スマートフォン向けゲームアプリ「テイルズ オブ ザ レイズ」オフライン版と、エンディングシナリオ「真実と記憶の物語」について。

テイルズ オブ ザ レイズ

8月に入ったあたりでエンディングシナリオを読んだのですが、どう咀嚼すべきかしばらく悩んでいたので感想記事が遅くなりました。

オフライン版への移行と動作について

告知に従って、事前に一括ダウンロードを済ませておいたお陰で、オフライン版への移行自体はスムーズでした。

テイルズ オブ ザ レイズ

テイルズ オブ ザ レイズ

メニュー項目の半数がディセーブルになっていて、寂しく感じます。

ちなみに、オフライン版ではプロフィール編集もできないというので、誰を設定しておくか悩まされました。
もちろん、ずっと設定していたミトス(通常魔鏡)は、馴染みがあるし、最終日までフレンドに活用されているようだったから変更しなくてもよかったのですが、永遠に固定されるとなると、そこは好きなキャラクターにすべきかなと思ったのです。
でもシリーズ全体を通して1人しか選びないとなると、リオン? ジューダス? クラトス? とぐるぐる悩んでしまい、結局、間をとってクルールで終了しました。

テイルズ オブ ザ レイズ

プロフィール編集や強化は、機能として残してくれても良いのにと思っていたのですが、エンディングシナリオを経て、観測が終わったあとのアプリはただの記録であって、干渉はできないと考えると仕方ないなと納得しました。
まぁ、ルームのクレス道場で編成はできるんですけれとね。

最終的なアプリサイズが合計11.24GBと重すぎて、私のスマホではいつまで残しておけるか悩ましいところです。

テイルズ オブ ザ レイズ

オフライン版をダウンロードできる期間中に端末を買い替えることも検討しましたが、エンディングシナリオを読んだ後は、むしろアプリを削除してティルナノーグへアクセス不能になった方が、この物語の結末に相応しいと考えるようになったので、惜しいけれど消すかもしれません。

エンディングシナリオ「真実と記憶の物語」全11話

4話までは、明るい後日談という雰囲気で、さまざまなキャラクターの様子を見ることができました。画面に収まる人数の多さに笑いました。

テイルズ オブ ザ レイズ

その一方で「魔物が増えている」という話もあることから、最終イベント「希望が繋いだ世界」中にフィリップが「異変が起きている」と話していたことを思い出し、いつ地獄に叩き落とされるんだろうと不安も感じながら読み進ることになりました。

しかし、ティルナノーグの消滅が目前であるとは予想していなかったので、絶句しました。

テイルズ オブ ザ レイズ

ワイズマンの解説で「急に量子力学が始まったぞ」と思いましたが、アプリゲームゆえの脆さをそういう風に表現して世界設定に組み込むことには唸らされました。サーバー上のプレイヤーデータが固有であること自体、観測者ごとのイメージの差だと言えるし、観測の停止によってこの世界の先を知る方法はなくなるというのは、正にサービス終了によって起こることですよね。
最近、サガエメを遊んでいるときも量子力学的世界だと感じていたのですが、まさかザレイズがもっとそちら寄りの解を出してくるとは思いませんでした。

テイルズ オブ ザ レイズ

それに、最後の最後にワイズマンが仕事するとも思っていませんでした。コラボイベント用の便利設定だと思っていたけれど、ある意味、アークの住人って我々プレイヤーみたいな存在だったと考えてもいいのでしょうか。

プレイヤーがティルナノーグを観測していた一人、と定義されたのは個人的に納得でした。

テイルズ オブ ザ レイズ

もともと、ルームや強化画面で聞けるキャラクター台詞には、明らかにイクスに話しているものと、プレイヤーに話しているものが混在していると思っていたので、プレイヤーって彼らから見て何者なんだろう、と不思議に思っていたのです。特にルームの出迎え台詞は謎でした。
ただ、作中でキャラクターたちが観測者を認識していたわけでないことも確定したので、納得した反面、矛盾を感じたりもしました。

各人を、閉じた世界となるティルナノーグに残すか元の世界に戻すか、という選択をプレイヤーに委ねられて、頭を抱えました。

テイルズ オブ ザ レイズ

私は、合理的に考えたら彼等を戻すことに意味はないと思いました。

  • 自分の世界に戻る過程で死ぬ可能性が99.9%
  • 記憶は保持されない
  • 元々の世界にはオリジナルの自分がいる

こう考えたら、戻すだけ無駄だ、というのが正直な気持ちでした。アレクセイ閣下が見事に同じ考えだったので、握手したくなったくらいです。

テイルズ オブ ザ レイズ

しかし戻りたい気持ちがある者は、二度と帰れないと確定した状況に置かれたらショックを受けるでしょう。こういうのは、気持ちの問題であって理屈ではないですからね。

そこで、積極的に戻りたい、もしくはティルナノーグにいたくないと思う要素がある者には生体封呪をしない、という基準を設けました。
しかし、これも結構大変でした。
例えば、戻りたい宣言をしたヴァンをオラクル騎士団ごと戻した場合、残ったルークやティアたちはどう感じる?と悩んでしまうところがありました。

テイルズ オブ ザ レイズ

もちろん、原作未プレイ組も詳しい事情が分からないのでネックでした。

これだけ悩みに悩んだ選択後の様子は、観測が打ち切られるからどうやっても見られないーーというのは、設定上当然だけれど、非常に気になってモヤモヤしました。それもまた、このシナリオの巧いところですね。

最後にエンドロールで諸々のプレイ記録が可視化されたのは、ちょっと面白かったです。

テイルズ オブ ザ レイズ

開けた宝箱の数やジャスト入力の回数なんて、こんな細かいデータを記録していたんですね。

2020年4月下旬にはじめてから、本当に楽しく遊ばせてもらいました。
プレイ開始時は「彷徨える大樹の精霊」イベント終了後だったのですが、当時はイベント期間が終わってもガシャが残っている仕様だったので、古代英雄を揃えることができました。4人で出撃する姿にワクワクしたのが私のザレイズの始まりだったので、オフライン版でも最後に4人で揃っていることに感動しました。

テイルズ オブ ザ レイズ

コメント

  • コメントはまだありません。

コメント登録

  • コメントを入力してください。
登録フォーム
名前
メール
URL
コメント
閲覧制限
投稿キー
(スパム対策に 投稿キー を半角で入力してください)