三本足鳥の囀＠麻生壱埜

今回は悩んだ末に、交換曲が気になる組ということでBeitと神速一魂の回を選択したのですが、終わったら明日も見たくなって悩んでいます。担当でもないのにBlu-rayを予約するか!?と衝動が湧いたくらいです。

これまでのファンコンも十分楽しかったですが、今回、舞台演出が劇的に進化して惹きつけられました。

まず始まってすぐ驚いたのが、Wの一曲目「VICTORY BELIEVER」の冒頭で、Wの定番演出「サッカーボールを蹴る」をした瞬間、舞台から客席にボールが飛んできたことです。スクリーンと現実がつながって、ここで一気に胸を掴まれました。
それとライブ終盤、当番ユニットが各自の曲を歌うときは、背景映像が用意されたことと、ARの組み込みです。黒背景ではなくステージ背景が見えると実在感が増していいなと思っていたら、カメラが横に回るという、スクリーン上の映像を映すならありえない動きをして、頭が真っ白になりました。

思わず連打したスクリーンショットを見ると、この辺のカットだけ画質が格段に良いので、配信専用に挿入された物だと思われますが、これは最高の演出でした。

また、純粋にアイドルのモデルが向上し、今後に一層期待が持てました。前回出演した彩ほど難しい衣装がないとはいえ、貫通がほとんど見られず、マントの質感、長ランやアクセサリー類の揺れ具合などでリアル感が増しています。キャラクターの動きも一層滑らかになった気がします。

人形のピエールだけでなく、みのりのソロ曲でブーケを持つなど、小物が使えるようになったのも素晴らしいです。

にゃこはさすがに朱雀の肩に固定の「LIVE ON ST@GE！」方式でしたが、目や口、表情はちゃんと動いていましたし、最後にハプニングという形でにゃこ単体で動くシーンも挿入され、「天地四心伝」に続きファンを魅了してくれました。

それと、MCも終始面白かったんですよね。
Beitがいると、ピエールがずっと動いていて可愛いし、みのりがアイドルオタク丸出しで喋るので笑わされました。最初のMCで、3分くらい過去のファンコンの見所などを喋り倒して、周りを圧倒しましたからね（笑）。

みのりのオタクトーク聞いてるだけの30分とか、普通に面白いかもしれない……。

ライブ自体、前回と同じ４ユニット出演（当番２ユニット制）だと思っていたら、また構成が違って、まずユニット曲から始まるという驚きがあったり、ブリッジで４ユニットがダンス対決みたいなパフォーマンスをしたのは予想外だったし格好良かったしで素晴らしかったです。今回は声優ライブの振り付けそのままではなく、アレンジを加えていた点も、より315プロのアイドルのライブ感を増していたと思います。
ダンスができるアイドルが揃うと、バク宙する朱雀、玄武の仰け反る振り付け、漣の全体的に大きな動きと綺麗な回し蹴りなど、パフォーマンスが派手で見ていて楽しいことがよくわかりました。

10人の出演者中、一番フィジカルが弱いのが恭二、という時点で無茶苦茶高レベルです。
ピエールとみのりはそれに加えてウインク連発で、ファンサの鬼でした。

交換曲は、神速一魂が「想いはEternity」、Beitが「喜怒哀楽万国共通 Burn it up！」でした。
神速一魂の選曲には驚いたけれど、完全に自分達の曲にしていて面白い変化を感じました。Beitは、普段は絶対見られない振り付けも楽しめました。

合同曲は、先にW×THE虎牙道の「vs.BELIEVERS」。２ユニットが上手／下手に完全に分かれて対決する感じのダンスとばっちりハマっていて、この曲はパフォーマンスと合わせることで魅力が倍増すると思いました。THE虎牙道が強さを押し出すのは当然として、Wの２人がプロのスポーツ選手だった、ということに納得する格好よさでした。
そして、Beit×神速一魂の「ONE LIFE」。試聴を聴いてからずっと頭の中で回っているくらい好きな曲でしたが、こちらは５人がずっと密集した状態で激しく踊るので、目が幾つあっても足りないという贅沢さで、早くもアーカイブ視聴したくなりました。

本当に楽しいライブで大満足でした。

セットリスト

• スマイル・エンゲージ
• バーニン・クールで輝いて
• 強く尊き獣たち
• VICTORY BELIEVER
• Beyond The Dream
• 漢一貫ロックン・ロール
• 威風堂々と
• 想いはETERNITY（神速一魂ver.）
• Flying Hawk
• 魔法のステアー
• Cherish BOUQUET
• 喜怒哀楽万国共通-Burn it up!-（Beit ver.）
• VIVA!!ファミリーリズム
• K.now O.nly
• vs.BELIEVERS
• オレたちの最強伝説〜一世一代、破羅駄威棲！〜
• TOMORROW DIAMOND
• ONE LIFE
• DRIVE A LIVE（アンコール）