Switch版「ゆけむり温泉郷2」プレイ開始。
現在地:初回プレイ終了(10年)
最初、アプリ起動に時間が掛かって驚いたのですが、この重さに納得するくらい、前作から大幅パワーアップした続編でした。
客がやってきて、旅館内の施設を使わせると金を落とす。客層を増やし、満足度を上げてガイドブックへのランクインを目指す、という基本の流れ自体は前作と一緒です。そこに、
接客要素
- 従業員が客室まで案内する
- 前の宿泊客の布団を片付けるまで空室状態にならない
- 旅館の汚れの概念があるので掃除が必要
さまざまなレベルアップ要素
- 従業員を教育する
- 料理を開発する
- 観光地をアップグレードする
などの新たに管理すべき要素が増え、プレイヤーの仕事がだいぶ多くなりました。
金の他にメダルや研究ポイントという別種の交換ポイントが存在するので、稼ぐ方法も単純ではありません。
また、主題である旅館経営に関しても、施設の種類が大幅に増えていますし、足湯など非宿泊客向けに屋外設置する施設(濡れ縁で外に出られるようにすれば、宿泊客も使える)も出てきて、配置に相当悩まされます。
ただ、色々な施設がある分、温泉の重要度は低くなった気がしています。
細かい変更点を挙げているとキリがないですが、触ってすぐに気付かされ、攻略場の影響も大きいなと思ったのは建築周りの変化です。
まず、大工の人数分しか同時建設できないのは、なかなかうまい制限だと思いました。
一方で、建設済み施設を移転できる(一部は除く)とか、メダルを払えば時間を待たずに即時建設も可能だとか、景観に影響するものは範囲が多少可視化されたりと、プレイヤー側の助けになる要素も増えていて、面白さと遊びやすさを伸ばしたと思います。
配置時のマス目が0.5刻みになったのは、いい面もあるし難しくなった面もありますね。地蔵などの小物が0.5なのが地味に影響するし、相性などの効果範囲を掴みにくくなりました。
宿の敷地面積を広げるのが一区画ずつ任意になったのは、どの方向に広げていくかプレイヤーの考えが出て面白いところだと思いました。メダルでクワックスハンマーを買うか、金を払って大工にやってもらうか、選択肢があるのもいいですね。全区画を解放するなら両方必要なんでしょうけれど、10年では半分でも十分でした。というより、あまり敷地が広くなると、客や中居の移動が多くなって、効率が悪くなると思いました。
移動関係で特に前作との違いを感じたのは、「VIP客専用に区切った別館エリア」が作れなくなっていたことです。
厳密には、客は廊下または石畳がつながった範疇しか出歩かないので、専用区画は作れるのですが、受付と空いている客間が廊下がつながっていなくても宿泊客を受け入れてしまうので、中居が敷地を超えて客を迎えに行き、一旦外を通って客間へ誘導するという無駄な動きが発生してしまうことが判明。客間に着くまでの時間が長いと満足度を上げにくくなるので、無駄な受付は封鎖せざるを得ませんでした。
カイロソフトらしい、とぼけたテキストの味わいは本作でも健在。
ガイドブックの説明やゆけむり通信など一部テキストは前作使い回しもありますが、追加の方が遥かに多いので、このボリュームなら許容です。そもそも、良かったものを無駄に変更する必要はないですしね。
10年で一旦スコア計算されて記録になるけれど、プレイは自由に続けるという仕様は前作同様。
まだ施設も客層も全然出現させられていないので、もう少し続けるのも有効そうですが、1周やってみて改善点も見つけたので、次の旅館経営に移って効率化を図ろうかなと思います。