現在地:ストーリークリア
ストーリーをクリアしました。
まだ見つけていない発見物も、それ以前に読めていない図書も多数ありますし、世界地図もまだまだ空欄が多いです。
でもこの先は穴埋め作業なので、トロフィーもないSwitch版で完遂する気になるかは不明です。
以下、前回の続きからストーリー順感想です。
キッキを伝書鳩ならぬ伝書鷹として育成するところは、ウルゲンチの場所がわからなくて、N41・E60という情報だけをヒントに結構な距離を陸路で強行突破してしまいました。後でルシアも言っていた通り、様子以上に内陸の街でしたね。
これ以降、契約・報告のためにいちいちリスボンに帰らなくて良くなったので、キッキ様々です。戦闘でもお役立ちだし、もうキッキがいない頃には戻れません。キッキからしたら、いつの間にかご主人は下船していて、異邦人の船に残され便利に使われている状態で、内心は微妙かもしれませんが……。
その後はスパイス諸島への航路発見を請け負ったわけですが、大陸沿いに進んで行ったら、先にジパング(長崎)に辿り着いてしまい、慌ててスパイス諸島の方に戻りました。
場所はわかっていたのですが、スパイス諸島の辺りに行っただけでは航路を発見したことにならず、アンボンに辿り着く必要があり、ここでかなり手間取りました。
しかも、人質を取られてアーチボルドにスパイス諸島への航路を教えざるを得ず、この辺は我慢の展開でした。
スパイス諸島への航路をイギリスに漏らした咎で懲罰を受けることになったものの、期限が子爵になるまでという、「早く爵位を上げろ」という真意が透けて見える内容で、逆に国の思惑に乗るのが怖いなと思わされました。この後の展開を見てもそんなに複雑な背景はなく、有能な航海者である主人公たちが国から離れないように囲っておきたい、ということだとは思うのですけれどね。
序盤に金策として発見物報告をしていた成果なのか、名声は十分以上に溜まっていました。そのため懲罰イベント直後に「子爵ならすぐなれるぞ」と爵位をあげたのですが、その前に必要なフラグが立っていなかったので、先に進めなくて焦りました。
結局もう一つ爵位を上げて伯爵になったことで無事話が進みましたが、「ついに子爵になれる」と会話する3人に苦笑いしました。君たち、子爵を超えて伯爵になってますよ。
次の目標地はジパングでしたが、これは前述通り辿り着いていたのでパッと行って解決。
すると、そのまま東回りで世界一周して球体説わ立証するという話が出てきて、ここはワクワクしました。
しかし、そのジパングからアメリカまでは本当にきつい行程。補給できないので大陸に着く前に船員の反乱が起きて出発地に戻される、の繰り返しでした。ハワイ島に町があることを期待していたのですが、なかったですね。
ガレオン船より大きな船はないし、これで行けるはず、と思って愚直に挑戦を繰り返しました。よく考えたら、一度砲台とかを減らすべきだったんでしょうね。堺に造船所がないから、面倒くさがってしまったのが間違いだと思います。運良く樽に入った資材などを拾えたり、士気を回復できたりで最後はギリギリ届きました。成功するまでに合計4回くらい失敗したので、金を大幅に失ったけれど、もう金を使う機会もないから良いでしょう。
ようやく辿り着いた大陸の西側は、トルデシリャス条約のせいでいちいち忍び込めるかどうかの判定が入るので、正直面倒でした。
エスパーニャに対する不快感が増すゲームだと思います。これ、半分は笑い話ですが、こうやってエンターテインメントの敵役にすることで自然と敵愾心を育てているんだという陰謀論で読み解くこともできそうです。
そんなそんなで東回り世界一周の偉業を達成して、一躍英雄となった主人公に対し、ラスボスとしてアーチボルド戦が待ち構えていました。
卑劣な男だと思っていたけれど、時代に取り残されてしまった悲哀を感じたりもして、最後の戦いは少し物悲しかったです。
本当はアーチボルドが怒りをぶつけるべき相手は、主人公たちではなくイギリスだと思うのだけれど、海賊になって誇りを失っても、国に歯向かうという発想は出なかったのですかね。
その後は、任意のタイミングで船を降りサグレスに行くとエンディングを迎える、という仕様。
勲章授与で一旦エンディングとして区切り、その後を自由な探索時間としても良いところを、先に探索をさせて、自分でエンディングを迎えに行かせる、ということはマルチエンディングかと思いましたが、そういう説明はなかったですね。
世界中を巡る大冒険の末に主人公に与えられる栄誉が「母校の教職」という現実的な結末なのが面白いです。ルシアと結ばれないことは意外に思いましたけれど、チャマと再会する終わりにグッときたので、これで良かったと思います。