Switch版デッキ構築型ローグライク「Dicey Dungeons(ダイシーダンジョン)」をはじめました。
現在地:プレイヤーキャラクター5人解放まで
初見プレイ感想ということで、チュートリアルに加えて1回通しプレイした段階で、一度感想を書こうと思っていました。しかし熱中した結果、5キャラ解放してエピソードを進められる段階まで進めてしまいました。
インディーの名作という評判やPVを見て期待した通りの内容で、面白いです!
戦闘にサイコロを使うゲームということで、運要素はあるのですが、出目がそのまま攻撃力の値になる装備(パネル)もあれば、奇数の目なら効果が発動、のような装備、サイコロをひっくり返したりして目を操作する装備など様々な能力を持つ装備の組み合わせで、必ずしも六の目が強いわけでなくなり、運要素をどこまで減らすか、あるは運に頼って進むかという点をプレイヤーがデッキでコントロールできます。
全体的にシンプルな見た目ですけれど、大変奥深いゲームになっています。
なお、この手のゲームのマップは、ゴールへの道が分岐しているのがお約束だと思ったのですが、本作では階段に進む道のほかに枝葉の道があり、枝葉の道の敵とは戦わずに進むことも可能です。
ただ、実際はすべての敵を倒さないとボス戦前に最大レベルに達せないので、戦闘を避けるというより、どの順番で敵を倒すか、自分で考えるためのマップ要素なのだろうと思います。
基本ルールはチュートリアルで十分わかったし、戦士と盗賊の2人は順調に初見で攻略できたのですが、ロボット以降の3人は特性が相当強烈で、それを把握するまで1、2度失敗しました。
ロボットは、手元にサイコロもないし、よくわからずZRボタンを2回押したら即エラーになって装備が没収されてしまい、何にもわからない&行動できないまま1ターン終わってビックリしました。
サイコロの目の合計が右側にあるCPUの限界に達するまで何回でもサイコロを出せるが、限界を超えると「エラー」になり装備は未使用でも消えてしまう。CPUぴったりの目が出た場合は「当たり」となってアクションが追加されるーーという特性。
サイコロを振り出すタイミングと、装備を使うタイミングを飲み込むのに手間取りました。特に、CPUが低い序盤は、抜けるのが大変です。六の目を引くと即エラーになるので、嬉しくないのが複雑な気持ちでした。
しかし、装備が増えてデッキを構築できるようになると非常に強く、まるで自分なりのロボットを作っている感覚で面白かったです。
エラーを無視して場に残る装備が手に入ると「攻め」の姿勢を取りやすくなりますし、値を減少させる装備とサイコロを出すたびに威力+1の装備の組み合わせは痛快でした。
逆に発明家は、序盤はガジェットで無双できるけれど、戦闘の度に装備を1つ手放さねばならないから、いいデッキを組めてもどんどん崩壊していってしまうので、最後までヒヤヒヤしました。
ボス前にいいガジェットを生み出せて、かつデッキも維持できていれば最強候補になりそうですけれど、運要素が多くてたぶん一番苦手です。
シークレット除いて最後のプレイヤーキャラである魔女は、1人だけちょっと独特の「魔法書」システムで戦闘。
魔法書に魔法をセットしておき、戦闘中にサイコロの目に応じた魔法をパネル上に呼び出してから使う、という仕組みです(パネル数は初期4枚。道中で、増加か強化のどちらかを2回選択)。
これも理解に少し手間取りましたが、思い通りに魔法を繰り出せるようになると非常に楽しかったです。私は、パネルは増やさず、必要な魔法を呼び出して使い、また上書きで呼び出して使い……と連続で魔法詠唱しているような感じで戦っていました。
戦闘ごとに魔法のセットが変わり、毎回戦い方に少し幅が出るので、飽きにくいキャラだと思いました。
エピソードを進めるほど難易度が上昇するタイプのゲームなので、どこまで行けるかわかりませんが、気長に遊んでいこうと思います。