Mobage版ドラマチックアイドル育成カードゲーム「THE IDOLM@STER SideM」(以降モバエム)が2023年1月5日をもってサービス終了しました。

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モバエムが職場のプロデューサーのみなさま、お疲れさまでした。
モバエム運営関係者のみなさま、8年間もありがとうございました。

最終日付近は人が殺到して、無茶苦茶落ちましたね。
私は以前書いた通り、サービス終了を前提に始めたようなPなので、正月以降は朝に旅立ちの一コマを見て、あとは別れを惜しむPが一人でも多くログインできるよう遠慮しましたが、終わりを見届けることができて良かったです。

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8年分のアーカイブはとても読み切れる量ではありませんので、制覇できたのはJupiterのイベントストーリーと増刊号、Side Memoriesまで。日常の一コマや、他ユニットのストーリー類は少しだけ見ました。
雑誌の通常号くらいはすべて読もうと思っていたのですが、諦めざるを得ませんでした。

モバエムを楽しんだか?と問われると微妙なところです。ゲームテキストで長い話を読まされるのが苦手な自分を、久しぶりに自覚しました。
さらに、私は物書きの癖に、感受性が低く、人の気持ちを読み解くのも物語を噛み砕くのも不得意なので、モバエムのようにさまざまな出来事を重ねて少しずつ人間模様を描くような作品とは、単純に相性が合わなかったです。どれも同じような仕事話の繰り返しに見えました。

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ただ、そう思ったのは、Jupiterのイベントストーリーを中心に読んだせいもあると思います。Legendersのイベントは割と面白かったので……。
Jupiterは基本的に「できる」先輩アイドルという立場に置かれていて、作中でわかりやすい成長がなかったから、そうなってしまったんだろうと思います。

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その分、ピアノ関係の変化が段階的に描かれていた北斗の描写は良かったです。

ゲームとしては、私の解釈が正しければ24時間365日遊んでいるPが強い仕様で、もしサービス終了前に遊んでも速攻リタイアしただろうなと思います。周回の果てにカード強化するのは、ロマサガRSと同じ盆栽的な感覚で結構好きでしたが、とにかく他のPの存在が見えるのが合いませんでした(超絶引きこもり嗜好)。

雑誌は、ユニットごとに担当の漫画家さんが異なるのが個性になっていて面白かったです。
Jupiterの雑誌だと少し可愛い感じのする冬馬が、F-LAGSの雑誌の絵柄(右)だと、格好いい男性アイドル感強めで描かれていて、これが涼から見た冬馬なのかな?と思わされました。

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AltessimoとCafé Paradeは少し少女漫画ぽいのがユニットらしいと感じたり、THE虎牙道担当の方は、1コマずつ読むクリック漫画であることを活かした演出に感心しました。

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触れる前に嫌だと思っていた「半角カナ」は、意外と1日で見慣れました。
けれど、句読点が禁則処理されていない(文頭に「、」がくることがある)とか、分かり難いUI関係は最後まで慣れませんでした。

「アイドルマスターSideM」自体は、後続アプリ(サイスタ)がありますし、アイドルマスターブランドの一つとして存在する以上、SideMがここで終わるわけではありません。
ではモバエムのサービス終了がもたらした「終わり」とはなんだ、と考えると、私にとってそれは「アイドルマスター2」から続く世界線の終結でした。

「アイドルマスター」シリーズの作品は、基本的にすべてパラレルワールドですが、私が思うに、モバエムはアイドルマスター2からほとんど地続きに見える世界線でした。
Jupiter担当Pの感傷というだけではありません。だって営業をしていると、街のあちこちにいるのです。街頭ビジョンに映った765プロのアイドルが!

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サイスタでは他プロダクションのアイドルの影を感じたことがないので、これはモバエムに触れて驚いたことの一つでした。モバエムなら、四条貴音が「愛増らぁめん」を食べたこともありそうです。

また、315プロのアイドルたちがJupiterに影響を受けている描写がサイスタより多いです。これもやはり、アイマス2で「IA大賞ノミネートまで至ったユニット」という前提があっての扱いだと感じました。

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モバエムでは翔真が感銘を受けたアイドルがJupiterであると明確にされているし、翼に至ってはスカウトを受け入れた直接のポイントが変わっています。
共演すれば、もふもふえんですら「あのJupiterと」と喜んでくれます。
……昔、JupiterアンチのモバエムPが一定数いるという話を聞いたことがあるのですが、まあこれだけある種の「ヨイショ」をされていたら、そういう層もいるだろうなと思いました。

こうなると、サービス終了の物語が「海外研修」という理由だったのも、アイドルマスター2のオマージュであると推測できます。冬馬にとっては、かつてプロデュースされたかったと思った765プロのPと同じ境地にまで、自分のPを引き上げたようなものです。

それに、「てってってー」の愛称でお馴染みの、アイマスBGM「Town」も使われています。
サイスタの雰囲気には合わないので、使用しないことにしたのは英断だと思うけれど、これもまたアイマス2世界線からの断絶を感じさせる要素です。

私が315プロでやっていくには、ゲームとして付き合いやすいサイスタを待つ必要があったと確信しています。けれど、私がプロデュースすると誓った、あのアイマス2決起集会で苦しんだJupiterの3人は、この事務所で8年活動していたんだなぁと思わされました。

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サイスタ世界のJupiterはアイマス2と繋がってない感があって複雑だったのですが、もうその世界線はモバエムで一区切りついてるから引き摺らなくて良いんだ、と納得もしました。

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