「学園アイドルマスター」アイドル個別のプロデュース感想その3・初恋公演組
水着ガシャ前半・後半の合計130連で、恒常手毬と恒常ことねを引いて撤退したPは私です。
シーズンごとにこの調子で全員の新曲と新衣装が来るとなると、妥協も必要だから仕方ないですね。……130連した時点で、全然妥協できてませんけれど!
有村麻央
麻央のストーリーに関しては、導入で「格好良い」を貫こうとする頑なさを感じた割に、可愛い自分を受け入れるのが早くて、展開の速さに拍子抜けしました。批判があるらしいのも、わからないではないです。
ただ、麻央のテーマは別にジェンダーの問題でなく、女の子らしくなってきた自分を受け入れることへの戸惑いだったんだと思います。麻央自身が「型にはめる」タイプだから、男役の格好良さを貫くことが義務化していて、本音では「可愛くなっていく自分」も嫌いでなかった可能性があると思っています。「君とセミブルー」で、案外抵抗なく水着も見せてくれるし……。
だから、格好良いと可愛いのどちらに転んでも受け入れてもらえると言う自信を得たことが、麻央が変わるきっかけになったのでないか、と思ったりしました。
ちなみに宝塚歌劇を見ていると、内面に関しては案外男役の方が可愛く、娘役の方がよっぽど男前だったりするのでした(笑)。
紫雲清夏
3人目の親密度10達成アイドル(2人目は莉波)。
最初は、サボり魔のギャルという設定にそんな惹かれなかったのですが、すぐ陥落した麻央に対し、清夏はなかなか自分を曲げないし、やる気を出してからもトラウマ克服に手間取った分、親密度8で打ち明けられた本心にグッと来ました。
元々その前の段階で、リーリヤを好きなのは本当だろうけれど、ちょっと無理している感じも見えるから、2人は一度衝突した方が良いのでは?と感じていたのです。そのため、清夏がリーリヤを脅威と認識していたことに安心もしたし、それでも理想のアイドルという嘘を本当にしようとするリーリヤへの愛に感服しました。
水着イベントでは先輩たちと絡んだけれど、特段関係は進んでおらず、アイドルコミュもサポートカードコミュもリーリヤとばかり絡んでいるので、交友関係が狭く感じます。社交性が高くて人当たりもいいけれど、深い付き合いを避けるせいで、本当に信頼できる人が少ないタイプなのでしょう。そのため、イベントコミュなどの、Pっちと出会わない世界線での成長がとても気になります。
篠澤広
広のプロデュースはなかなか終わりませんでした。最大の原因は、リリース初期の内に広をプロデュースしなかったことかもしれません。以降のイベントボーナス対象でない、苦手な元気タイプ、手持ちがRのみという三重苦で、だいぶ後回しにしてしまったのです。
重い腰を上げて取り掛かった1回目のプロデュースでは、なんと中間試験敗退。
初めて敗北エンドとTIPS、ブランクのメモリーを見ました。これはこれで、貴重な体験でした。
その後、ロジック元気型に慣れたこともあってプロデュースでは苦しまなくなったけれど、TRUEエンド条件を達成するまでの道のりは恐ろしく長かったです。
信頼度コミュは面白かったです。
Pからスカウトするのでなく、自分からプロデュースを希望して迫ってくるアイドルは初めて見た気がします。そして、問題児アイドルのプロデュースという意味で、手毬と近しいものを感じました。Pが有能だからこそ、アイドルに振り回されたり無茶振りに対応している姿が面白さになっているように思います。
佑芽が先に売れたことについて、当然だと分析していたのに、改めて自分の感情を確認して、悔しいと気付く下りはグッと来ましたし、そこから唐突な翌日ライブ敢行に行き着く大爆笑のジェットコースター具合は、もう広と広Pでしかあり得ない展開でした。