Switch版錬金シミュレーション「マイ・ラブリー・ドーター -My Lovely Daughter-」を開始。

マイラブリードーター

記憶喪失の錬金術師が最愛の娘を蘇らせるため、ホムンクルスを作り、人間社会に送り出して感情を育てた後、その個体を殺して魂を捧げていくーーという残酷な育成シミュレーションゲーム。

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プリゆめを遊んでいたら、別の育成SLGがやりたくなってきたので、本作を選択しました。
元々は、可愛いタイトルに反した残虐ゲームだと聞いて、二の足を踏んでいました。ところが、CEROを確認したら「B」(12歳以上対象)だったので、そこまで恐ろしい内容でもなさそうと判断しました。
実際どのくらい残虐かというとーーゲームを開始すると最初にこんなアナウンスが表示されるくらい、倫理観がアウトな作品です。

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恐らく、見た目のグロさが抑え気味だからB判定なのでしょう。
ホムンクルス別に、豊富な殺しの描写とイラストがあったりはしますけれどね!

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私は、ホムンクルスの命を捧げた後、血痕が残る部屋に次の娘(ホムンクルス)を住まわせるところで一瞬躊躇しました。

ファウストが完全に自己の目的のためだけにホムンクルスを作り、使い捨てていく、その過程に一切情がなく、恐ろしさと面白さを感じました。
1週のうち1回だけ、いずれかのホムンクルスを選んで触れ合うことができます。

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ここでも、一緒に体を動かして遊んだり本を読んであげたりして父娘らしく振る舞うものの、喜びを顕にするホムンクルスと一切感情が浮かんでいない(または顔が描かれない)ファウストの対比が徹底されていて唸りました。
大体、どんどん殺してしまうのにいちいち娘っぽく個体名をつけていくのも怖いですよね。自分で命名していたら神経を病みそうなので、自動で初期名が表示される仕様に助けられました。

目的はシンプルながら、やることが多いゲームです。

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  • 狙いの感情を持つホムンクルスを錬金する
  • 街で適切な仕事にホムンクルスを派遣して金を稼ぐ&育成する
  • 街の人の納品依頼に応える
  • 各種研究記録の収集
  • 娘の肉体が腐らないよう保持する
  • 魂魄の割合を調べる

あれをしつつこれも進めてーーと、並行作業をしているとプレイを止めるタイミングがなく、また物語の展開も気になるので、結構な勢いで進めてしまいました。
しかし、4部屋目を開放するまで進んでいるのに、「喜び」の感情を持つホムンクルスがまだ作れず、怒りや恐怖ばかりできあがります。

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素材として「水」がようやく手に入り、きっとこれが「喜び」の素だ! と勇んで水だけのシンプルなホムンクルスを作ったら、これは「怒り」でした……。他の素材と配合を変えながら、今後色々と試さねばなりません。

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そもそも、4つの感情=喜怒哀楽かと思いきや、喜び・怒り・悲しみ・恐怖という、微妙に負の感情の方が強い感情設定なのも、ダークなテイスト全開ですね。

グラフィックは、全体的に色が失せた世界、おぞましくも可憐で個性あるホムンクルスたちなど、非常に雰囲気があって魅力的。
また、ローカライズもほぼ文句なしの出来です。

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不親切な部分は、そもそも試行錯誤が前提のゲームだからさほど気になりませんでした。

ゲーム開始時点のファウストは記憶を失っているけれど、過去にもホムンクルスを作って町の人に提供していたようだから、もしかしたら娘の再生が成し遂げられるまでループする周回展開なのか?などと想像しています。

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