現在地：Chapter３（Nルート）ライム奪還まで
コリタニ城攻略から。
城門前は特筆する箇所なく、楽々突破しました。敵戦力が分散しているので、こちらは橋側に足止め要員を置いて、残りの軍を直進させて多数で当たるという作戦が割と効果的だったかなと思います。ドラゴンの壁を置いて、チャームするだけのお仕事です。
自軍は飛行ユニットが多いので、足止めなしの全員直進もありだったかもしれません。ただ足場が悪いところで交戦しながら進むと、クレリックやウィザードが取り残されがちになり、そこを敵別働隊に追い付かれると危険なので、安全策を取りました。
城内は、偵察でマップを見た瞬間、待望のザエボス戦だ！とテンションが上がりました。
Ｌルートだと違うと分かっていても、一番周回したのがＣルートなので、コリタニ城城内マップとザエボスの存在は記憶の中で結び付いていて、懐かしく感じます。
ザエボスが、直接攻撃アップ２枚含むバフカードを４枚持っている状態から始まるのは、まあ想定の範囲内。
バフがあっても、必殺技で一撃死する火力はなかったし、序盤のザエボスは動かないという温情もあるので、お供さえ片付けてしまえば案外簡単でした。
それより、ザエボスにマジックリーフ＋を喰わせるクレリックに殺意が湧きました。こっちは、非売品だからノーマルマジックリーフすら終盤の激戦用に保管しているのに、敵は気楽に消費していきますよね。
ザエボスとのトークは３回。
私は実は、Ｎルートの何が選択として悪いのだろう、と思っていました。
確かに反公爵派のつもりで加入したアロセールなどからしたら、解放軍に戻るのは裏切り行為だけれど、虐殺は人道的でないから反対し、でもバクラムが攻めてくるなら一旦団結する、というのは割と現実的な選択肢に見えます。ロスローリアンに南下の意思がないなんて事実は、２章ラストの時点では誰も知らないのですから。
でもザエボスの「Ｎデニムは保身しているだけ。信念で行動していない」という評を聴いて、非常に納得させられました。相変わらず舌戦に強い将軍です。まあこれが聴きたくてザエボス戦を楽しんでいるんですけれど。
この後の展開で、レオナールがアジ演説をして感心したのですが、ウォーレンレポートによればその演説力はロンウェー公爵の下で働くうちに身に付いたとのこと。
とするとザエボスが達弁なのは、バルバトス枢機卿の下で培われたのかと思い至りました。
苦手なウェオブリ火山は、あまり記憶がない細い通路のマップになっていたので、硬い敵はどんどんノックバックで落として処理しました。
ライム奪還は、ロンウェー公爵の絶頂期ですね。
Ｎルート以外で、暗黒騎士団からヴァレリア島の統治権を認めると言われたら、それに飛びついていたでしょう。しかしＮルートだと「デニムがテンプルコマンドを倒す実力を持っている」と証明済みだから、実権も手に入れる方を選んだだけでしょうけれど、その辺の事情を知らないつもりで大国の甘言を跳ね除ける姿を見ると、指導者としても輝いて見えます。
実際、人質に逃げられた以外はうまいこと進んだのも驚きでした。
それに、Ｃルート経由だから虐殺の真相は流布されておらず、支持率も高い状態だから、暗殺さえされなければ、バールゼフォンに逃げられた後でも巻き返せたかもしれません。
それにしても、なんだかんだ言ってレオナールもヴァイスに優しいですね。
ヴァイスが公爵を刺した状態で、なお救いの手を差し伸べるとは思いませんでした。
コリタニ城でグタグタと恨み言を言われた時に、Cルートヴァイスとは絶対に分かり合えないのだから、もう見捨てていいと私は思ったのですが、ミルディンといいレオナールといい、騎士たる男はそう簡単に人を見捨てないんだなとよくわかりました。
戦い自体は、特に詰まるところもなく楽に殲滅。
ボーナスタスク達成のため、ドラゴンを勧誘する余裕すらありました。
これでヒドラ以外のドラゴン種はコンプです。
先述したレオナールが解放軍を鼓舞してまとめるシーンは、これぞ扇動の見本と思ったらウォーレンレポートでもそのまんまなタイトルが付いてて笑いました。
そして、この演説にも解放軍内の議論にも無言を貫くデニムは、信念の有無どころか、意思の存在すら怪しくなってきました。
せめて、デニムの実力を評価してくれる上、謀将寄りに育てられただけで基本は真っ当な騎士であるレオナールが解放軍の指導者のまま進む道があれば、Ｎルートデニムには生きやすい展開だったかもしれないのですが……。