1月19日配信のアイドルマスター SideM COD連携ストーリー Jupiter編「キミの色を魅せつけて」全19話を読みました。
以下、無償・有償部ともにネタバレありです。

キミの色を魅せつけて

面白かったです!
私の場合、Jupiterに対しては仕事上のPとアイドルでありたいので、1時間強の充実したお仕事話に大満足でした。

お話自体は、これまでのCOD連動ストーリーと同様、アイドルがなんらかの壁にぶつかって、お仕事をしつつそれを乗り越えるという展開です。
正直、Jupiterといえば、315プロで最も長くアイドルをしていて既にさまざまな仕事を成功させており、自己解決能力が高く、ユニット内の人間関係も良好という、弱点がないユニットなので、「壁」を設定するのは難しいと思っていました。
しかし今回の「壁」は、Jupiterの能力不足というより、翔太が生来持つ「愛嬌」ゆえにテーマを表現することに苦戦したと捉えられたので、マイナスには感じませんでした。それに、それ以外の部分では全く問題なく力を発揮していましたしね。
例えば、クライアントとの打ち合わせで既存ブランドの写真を見た時に、「姉さんが使ってる奴かも」と発言する翔太に、さすが相手の心を掴むのが上手いなと思いました。本当かもしれないし、嘘かもしれないという曖昧な余地もよかったです。

また、他の要素で問題がない分、最初から最後までお仕事の「大人セクシーをどう表現するか」に焦点が置かれて、密度が濃い話になっていたと思います。より高次な仕事をしようと真摯に向き合う3人が描かれていて、特に終盤のポスター撮影は、現場入りからの長尺で、PとしてJupiterの仕事現場に立ち会っているような気持ちになれましたし、限られた時間の中で最高の成果を叩き出す3人に、これがウチのJupiterだ!と誇らしい気持ちになりました。
モバエム時代のお仕事「Moonlit Night Encounter」の名前がポンと出てきたのは驚きましたけれど、実は私が最初に交換で選んだカードだったので嬉しかったです。

キミの色を魅せつけて

これまでJupiterがこなしてきた仕事の上に、今回のエピソードがあるという積み重ねを感じられました。

お仕事の内容自体も非常にリアルでした。
新ブランドのターゲットは明確で実際にありそうですし、商品開発担当が実は961時代からのファンで、Jupiter起用を強く望んだというのも、絶妙に昨今の風潮に合っていて納得しました。

モブキャラも自分の仕事を真面目にしていて、特にカメラマンは良い仕事をするな!と思いました。Jupiterはいつも仕事する上で、周りの人間に恵まれていますよね。
唯一、嫌な上司氏は不快でしたが、単に嫌な奴というより「でも、この人もJupiterのことが好きではありそうなんだよな……」と思わされるところにモヤモヤしました。

最後に、仕事終わりの3人を送る車内で、北斗も冬馬&翔太と一緒になって後部座席で眠ってくれるのが、プロデューサー冥利に尽きると思いました。
アニメ5話の時などは、北斗が冬馬と翔太を送迎している様子があって、フリー時代からの名残なのかPの手が回らない部分を北斗が代わってくれてしまう雰囲気があったけれど、北斗だってプロデュースされるアイドルであり、なによりたかが20歳(ただしデビュー年から年を重ねていれば33歳?)なわけです。Pの運転する車で寝てくれるというところに、信頼を感じました。
スチル2枚目の冬馬の密かなよだれ差分は、普通に笑いました(笑)。

なお、序盤は「ゲストのBeitはどこで登場するのかな?」と考えながら見ていたので、事務所で「大人セクシー」の練習をしてる時に、ここにみのりが現れたら感激しそうだなと思った瞬間、Pの思考を読んだかのように登場したので笑いました。
今回はBeitの方のストーリーにもJupiterが登場するから、そちらも時間を作って試聴しないといけませんね。

※文頭のイラストは、「いらすとや」様からお借りしました。

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