現在地:Chapter4「新時代の号砲」終了
今回の記事は、頭の天辺から足のつま先まで、ルーファウス歓迎式典の感想です!
原作FF7でも大好きなイベントなので、どうリメイクされるか楽しみにしていましたが、その期待に十分応えてくれる出来でした。細かいことを言えば、改変されて残念だった箇所もあるのですが、全体としては大満足でした。
もともと歓迎式典からコスタまではコメディチックな展開なので、ツッコミどころはマイナス点にならなかった点もあると思います。
まず、イルカミニゲームを経てジュノン上層部に到着。
ジュノン上層部は、近未来感と、軍用施設が多い無骨さと、式典が行われようとしている華やかさとが混在していて、とても見栄えのする都市だと思います。原作ではあまり歩き回れなかったはずですが、今回は都市部を探索するパートがあって非常に楽しかったです。広い区画ではないけれど、店が多数あって、ミッドガルより活気ある生きた都市に感じました。ミッドガルプレートの上は夜しか歩いてないことや、式典のため人が集まって賑やかだということを考慮しても、ジュノンの方が楽しい都市に見えますね。
ただ、ルーファウスのポスターに飽き足らず、等身大パネルまで設置されていたことには笑いました。
経験があるクラウドが神羅兵に紛れ込むのはまだしも、ティファとエアリスが見様見真似で行進に参加するのは説得力のない展開ですが、この辺の3人のやりとりが楽しいし、クラウド一人では第七歩兵連隊の隊長として活躍するまでいかなかったでしょうから、これはこれで飲み込みました。
そう、原作は一兵卒として参加しましたが、今作ではなんと指揮官から隊長兜を受け渡され、パレードを先導する役に任命されての参加でした。
名前も確認せず、どうみても魔晄を浴びた目をしている怪しい兵士をパレード直前に隊長抜擢というとんでもない采配なんですが、宝塚風美女の指揮官がクールさと熱さと可愛いさを見せ付けてくるので、一緒に盛り上がってしまいました。
そして、部下となる第七歩兵連隊もみんな熱血おバカで可愛く、最高の仲間たちでした。
全部隊を集めてパレードに向かう直前、最初はなにを言ったら良いかわからず言葉に詰まっていたクラウドが、どんどんヒートアップしていくのも、それをティファがさっと静止して会場に移動するのも面白かったです。クラウドは洗脳されやすい性格だから、場の空気に飲まれて熱血寄りになっちゃうのも分かります。
パレードの音ゲーは難しかったです。
ノーツがどこに出るか分からないし、タイミングもはっきりしないので、純粋に叩き難かったです。
ひとまず初見でのノーミスプレイを諦めて進めたところ、最優秀パフォーマンス賞はハイウェイ警備隊に取られてしまいました。
ただ、受賞に大喜びするローチェが可愛かったから許します。
クラウドたちの潜入がタークスに捕捉されていた、という変更はなかなか良かったと思います。敵が有能な方が、ストーリーに良い緊張感が加わります。
そして、表彰式でルーファウスから取引を持ちかけられる展開に繋がって引き込まれました。
結局、ユフィの乱入があったせいで交渉決裂してしまうのが残念でした。
また、後々語っていましたが、ルーファウスの提案を呑めないところに、バレットの活動家としての思想と限界を感じました。クラウドは受諾できただろうから、3人で取引を成立させて、後からバレットを説得するという手はあったと思うのですけれど。
その後は、第七歩兵連隊ABCDEを引き連れての戦闘パート。
連隊の兵士が死んだら後味が悪すぎるので、クラウドに使うポーションがあるなら自分に使ってくれ!と思いつつ、兵士たちにケアルしまくりました。
クラウド隊長を愚直に信じるだけでなく、隊長の身を案じているからこそ追ってきてくれるみんなを騙していることに心が痛みましたし、別れも辛かったです。
また会える、なんて約束していたけれど、温かい再会であることを願うばかりです。
以下はジュノンからストーリーに登場したキャラクターの雑感です。
ルーファウスは、もちろん尊大なキャラクターではあるのですが、権力欲などよりもFF7ACにつながる「自分が世界を導く」という意識の高さを感じました。
父の功績を讃える言葉が言える点でも、原作のイメージより年齢高めに再設定されていることに納得です。声が老成しているという理由もありそうですが。
それだけに、グレンとのやりとりで相当悔しそうな顔を見せたのは驚きました。
ハイデッカーが、暗殺者の凶刃からルーファウスを守ったことには感心しました。
この忠誠心を見ると、ずっと「若」呼びを続けて「社長」と呼ばないのも、若造を侮っているというより、親戚のおじさん気分のように感じます。
前作ではただのパワハラ親父だったのに、格好良くなりましたね。
また、前作で生死が気になっていたダークネイションの生存を確認できて、やったね!と思いました。
ウータイ暫定政府の使者として登場したグレンは、新キャラかと思いきや謎の回想シーンがあってルーファウスと既知の様子だったので、さすがに調べました。FF7ECで操作できるキャラクターなのですね。派生作品は一切触っていないため、いまさらECを遊ぶ気はないのですが、立ち位置とイメージがECと違いすぎるので、どういう経緯でいまに至る人物なのか気になります。
今作ではウータイに行かないと思いますが、スフール総督なる未知の人名も登場しましたし、物語に食い込んでくるのでしょうか。
ローチェは相変わらず。前作だと仲間から嫌われているような様子でしたが、今作を見ると、部下の神羅兵にはあの派手なパフォーマンスがウケているのかなと思われました。
戦闘は、攻撃を当てようとすると大変ですが、ガードして反撃の原則を守れば安定していました。
進化してないぞ、ローチェ! ……私が操作するクラウドも前作と大差ないので、やっぱり良いライバルかもしれません。