現在地:「慟哭の空」終了まで
※ネタバレを含みます。現在プレイ中の方は、進行状況を確認の上、ご自身の判断でお読みください。
システムなど雑多
ここまでプレイして気付いたのですが、皇都やら首都やら、栄えている街にまったく足を踏み入れられないのが残念です。
ヴァリスゼア全土に行けるけれど、入れる町や村はどこも規模が小さくて宿場町レベルなんですよね。娼館があるノースリーチが一番栄えて見えるくらいです。
13年前回想のロザリスは、遠くの街並みを見て、いつか城下も歩けるのかなと期待していたのですが、前回破壊されて夢と潰えました。
どうせなら、今回のクリスタル自治領も、宿に泊まる前に破壊される前の街を歩きたかったですね。プレイヤーによっては1分で通り過ぎる街を作るなんて、間違いなく無駄な工数だから私だって自分がプロデューサーなら費用対効果を考えて省きますけれど、栄えているものを見た後に、それが崩れる様を描くからカタルシスがあるのではないでしょうか。
サブクエストに前後編が登場しました。なんとなく、一回のクエストのボリュームも増えてきた気がします。
手紙から受注するパターンも登場しましたけれど、これはショップ機能などを持つキャラからクエストを受けるための策っぽいですね。
オットーの回想で、生きていた頃のシドに再び会えたのは少しグッと来ました。
あと、トルガルのおやつを探しに行くクエストは平和で良かったです。
トルガルのためなら、もっと強い魔物だって狩ってあげたいです。
今回の道中で、初めてトルガルに「吹き出し」がついた時は、無意味に何度も話しかけてしまいました。
戦闘面
ダルメキア軍用パンサー以来、勇者の紋章が手に入っていません。
どんなに調子良く進めていても、一回は被弾しちゃうんですよね。単純に集中力が足りないのだろうけれど、一戦が長めなのも一因。またタイタンガードで防げるか否かも、一度実際に受けて理解するしかないと思うのですが、もしかして見分けかたがあるのでしょうか。
今回の召喚獣バトルは仲間がいるので、初めての経験が多く楽しかったです。ジョシュアがダウンをとったりすると、クライヴが都度褒めるのが面白かったです。普段の仲間にも、そのくらい声を掛けてあげて!
しかし相変わらず戦闘が長くて、まだ立ち上がるのかとうんざりしました。
フェーズとしては、二番目のフェニックスVSバハムートが一番楽しかったかもしれません。
最終フェーズでイフリートとフェニックスが合体した異常を、割とすんなり受け入れたクライヴには突っ込みたかったです。戦闘中でテンションが上がっているし、敵が目の前にいるから細かいことは気にしていられなかったと解釈しておきますが……。
フェニックスゲートなどで壁画に描かれていた謎の存在を、私は当初「イフリートが他の召喚獣を吸収し、ガルーダとフェニックスの翼がくっ付いた状態」と想像したのですが、翼がある召喚獣はバハムートもいるから6枚羽でないと数が合わないと気付いて、その発想を捨てました。でも融合したイフリート・リズンの姿を見ると、この姿だったのかも?という気がしてきます。
メインストーリー感想
船の部品作り→墓参り→ボクラド市場経由でクリスタル自治領行き→バハムート戦まで。
船が完成したら、灰の大陸に乗り込むのに使うことになりそうですね。
サブクエストみたいな本編クエストで、唐突に選択式の2種類のデートが始まって笑いました。
オットーとガブは、悩んだ末にオットーを選択。ガブも好きですし適材適所と考えるとオットーに買い付けに行ってもらう方が安心でしたけれど、これまで一緒にお出かけしたことがない方を選んだ次第です。
その次のジルとタルヤも、ここでジルを選ばないのは心が痛むなと思いつつ、同じ理由でタルヤを選択しました。なかなか貴重な会話ができました。
ただ残念ながら二人とも現地集合形式で、一緒に歩いてはくれませんでした。運び手のテオドールは、一瞬だけでもパーティ加入するからドット絵があるのに、オットーとタルヤにはドット絵用意されてないんですかね。
墓参りも、普段一緒に出歩かないメンバーと外で会うのは新鮮でした。
特にカローンが好きです。行商について行くサブクエストとか欲しいくらいです。
ボグラド市場は、周辺の景観も良いし、エルイーズとテオドールの姉弟がいいキャラで、好きな雰囲気でした。
うんちく語りたい研究家や、道中に会えた商人の長話も明るくて良かったです。
「今回は偵察だけ」と言いつつ、結局一度潜入したらマザークリスタル破壊まで進むのは最早お約束の域ですね。
対ザンブレク関係は今回で全部片付いて、アナベラとも決着がつきました。珍しくお互いが感情的になった状態での、クライヴとアナベラの言い合いは良かったです。そこに剣を持って乱入しちゃうのがジルのいいところであり、確かに無教養なところかもしれません。
最後に錯乱してしまったのは残念だったけれど、彼女が悪役として一番仕事していた気がしますね。クライヴはともかく、母に愛されていた意識はあるだろうジョシュアを否定して彼の精神を引っ掻いてから逝った辺り、やることが全部兄弟にとって嫌なことで徹底していました。
結局のところ弱い女だった、というべきだけれど、決して哀れではなかった点で、ベネディクタと双極にあるかもしれません。
兄弟に母殺しの罪を背負わせなかったのは、FF16開発陣の良心だと思っておきます。
ディオンが生き残ったのは素直にホッとしました。暴走したバハムートがマザークリスタルのエーテルを取り込んだときは、死亡確定だと思ったのですが、結構タフですね。クライヴが妨害した分、取り込んだ量が少なかったのか、若さなのか……。
目覚めたら、父の死や自分が人民ごと自治領を破壊しまくった事実に再度打ちのめされそうですけれど、せっかく生き残ったのだから、この後活躍して欲しいなと思います。
なお、シルヴェストルについて、プレイヤーである私は5年前のクリスタル自治領制圧からの言動しか知らないから、ディオンはよくあんな陰険そうな親父を慕っているなと不思議に思っていたくらいなんですけれど、ディオンの弁を信じるなら、アナベラと関係を持つまでは善良な王だったんですね?
でもフェニックスゲートに派兵はしたわけですし、シルヴェストルがどういう人だったのかは謎だなと思います。
順当に次でオーディンと戦い、アルテマがラスボスになりそうですね。
バルナバスがアルテマに従っているのはともかく、マザコンだったのはズッコケました。もともと私は、バルナバスから「圧倒的な実力で一代で王国を築いた男」に相応しい気力を感じられず、草臥れた中年に見えて困っていたのですが(苦笑)、今回のマザコン発言を見てしまったので、彼に魅力を感じようとする努力は放棄することにしました。
なんでこの男が、かつてはシドを従え、ベネディクタをあれほど心酔させていたんですかねぇ。
ただ今更ですが、シドが最期の時にアルテマの影響を受けていたと気付いたのは、バルナバスの話だったのか、と気付かされて膝を打ちました。
世界全土が暗雲に覆われ暗くなってしまったので、せっかくジョシュアが一緒なのに、フォトモードも楽しくありません。エンディングで解消されても意味がないので、曇り空だけは早めに晴れてくれることを祈るばかりです。
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