「ロマンシング サガ オーケストラ祭2022」東京公演@東京芸術劇場コンサートホール・夜の部を鑑賞
18時30分開演で、途中休憩20分。退席したのが21時過ぎなので、かなりの長丁場でしたけれど、あっという間に終わったような印象でした。
演奏は、パシフィック フィルハーモニア東京(旧:東京ニューシティ管弦楽団)。ゲストアーティストとして山崎まさよし氏、岸川恭子さん、KOCHOさんも参加。
サガの公式オーケストラコンサートは3回目らしいですが、私がサガ楽曲を生オーケストラで聴くのは、今回が初でした。サガ楽曲はバンド編成の方が似合うんじゃないかとか思っていましたが、生の演奏はいいですね。堪能しました。
ただ残念ながら、オーケストラの編成自体は私の好みではなかったです。座席位置のせいかもしれませんが、金管楽器が目立っている気がしました。正直、オーケストラよりピアノと弦のアンサンブルが好きなので、弦楽器で、チェロ4挺、コントラバス2挺は少々物足りなかったです。低音が1.5倍欲しかった。ただ、トランペットの演奏技術は素直に舌を巻きました。
コンサートの題名が「ロマサガ」なんだなと思っていたら、本当にロマサガ1〜3+RSの楽曲だけでした。その辺、何も調べずに参加したので、サガの演奏会じゃなかったのかと途中で気付いて、1人驚きました(笑)。
ミンサガリマスターが発表された影響なのか、ロマサガ1(+ミンサガ)楽曲が多かった気がします。ロマサガ1〜2はオーケストラアレンジ向きの楽曲も多いので、良かったんじゃないかと思います。
冒頭の「オーバーチュア~オープニングタイトル」で演奏会チケットの元が採れたな、と思ったくらい満足度が高かったです。ただ、私はロマサガ1未プレイなので、本当はミンサガリマスター遊んでから聴けたらもっと楽しかっただろうなと思います。
聴衆の目当てはそれぞれだったのでしょうけれど、一番盛り上がったのは、岸川恭子さんの「熱情の律動」だったように思います。
最初は大人しめのアレンジかなと思ったのですが、岸川さんが会場の手拍子を誘ってから演奏もどんどんヒートアップし、ホール全体で一つの楽曲を生んだ感がありました。岸川さんのスキャット自体も凄まじく、人間の体は最高の楽器だと改めて思いました。
また、指揮の松沼俊彦氏が全身で音楽を楽しんでおられて、それが観客にも伝わって楽しませてもらえた感がありました。
公演後にセットリストが掲示されるだろうと油断していたら、なかったので、以下は必死に思い出した記憶頼りのセットリストです。順番はちょっと間違いがあるかもしれません。
第一部
- オーバーチュア~オープニングタイトルメドレー
- 迷いの森~下水道メドレー
- 帝都アヴァロン〜皇帝出陣メドレー
- 氷湖
- アビスゲート~四魔貴族バトル1・2メドレー
- ポドールイ(歌唱:KOCHO)
- ロマサガ1・2・3ラストバトルメドレー
第二部
- 巨人の里
- 邪聖の旋律
- 最終試練~死への招待状〜熱情の律動メドレー(歌唱:岸川恭子)
- メヌエット(歌唱:山崎まさよし)
- 聖王廟~魔王殿メドレー
- 女道化師イゴマール オリアクス-世界を穿ち、時を射る者- メドレー(歌唱:KOCHO)
アンコール
- ロマサガ3エンドタイトル
- ロマサガ2エピローグ
アンコールの2曲目でイトケンさんがピアノを担当されたのは、ファンサービスとして嬉しかったです。