現在地:西部編クリア

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近未来編から左に回すことにして、西部編をプレイしました。
当然、クリアしたら近未来編の左にクリアマークがつくと思っていたのですが、なぜか一つ空きました。不思議です。主人公選択の並びとクリアマークの並びは一致していないのでしょうか。

西部劇はあまり興味のないジャンルなので、楽しめるか心配でしたが、そんな心配は無用でした。個人的にはいまのところ一番好きな雰囲気だったくらいです。

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といっても、最初は、なにを考えているのかわからない主人公サンダウン・キッドを筆頭に、面倒くさい男たちの話になりそうだと身構えたのは事実です。それが、ならず者集団クレイジーバンチを倒す依頼を受けて、マッドドッグと手を組んだところで面白くなりました。

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主人公たちがレベルアップしない仕様や、舞台が一つの街であること、罠を仕掛ける襲撃前準備パートがプレイ時間の大部分である点から、RPGというよりアドベンチャーゲームの感がありましたが、それが逆に良かった気がします。

制限時間内に罠として使えるアイテムを探し、適切な相手に渡して仕掛けてもらうという部分が、実に面白かったのです。

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時間制限に最初は焦ったけれど、想像より余裕のある設定でした。TIPSで示唆されていた隠し部屋は見つけられず、そのためすべての罠を仕掛けられなかったけれど、手下の大多数は罠で倒せました。もともと初見ではこのくらいの成果で戦いに歯応えを与え、2周目で最適解を探して全滅を狙わせる設計なのかなぁと思います。
襲撃時に、仕掛けた罠が効果を発揮するのを見守る間はワクワクしたくらいです。ダイナマイトや火炎瓶などは見た目にも派手だし、逆にこんなものが罠になるのか?と思った、酒場のマスター秘蔵ポスターもちゃんと効果を発揮していて笑いました。

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パチンコとフライパンは、罠というよりそのまま投擲武器でしたね。一撃で気絶させられなかったら、危険な役割だったなと思います。

今回、敵ボスの名前がO・ディオだったことで、前回大仏に憑依した御出居も含めて、各主人公のボスの正体は最終編ラスボスのオディオなのか、と気付かされました。
ディオのガトリング砲が無茶苦茶強く、キッドが一撃で死にました。連発してきたら負けるところだったけれど、そこは温情のある優しい仕様でした。

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馬に取り憑いた怨念だったという種明かしは、西部劇ネタに詳しくないせいかピンとこなかったけれど、マッドドッグの新しい愛馬に収まったので意外と幸せなオチだったんじゃないでしょうか。

そして、最初から最後まで、相棒兼ライバル役のマッドドッグの存在が光っていたと思います。
キザで、言うだけの実力もあるのに、主人公には負けっぱなしで微妙に格好が付かない2枚目半なのが可愛いですね。C.V.もぴったり。

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キッドが無言な分、マッドドッグが喋って進行してくれるところも多く、頼りになる相棒でした。
自分に執着してくれるこんな面白い男がいる限り、キッドは人生を諦めないで済むだろうなぁと思いました。

逆に、主人公のキッドは、性格はハッキリつけられているのに無口なせいで、エピローグで過去を明かされるまで、どういう人物なのか掴みにくかったなと思います。

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例えば、冒頭の無法者から嘲りと共にミルクを奢られるところは、奢りなら貰っておこうと思って、意味なくミルクを何杯も飲んでしまいました(笑)。
マッドドッグを何回も見逃しているそうだから、舐められても気にしないタイプなのかと思ったんですが、別にそういうわけでもなかったんですね。

他のキャラクターは、西部劇っぽい面々という感じでそんなに印象に残りませんでした。
クレイジーバンチの襲撃直前に町に着いた間の悪い父子は、いきなり父が殺された上、逃げたワット少年は襲撃後に町で助けられるでもなくフェードアウトという、存在意義がわからない部分が逆に印象に残りました。

情景描写はなかなか雰囲気があり、砂と硝煙の荒野を感じました。町の様子をアップで見せていたのは、HD-2Dの背景として珍しい使いかたでないでしょうか。

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また、西部編を開始した瞬間に聞こえた口笛BGMは、西部劇鉄壁の組み合わせだなと思わずニッコリしました。

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