三本足鳥の囀＠麻生壱埜

01に続いて全曲感想です。
02は六曲分ですが、うち二曲分が２人ユニットで、５人ユニットは一曲もないため、トラック数は上手くバランスが取れているなと驚きました。まさか、そこを考慮したイベント順ではなかっただろうと思いますが……。
今回も一人一文縛りにしましたが、Jupiterの分だけは少し多めです。

はるかぜバトン

キーが低いから、もふもふえんの声を維持して歌うのは難しそうだと思っていましたが、ソロだと演者それぞれの工夫がより明確に見えました。

直央	語尾が可愛いから子供っぽさはあるけれど、語り掛けるような歌いかたで、直央らしく歌詞を読み込んで解釈した上で歌に気持ちを載せているなと感じました。
志狼	全音が楽しそうにウキウキしてわんぱくで、直央との差が面白かったです。
かのん	Aメロの低音が「お兄さん」っぽく聞こえて、サビの可愛いかのんらしい歌唱とのギャップに、ドキドキしました。

Infinite Octave!

ピアノとヴァイオリンの二重奏のような、声質の違う２人が織りなす曲こそAltessimoだと思っていたので、ソロだとどういう印象になるのか、期待と不安でちょっと緊張しつつの視聴でした。

圭	終始、都築圭の完璧な音楽の世界が構成されていてうっとり聴き惚れましたけれど、同時に「一人で完璧だったらユニット制の意義とは？」と動揺したのも事実です。
麗	声に情感があり、音の響きを聴かせる圭に対し、曲の意図を伝えるという別のアプローチを感じて、なんだかホッと安堵しました。

K.now O.nly

カウントダウン最後の道流アドリブ部分がどうなるかと思ったら、歌詞カードにない＝コーラス扱いらしく、全員のソロ版に残っていたので、「3」で終わる本来の歌唱は確認できませんでした。

タケル	曲のイメージが大幅に変わるわけじゃないのに、タケルソロで聴く曲が新鮮に感じたのは、特徴的な漣の声が抜けた影響が大きいのかなと思いました。
道流	逆に、道流ソロは曲の雰囲気がガラッと変わり、まったく違う曲に聞こえて面白かったです。
漣	漣はなにを歌っても漣になるんだけど、K.now O.nlyの歌詞が一番似合うので、持ち歌感があり安定していました。

Made in「♪」

ユニット版と各々のソロ版の雰囲気の差が一番大きかったユニット大賞・暫定１位です。

涼	いきなり上ハモリから始まったことに心底驚いて、それ以外の考えがなにも浮かびませんでした。
大吾	失礼を承知で書くと、大吾は歌下手に聞こえる声質だと思うのですが、大吾のVoステータスが低いのは事実だから、「上手に聴こえない」のはいい合致具合だと思いました。
一希	意外と高い歌声のせいか、大吾とのギャップなのか、ふわりと軽いファンタジックな雰囲気になるのが面白かったです。

ROUTE77

神速一魂ソロは、まったく歌唱の違う二人なのに、二人とも「自分の歌」としてモノにしてるなぁと面白く聴きました。

朱雀	こういう「がなる」感じの曲は朱雀の真骨頂だと感じていて、歌いつつステージを駆け回る姿も想像できました。
玄武	無茶苦茶ビブラートを効かせていることに気付いて、ちょっと笑いました。

Inner Dignity

ソロ版のセリフ部分は、歌詞扱いなのでちゃんと各々で収録されていました。キャラ別の特殊台詞ではなかったですけれど、それはそうだったら良いなという妄想だったので、不満はないです。

冬馬	出だしが意外と優しい声で驚きましたが、全体的にはユニット版の雰囲気を大きく逸脱するものではなく安定していました。この後、翔太や北斗のソロも聴いたことで、今回曲全体の雰囲気を「アイドル曲」に保っているのは、冬馬の声なのかもしれないなと感じました。
翔太	翔太の歌声なのに、硬質でクールな歌唱に変えているのはさすがの技術力。冬馬よりダークな世界観を醸していた気がします。Alice or Guiltyの翔太ソロだと、「Guilty」の言い方が軽くて子供っぽいのですが、この曲はディノ様＠Moonlit Night Encounterなどの悪役経験を経て成長した後の翔太という感じがしました。
北斗	やや裏声になりがちなのが色っぽいなと呑気な感想を抱きながら聴いていたら、「さあ始めよう」が吐息をつくように落とす歌いかたで、凄い技を見た！とひっくり返りました。その一方で、二番になると961プロっぽいクールさの後ろから北斗の芯の熱さが滲み出るようで、一曲の中で色々な顔を見せてくるところに惹き込まれました。

ソロコレの現時点での販売分はここまで。
楽曲としては、03に収録されるだろう「Multiple Entertainment Show!」「Platinum MASK」「JOYFUL HEART MAKER」が大好きなので、担当も推しもいないけれど、03も買うかも？と悩んでいます。