスタメンから外すこともあります。
そのため、どのモンスターを育成するか早くも悩んでいます。同じモンスターを孵化することに意味があるのか(個体差があるのか)も、よく分かりません。
スキルツリーをリセットするアイテムは存在したので、取り返しがつかない要素はそれほどないだろうと思って、自由に育成していますけれど、逆に言えばリセットできるということは、全スキルを手に入れられるわけでないと予想できるので、先まで考えたスキル取得をしないと、いつか詰まるかもしれません。ひとまず、攻撃属性の種類が豊富な子が一体いると、なにかと便利そうですけれど、自分の耐性の方も大事ですし……。
連れ歩ける数は多いものの、育成対象&隊列に組み込めるのは6体だけなのは少なく感じますね。
インディーゲームですが、いまのところUIなどの不満はありません。スキル効果が不明な時も、ヘルプがついているのでその場で確認できます。
オープニングでは、台詞送り時にテキストが一瞬消えるような動作があって、その挙動は気になりましたけれど、通常プレイ中は問題なさそうです。
日本語ローカライズ自体はよくできている方です。
モンスターたちの成長速度とマップの作りから見るに、思ったよりボリュームがあるゲームのようなので、ゆっくり他のゲームの合間に進めて行こうと思います。