Switch版パズルゲーム「Storyteller」開始
現在地:5章終了
プレイヤーが物語を作るゲーム。
ーーという触れ込みに対して、実際のところどういうゲーム性なのか気になっていたのですが、決まったコマ数の中で、お題に沿ったストーリーが展開されるよう、シチュエーションと人物を配していくというパズルゲームでした。
序盤は、チュートリアルということもあって、言われた通りの展開になるように人を殺したりするだけでクリアできるので、ちょっと淡々としていました。
パズルゲームということは当然ながら唯一の正解が決まっていて、自分で自由に物語が描けるわけでもないので、期待外れだったかな?と思いもしたのですが、4章から面白さがわかりました。
それが「毒」というシチュエーション。
単に毒の前に人物を置いても、毒を見て困惑するだけなので、毒を自分が飲んだり他人に飲ませたりするためにどういう感情を動かせばいいのか?というテクニックを掴むのに試行錯誤し、そうする内に短いコマの中で、落ちは一緒でも物語が変わってくる面白さがわかりました。
例えばこの「癒される心の傷」は、最初、それまでに学んでいた手順を辿って、結婚し、死別した後に再婚するという形でクリアを迎えました。
クリアしたところ、隠しお題の「誰も死なない」という条件が追加されたので、死別展開の代わりになる「心の傷」を模索しました。そしてシチュエーションと人物を入れ替えるうちに、「結婚」の後、別の人物と結婚「結婚」の状況に持ち込むと断る(相手は失恋する)展開になると気付き、隠しお題もクリアできました。
シチュエーションと人の組み合わせ、そしてそれの順番によって人の感情が変わって物語が動くのですね。
5章になると、お題によって示されるストーリー自体も面白くなりました。
例えばこの「ちびりんの呪いを解く王子」の場合、ちびりんカエルが相手だと「キス」のシチュエーションに置いても王子が拒否するのですが、白雪姫とちびりんの両方をカエルにして、カエル=白雪姫と誤認させてからちびりんカエルと「キス」のシチュエーションに置くと、姫だと思い込んでキスをしてくれるのです(笑)。
「全員の美しさを認める鏡」なんかは、お題を見た時点で笑いました。
限られたシチュエーションと登場人物で、話が随分変わるものだなぁと楽しんでいます。