「学園アイドルマスター」アイドル個別のプロデュース感想・信号機編。
初期9人全員を一度はプロデュースして、咲希、手毬、ことねのTRUEエンドを迎えたので、ざっくりと感想をまとめます(親愛度10は手毬のみ)。
この信号機3人は、メインストーリーである「初星コミュ」や一年一組のイベントでも接しているので、リリースから1か月しか経っていないとは思えないくらい、親しみを感じています。この3人に限った話ではありませんが、コミュが全体的に明るく楽しくて、安心して読み、大いに笑えるのが嬉しいです。
花海咲季
佑芽とポジションを入れ替えてライバルから主人公になったという経緯もあって、当初は異色のセンターだと思っていましたが、いまでは咲季こそセンターに相応しいと断言できます。
プロデュースを始めて直ぐ、咲希は共に仕事をするうえで、理想のチームメイトだと思いました。実力があり、努力家で、合理的で、うまくいかないときも原因と対策を常に考えていていちいち落ち込まないから、メンタルケアの必要がありません。たまにマイナス思考が前に出ても、乗せやすい性格のお陰で、ポンポンと気持ちよく前向きに話が進むのです。合格はしたけれど一位を取れなかったときに、「悔しがる姿を見せると自分に負けた者に失礼だから」と配慮して耐えるくだりなどは、なんにも言うことがない!と脱帽しました。
でも一方で、咲季のセルフプロデュース力が高すぎるために、わざわざ自分がプロデュースをする必要はあるのか?という気持ちにもなりました。
早熟故に成長が打ち止めになってしまうという彼女の最大の悩みに対して、プロデュースで打開策が出せていなかったから余計でした。
しかし、親愛度8イベントで「妹に負ける前に次の競技に移行して勝ち逃げしていた」ことを告白され、咲季も普通の人間だったんだ、と身近に感じて、ぐっと応援したくなったのでした。
Pも語っていたように、エリートに見えて泥臭いところに、咲季の魅力を感じます。
月村手毬
手毬は最初から気になる存在でした。それは、いわゆる「蒼の系譜」のアイドルだと思っていたからですが、蓋を開けたら予想以上に「おもしれー女」だったので、二度刺されて撃沈しました。こんなにキャラゲーが氾濫している中でも、いままでに見たことがないキャラクター造形だと思います。クールなふりをしているだけ、根は甘えん坊、という事前に開示されていた設定通りではあるのだけれど、それにしても想像を超えていました。
まず、咲希と真逆で、自分のことをまったく客観視できていないのが面白いところですね。SSRコミュにて、ソロ曲「Luna say maybe」を「これ、かなりひねくれた女の子の歌だよね。私とは性格が違いすぎて……感情を入れにくいと思う」と宣ったところは爆笑しました。誰ですか、この女に「感情が薄い」とか誤った評価付けて勘違いさせた人は(笑)。
最初のうちは、心の声と実際に口から出る言葉がズレているタイプかと思っていたのですが、素直になってもシンプルに口が悪かったり、無茶苦茶を言ってきて制御不能だなんて、誰が想像できたでしょう。
常に炎上の危機を抱えているようなもので、現実だったら絶対担当したくないアイドル筆頭ですが、ライブ時の実力で黙らせる感は圧倒的。
これだけのアイドルを世に出すためなら、全力でフォローするしかない!という気持ちにさせられました。
ーーそんな「アイドル性最高、人間性最低」の評価が、今朝到達した親愛度10エンディングを経て「人間としても応援したい」にもう一度ひっくり返るところまで含めて、手毬プロデュースは最高に良かったです。
なお、リリース最初の追加SSRアイドル、リリース後最初の誕生日と立て続けに新曲を出した勢いも、手毬らしくて面白かったです。
藤田ことね
ソロ曲で「世界1可愛い」なんてコールをさせるだけあって、ちょっとした仕草や動きが全部可愛い、まさにアイドルです。全身を使って飛び跳ねたりする動きの激しさも見ていて楽しいです。プロデュース中、横から覗き込んでくる動作をするアイドルは数人いますが、ことねのこのモーションは見るたびにスクショ連打してしまいます。
しかしことねの最も素晴らしいところは、単純な見た目の可愛さよりも、万人から嫌われることがない見事なバランス感覚だと思います。
愛嬌たっぷりにあざとく媚びるタイプですが、だからといってウラオモテが激しいという印象は受けません。むしろ素直に本音をビシバシ言うし、案外口も悪くサッパリしています。咲季や手毬を煽っている時のことねが、一番イキイキして見えるくらいですしね。
守銭奴だけれど、稼ぐ手段が真っ当で、使うべき金をケチったり、タダに飛びつくことがない点にも感心しました。お金には本当に困っているのだろうけれど、決して卑しい行動はしないんですね。
また、自己肯定感が高いポイントと低いポイントがどちらも同じ点であることも、ことねの面白いところだと思っています。
いまのところP-SSRを持っていないので、早く固有ライブを見たいなぁと思っている筆頭です。