錬金術士シミュレーター「Potion Craft:Alchemist Simulator」Switch版をプレイ開始しました。
現在地:3章終了
錬金術士として、さまざまな効能を持つポーションを生み出し、店の客に適したポーションを売っていくゲーム。
コツコツ進めるゲームなので止め時が見つからず、ファーストインプレッションをまとめるつもりだったのに、結構長く遊んでからの記事となりました。
ポーション作りは、なかなか難しいです。
ポーション作りのしかたは、マップ上の瓶を効力を得られる位置まで動かすというもので、パズルのようなゲーム性になっています。
瓶の動かしかたの基本は下記の通り。
- 材料を入れることで、マップ上の瓶を各材料ごとに決まった軌跡で動かすことができる
- 材料をすり鉢で潰してから加えるなどで、動かせる距離は変わる
- 基材を加えると瓶の位置が中央寄りに戻るので微調整ができる
例えばアトリエシリーズなら、材料ABを入れればなにかが作れる、ということがわかっているわけですけれど、本作の場合はマップのどちらに進めばなんの特性が得られるのも当初は分からず、取り敢えず材料を入れてみて道筋を開き、段々と理解していくという、かなり手探りの開発になっています。
よりリアルでそこが面白いと思う面もあれば、入れた材料が全部無駄になることもあって辛いと思う面もあり、良くも悪くも本作の特徴になっていると感じました。
また、マップの基本的な進みかたはチュートリアルで教えてもらえたものの、不明点が多く残っていて、かなり非効率な進みかたをしている気がします。
渦巻きは、ネットで軽く調べてワープ装置であることを把握しましたが、どこにワープするかは自分で覚えないといけないのでしょうかね。
ポーションの効果を調整するのも結構大変で、瓶のアイコンと重ねたつもりでも効果大にならないことがあり、微調整にかなり気を使います。
これ自体は、上手くいけば楽しいのですが、それで効果大のレシピばかり保存していると、偶に効果が弱いポーションを求めてくる客に上手く対応できなかったり、特殊材料が必要だったりして、悩ましくなります。
このゲーム、章が進むほど客に応じて個別調合したポーションが要求される感じなのですが、一回の調合に相当手間がかかるので、なるべく保存したレシピで対応したい気持ちがあります。でもこれも仕様やUIの問題があって難しく、快適性とは程遠いゲームです。でも意図は伝わるし、昨今の親切なゲームに慣れ過ぎていた自分に気付かされもしました。
お店に関しては、最初は何も考えずに販売可能なポーションを出していたのですが、途中で各項目を確認して、悪事の手助けをすると店の評判が落ちるシステムが搭載されていたことに気付きました。隣家に火付けをするだの、毒殺したいだのという依頼が何度もあるから、治安の悪い世界だと思いながら対応していたのですが、我が店がそういう悪人に品を売るから、いつの間にか悪人御用達の店になっていたのですね。
悪事の依頼は断り、傷の手当てだの灯りをつけたいだのといった平和的な依頼のみ対応していたら、次第に客層が改善されて、変な依頼はほぼなくなりました。
お店の経営に励むゲームかと思いきや、錬金術士として賢者の石を作る目標もあるようです。
しかし現時点では経営に必死で、賢者の石は手付かず。
たぶん指定のポーションを材料にしてニグレド、アルベド、ルベドを作っていくんだろうなと予想はしているのですが、このマークが効能の強さなのか、数なのか判断つかない上、セットのしかたや順番も不明。
そもそもお店で注文されたポーションすら、材料不足を理由に断ることもあるくらいなので、こちらの装置に回すほどポーションに余裕がないのですよね。薬草屋とキノコ屋は、もっと在庫仕入れて来て欲しいです。
なお、Switchの携帯モードで遊ぶには文字が小さく、UIがマウス操作前提な辺り、典型的なPC向けのゲームで、あまりコンシューマー向けに調整されていないと感じます。カーソルの移動が暴発して、材料やポーションを投げ飛ばしちゃうこともあるのは笑いました。
私自身はコンシューマー機が好きですが、これから遊ぶ方にはPC版を薦めたいかなと思いました。