鍛冶屋経営RPG「砂の国の宮廷鍛冶屋」開始
現在地:イベント黒狼の退治まで(店レベル3)
久し振りにケムコのRPGです。
今作は、亡父の跡を継いで宮廷鍛冶屋を目指すことになった青年が、冒険者活動で素材を集め、鍛治の腕を磨いて商品を作って売る、というサイクルを繰り返すいわゆるアトリエ系。
実は最初、この記事のタイトルを「砂の国の宮廷錬金術士」と書き間違えたのですが、違和感ないくらいアトリエシリーズの味がしました(笑)。
最初に主人公、そして仲間のキャラメイクがありましたが、性別以外はゲーム中で変更可能とあったので、あまり悩まず設定できました。
しかし変更可能とはいえ、この手のキャラメイクがあるゲームで、一度作成した仲間は永遠に固定という仕様は珍しい気がしました。まぁこの育成システムだと、新しい仲間が登場した場合、入れ替えた仲間に投下した育成資金が無駄になってしまうし、元々いる仲間とのレベル差を埋められない仕様なので、不満はありません。
初期選択できる職業は5職だったから、一人ずつ設定し、信仰もその職に適したものにしたのですが、職業はかなり追加があるようで、将来的にはメイン・サブで2職設定できる点からも、ゲームが進むほど組み合わせに悩みそうだなぁと思っています。
仲間キャラメイク制ゆえに、ストーリーは主人公と街の人々の間で展開していくだけで、その点はちょっと弱いかなと思いますが、クラフトメインと考えればこんなものかなと思います。
ギルドマスターのイーゴンさんと、有能なダメ男タイプの道具屋ホリックは好きです。
戦闘は、そこそこ歯応えあり。特に、店ランク3の条件になっていた魔物はかなりの強敵でした。
雑魚にしても、属性がかなり重要で、鉱山以降の敵は耐性がある攻撃だとほとんどダメージが通らないです。
単にレベルを上げるだけでなく、しっかり仲間を強化していかないといけないタイプですね。
また、街に帰還したりレベルアップしたりするだけではHP・MPが回復せず、アイテムやスキルを使うか施療院で有償の治療を受けねばなりません。また、戦闘で稼げる経験値は雀の涙なので、基本的には有償の食事(一日一回制限)でレベルアップする必要があります。
支出要素が多いシステムなので、これはちゃんと金を稼がないと簡単に支出が上回ってしまいそうだ、と思ったのですが、冒険に出ること自体には金が掛からないので、元手タダの素材を集めて鍛治をして売り出せば、思ったよりサクサク金が貯まりました。
ただ、スキルを習得・レベル上げし始めたらかなり金がかかるようなので、大金が吹っ飛ぶタイミングもありそうです。
鍛治システムは割と単純で、素材を集めたらガンガン作って熟練度を上げるだけ。
熟練度が100%になると品質が向上した「+」付きのアイテムになるのですが、作成済みアイテムの品質も一律で「+」になるのは笑いました。まあ、作り直す必要がなくて助かりますけれどね。
なんだかんだ、この手のアイテム合成は楽しいです。
こじんまりした作りですが、細かいところも配慮されています。
討伐クエストで倒すべき敵シンボルにマークが付くし、いくら稼いでなにをすればストーリーが進むかも明確です。
オート戦闘機能も搭載されているので、「稼ぎ」が楽なのも助かるところ。遊びやすいので、長時間プレイになっても苦ではありません。
ケムコのRPGといえば価格帯に見合わぬやり込み要素も期待できるので、ゆっくり長く楽しみたいと思います。