「ロング・リブ・ザ・クイーン ~女王への道しるべ〜」をプレイ

Long Live the Queen

母を亡くし、王位を継ぐことになった幼い王女エロディを育成して、権力を奪おうと企む国内貴族たちとの交流、政略結婚の相手選び、暗殺、内乱、外国からの侵略などの苦難を乗り越え、戴冠式できる15歳の誕生日までの30週を生き延びさせるゲーム。
チュートリアルで「エロディの育成方針によって生死が分かれる」と説明された通り、ある週を境に、どんどん困難が押し寄せてくるので、ある種「死にゲー」に近い感覚でした。

Long Live the Queen

Long Live the Queen

ラタライカゲームスって、こんな歯応えのあるゲームも出すんだなと驚きました。

ストーリー中、決断を迫られることが頻繁にありますが、ADVでなく育成シミュレーションなので、対応する能力が一定値ないと状況を打破できる選択肢自体が表示されなかったり、能力に応じた行動をエロディが勝手にとります。

Long Live the Queen

この辺は「高2→将軍」に近い印象がありました。ただ「高2→将軍」は育成パートが終わってから総決算としてストーリーパートが始まるのに対し、本作は育成とストーリーが同時進行なので、そこまでの展開を踏まえて育成方針を変えていくなどもできて、より臨機応変であり、ゲーム性も高くなっていると思いました。
また、どの能力で成否判定が行われたかも分かるので、次はこの能力を伸ばしてから同じ局面を迎えてみよう、などと考えることができました。

Long Live the Queen

ただ能力の種類が多すぎるのと、さまざまな要素によって変動する「気分」が成長度に影響を及ぼすため、思った通りに育成するのはかなり難しいです。

Long Live the Queen

満遍なく育てる余裕はないし、代用が効いたり、生き延びるだけなら要らない能力もある感じだったので、ある程度方針を絞っていくしかないのかな……と思います。

最初は会話の内容から世界観を掴むだけでも結構苦労しましたが、とりあえず、女王になることはできました。

Long Live the Queen

初回クリアは4回目の挑戦だったと思いますが、後半は途中セーブして2〜3週ほど進み、死んだらロードして育成点を変える、というやり直し技も使ったので、それも含めると10回以上試行錯誤していると思います。
エロディが辿ってきた道によって、国内情勢を中心に展開が大きく変わるので、周回してより良い形で戴冠式を迎えたくなります。

エンディング到達回は、だいたいこんな感じで進めました。

  • タラッセ国公爵タラリストとの婚約を回避
  • イクシオンの土地の賠償金を払う
  • ウルサル女公爵ジュリアナは受け入れるが水晶を取りに行かない
  • 友人の誕生日パーティを欠席(死亡回避のため)
  • エラス公子アデールの後見人は自分のおじにする
  • アデールと婚約する
  • 内乱が起きるが制圧する
  • トーナメントでケヴァンの決闘を受け、勝負には破れるが弁舌で退ける(やり直しポイント)
    Long Live the Queen
  • 海戦敗北(やり直しポイント)
  • 父親が決闘を代わって死ぬ

ルーメン(魔法使い)の能力を育てる余裕がないのと、トガミとの決闘で死ぬ結末を一度見ていたので、魔法とは縁のない生活をしてみました。
ただこれだと、生き延びることはできるけれど父親が死ぬのは避けられなそうです。バリバリ軍人に育ててみて海戦に挑んでも敵国に勝てなかったので、父親も生き延びて欲しいなら、ルーメンになる必要がありそうでした。
タラリストと結婚するパターンでもクリアしてみたけれど、その時もルーメンになる余裕がなかったので、やはり父親が死んでしまいました。

Long Live the Queen

今は、ルーメンになった上で、ついでにブリオニーを生き延びさせる方法を探

面白いゲームなだけに、残念なところは気になります。
まず、前述した通りイベント発生時には必要な能力が分かるようになっていますが、同一イベント中に続けて別の能力も要求されるので、結局把握は難しい点です。

Long Live the Queen

一度発生したイベントは、能力に応じた分岐を確認できるようなチャートがゲーム内にあったら、遊びやすくてリトライする意欲が増したと思います。現実には、毎週の出来事をメモしていくのが一番良い方法なんですかね。
それから、翻訳がかなり覚束ない点です。
初っ端の「エロディ皇太子妃」という肩書きにずっこけました。これでは、エロディ自身は王室の出ではないように見えます。前女王と王配の娘で、継承権第一位なのだから、普通に「王女」ないし「王位継承者」でいいのでは。

Long Live the Queen

姻戚関係など、情報が大事なゲームなので、翻訳が不正確なのは辛いです。
機械翻訳なのか、気分や能力の名称も統一されていなくて、ちょっと考えないといけないのも、なかなかストレスでした。
せっかく面白いゲームなので、不備をなくして遊びやすくしてくれたらなぁと思います。

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