2011年11月23日にリリースされた、961プロ時代のCD「THE IDOLM@STER Jupiter」を購入。
https://columbia.jp/idolmaster/COCX-37130.html

THE IDOLM@STER

2022年にこのCDの感想を書くPも私くらいだと思いますが、今がずっと機会を逃していたこのCDを買うタイミングだ!と確信したのです。
この機会とは、Jupiter新曲CD「GROWING SIGN@L 12」発売が控えていることを指します。
収録1曲目「Inner Dignity」が961プロでのデビュー曲「Alice or Guilty」を彷彿とさせる曲であることは、アプリのイベント感想で書きました。一方、現在視聴動画で確認できる2曲目は、ザ・アイドルソングという感じで、961プロ時代のセカンドシングル「恋をはじめよう」を意識している印象を受けました。
それで、「GROWING SIGN@L 12」の感想を書く前に、改めてJupiterの原点である2曲を聴いておきたいと思ったのでした。

ジャケットイラストは、何回見てもタッチが昭和で笑うのですが、これよく考えたら北斗が相当膝を折っていることになるので、撮影風景を見ても笑えるなと思いました。それに、改めて見ると北斗の衣装って、雨彦の私服並みに胸元が開いていたんですね。
帯に使用されている方のイラストは、アイマス2発売当時の961プロ公式サイトにもあったJupiterの宣材写真。パッケージ裏はヴァイスジュピター衣装の3人。

THE IDOLM@STER

この時点ですごくテンションが上がってやたらと写真を撮ってしまったのですが、開封して、最後に確認したジャケット裏がアイマス2本編のスクリーンショット集だったことが一番感動しました。
実のところ、私の中でJupiterといえば、アニメ「アイドルマスターSideM」が始まるまでは、「アイドルマスター2」のゲーム中ポリゴンの姿で記憶に焼き付いていたので、これこそ私が応援することを誓ったJupiterの3人だと感じました。いま見ても、本当にできのいい魅力的なモデルです。

THE IDOLM@STER

とはいえ、今は315プロでの姿に上書きされていますので、これが良いということではなく、「懐かしい」というだけです。今更、この当時の顔や関係性に戻されても、ちょっと困りますしね(苦笑)。

Alice or Guilty(M@STER VERSION)

V系っぽいロック調の強いサウンドに酔いしれました。
自覚がなかったけれど、意外とロックが好きなのかもしれません。

アニメ(Episode of Jupiter)で披露されたインディーズバージョンも悪くはなかったけれど、やはり原曲の方が重みがあって好きです。このCDでは、記憶の中のゲーム音源よりさらに重厚な気もします。
ほぼギターとベースだと思うのですが、サビにはオルガン音っぽいものが入ってきたり、全体的に揺れがあって面白いです。特にボーカルオフで聴くと、こんなに引っかかる音がいろいろ加わっていたのかと驚きます。しかしこの曲はBPMの割にスローテンポに聴こえるので、これだけの音を浴びても疲れないのが助かります。
歌うJupiterの方も、いま聴くと北斗の声が若くてビックリしたり、新たな発見がありました。「LIVE ON ST@GE!」公式MV集ではそう思わなかったので、あれは実装時に撮り直したのでしょうか?
それと、転調するので気付きにくいけれど、フル尺で聴いても案外短い曲だったんですね。もう一回聴かせてくれ!と思ってすぐリピートしてしまいます。

BANG×BANG

天ヶ瀬冬馬ソロ。
CDを聴きながら、ライブで踊りながら歌っているのを見たような錯覚を得たのですが、十中八九「HAPPY×HAPPYミーティング」と混同したせいです。315プロでのソロ曲「HAPPY×HAPPYミーティング」も、明確に「BANG×BANG」を意識して同テンポ・同展開で作られた曲ですよね。
ラブソングと言われているけれど、私はどちらかというと「一緒に頑張ろう」という応援ソングに感じました。
明るく楽しい一曲で、素顔の冬馬が見えて微笑ましい反面、「俺様系アイドル」という看板はなんだったんだって突っ込みたいところではあります(笑)。

On Sunday

御手洗翔太ソロ。
さすがの松岡禎丞さんも、この曲を当時のままのフレッシュなテイストで歌うのは難しそうだ……と思ったくらい、青空が広がる街を、キラキラ輝く表情で走る少年の姿が思い浮かびました。
315プロで出したソロ「BACK FLIP☆EMOTION」も、同じような可愛いテイストの曲と思っていたけれど、全然違いますね。「On Sunday」は、もっと初々しく真っ直ぐな疾走感があります。ラブソングだからでしょうか?
正直、そんなに期待していなかった曲なのですが、聴いたら好きになりました。

結晶〜Crystal Dust〜

なぜだか私はこの曲を、伊集院北斗のソロ曲というより、冬限定発売チョコレートのCMタイアップ曲だとずっと思っています(笑)。
このアルバム中唯一のミディアムテンポで、一人だけ大人な雰囲気を出しています。全体的に高音なので歌声はちょっと辛そうな感じがあるけれど、それが結果的に切なさの表現になっているのかもしれません。
でも、こんな切ない曲を歌っていた人が、次に315プロで出した「ROMANTIC SHAKER」ではイケイケに変貌するのだから面白いです。

恋をはじめよう(M@STER VERSION)

平成初期のジャニーズっぽい、爽やかなアイドルソング。
「アイドルマスター2」でデビュー曲しか知らないときに、この可愛いPVが回ってきた時の衝撃と言ったらありません。ノリのいいダンスもひっくるめて好きです。落差がありすぎて、961プロの売り出し方がよくわからなくなりましたけれど!
この曲も、曲調が一度ムーディに変わって台詞が入るという大胆な展開があって面白いですね。
Jupiterの持ち歌全体として、フルで聴いた時に変化が面白い曲が多いのかもしれません。

ボーナストラック・ドラマ

結構長いドラマパート付き。
しかも、765プロからゲスト3名が参加しています。貴音、響とあるから元961組かと思いきや、3人目は雪歩でした。もっともほとんど絡むシーンはなく、本当に遊びの特別ゲストという感じです。

序盤は、突っ込み役不在のまま進行するグダグダの展開に面喰らいました。アイマス2当時の情報しかない、961プロ所属Jupiterのイメージで書かれたドラマだ!と飲み込んでからは無茶苦茶面白くなって笑いました。
冬馬が無茶苦茶「チョロい」奴なのは今と変わらないけれど、他の2人はふざけ半分な感じ。
一番キャラクターイメージが違うのは北斗で、馬鹿笑いする伊集院北斗は、今となっては激レアですね。あと、あれだけの狂乱を起こした後に「女の子って本当に可愛いよね」と総括する北斗は、一回刺されろと思いました(笑)。315プロの北斗にこういうタチの悪さがなくなったのは、一人だけ成人という点が強調されたためでしょうか。
翔太の「冬馬くんって本当面白いよね」はいまも通じるけれど、北斗に関する「あのメンタルは僕も見習いたいと思っている」発言はどうなのかな。今は翔太の方がメンタル強いキャラですしね。
冬馬「国民的弟キャラじゃなくて小悪魔キャラだろ」も、この頃しか出てこないツッコミだなと思いました。

315プロ時代しか知らない本当の新人プロデューサーさんだと、いまのJupiterとの差に少し戸惑うかもしれないですね。私は、アイマス2当時の一部界隈で必死に「いい奴らだぜ!」と応援していた頃に巻き戻ったみたいで、楽しかったです。あの頃は苦い思いもたくさんあるし、当人たちにとっては本当に暗黒期だったと思うけれど、報われる未来が分かっている今では懐かしいばかりです。

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